「アコギと出会う。」アメリカ特別編 Vol.1【Gibson Acoustic University 2024】

アミュプラザ博多店

アミュプラザ博多店店舗記事一覧

2024年10月27日

皆様こんにちばんは。島村楽器アミュプラザ博多店の荒木です。今回は8月上旬に参加しましたGibson Acoustic University 2024の様子をお届けいたします! アコースティックギターにハマるきっかけとなったGibsonの工場を訪問できることになり本当に嬉しく、光栄に思います。それでは […]

皆様こんにちばんは。島村楽器アミュプラザ博多店の荒木です。
今回は8月上旬に参加しましたGibson Acoustic University 2024の様子をお届けいたします!

アコースティックギターにハマるきっかけとなったGibsonの工場を訪問できることになり本当に嬉しく、光栄に思います。
それでは長くなりますがお楽しみください!

福岡から羽田、シアトルを経由してモンタナ州ボーズマンへ

事前チェックインを終えて荷物を送りだし素早く羽田へ移動します。
羽田空港第3ターミナルへ到着。

同行する弊社のギターバイヤー今井と合流し諸々の手続きを済ませます。
今回搭乗するのはデルタ航空DL166便で約10時間ほどのフライト。シアトル到着後は乗り換えを行い約2時間後にはボーズマンへ到着します。

この飛行機に乗りますよ。
難なくシアトルへ到着、初めてアメリカの地へ足を踏み入れます!緊張と興奮でよくわからない感情になっています。

ここで別便で到着した弊社代表取締役社長の廣瀬とも合流し、次のフライトへ準備します。

保安検査場を抜けた先にもお洒落なカフェやショップが並んでおりとても賑やかです。
ストリートミュージシャンのルーパーを使用した1人セッションに体を揺らしつつ搭乗口を目指します。
計3回のフライトを終えてようやく目的地である、モンタナ州ボーズマンへ到着です!
バゲージクレームには自然豊かなモンタナを象徴する動物たちのモニュメントがお出迎え。可愛いです。

他の参加ディーラーの方々やGibson Japanの皆様と合流しホテルへ向かいます。

天候にも恵まれ、素晴らしいスタートです!

到着初日はホテルへチェックイン後全員で夕食をとり明日からのスケジュールに備えます。

アメリカンサイズの洗礼を浴びます。感無量です。

DAY1 Gibson Montana Factory Tour & Learning

本日の行程はファクトリーの視察とGibsonについての勉強会です。

ホテルにてアメリカンな朝食をいただき待望のGibsonへ向かいます。
広大な土地と広い空に圧倒されます。。
ついに到着!夢のような瞬間です。

この工場は2年ほど前に改装と増築をされており工場内だけでなく、オフィスやショールームも美しい仕上がりです。

それではファクトリーツアーへ参ります。

ここからはGibson アコースティックが完成する流れをご紹介させていただきながら

特に欠かせない3つのポイントを押さえてGibsonへの愛情を深めて参りましょう。。!

1.Resaw/再製材エリア

まずは木工からのスタートです。


過去には大きな丸太の状態から買い付けを行っていましたが現在はある程度製材された状態のものを買い付け、使用しています。
仕入れた木材をこのエリアでさらに加工しそれぞれのパーツに使えるサイズまで再製材。
またその段階で約30日間ほどシーズニングを行い、モンタナの気候に慣らしていくとのこと。
モイスチャーコンテント(含水率)のコントロールも同時に進めていきます

ギブソンが使用するボディ材は基本的には2pのブックマッチ。
接合には背面から光を照射出来る専用の作業台を用いて狂いなく接合されます。

この使用されている作業台をはじめモンタナ工場ではチームスタッフより集められた意見をもとにオリジナルの機材も製作して使用している。
トップの成形に使用されるサンディングマシンも特注のもの。
ギブソンモンタナは1989年からのスタートですが、ここにはカラマズー工場時代から大事に使い続けられている機材も多数あります。

時代が変わるなかでも伝統的な製作を続けているギブソンならではの考え方と言えますね。

トップの仕上がりはサウンドにも直結する大事な部位ですので、サウンドホールを開けるタイミングにもこだわり含水率のチェックをしながら製作を進めます。
またトラディショナルな1pからモダンな3pなどのネックに関してもある程度はここで成型していきます。

2.White Wood/組み上げエリア

このエリアからぐっとアコギの形になっていきます!
先程のエリアでしっかり製材された木材たちが箱の形へ組まれていきます。

ボディサイド材、通称『リブ』と呼ばれているパーツの成形です。
美しいボディラインを描き、またトップとバックの鳴りを繋げる大事なパーツ。
浸水したサイド材を、高温のプレス機に5分ほどかけてボディサイドのくびれを成形します。
J-45、J-200、L-00など各モデルによってくびれ具合が異なるのでプレス機は一つではなく、各モデルのために用意されています。

ここからの続きはVol.2よりお届け!

お問い合わせ

在庫の状況もございますので、試奏・ご購入をご希望の際は予めお電話にて ギターアドバイザー 荒木宛 にご連絡頂くと、スムーズにご案内させて頂きます。

店舗名島村楽器アミュプラザ博多店
電話番号092-413-5415
電話番号(音楽教室直通)092-413-5420

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。