![CONTENTSリード選びで知っておきたい事人気のバンドーレン社の場合、次のように各部の厚みが異なるリードがラインナップされています。「ピッチが合わない」方チューニングについて最新情報を手に入れよう音楽をもっと楽しみたい方は音楽教室がおススメ♪お問い合わせリード選びで知っておきたい事 リードの番号を […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/hakata/wp-content/uploads/sites/143/2022/05/20220522-20170206-name.jpg)
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リード選びで知っておきたい事
リードの番号を「薄い」「厚い」と表現する方がいらっしゃいますが、数字でなくアルファベット表記がS(ソフト)M(ミディアム)H(ハード)であることからも明らかなように、「軟らかい」「硬い」が正解です。
同じ種類のリードであれば、2も4も同じ厚さなんです。リードの素材は天然植物、当然均質には作れないため、硬度や曲げに対する強さで材料段階で仕分けしてるんです。したがって、同じ「3番のリード」でも3半に近いものもあれば2半に近いものもあるわけで、リードのばらつきにお悩みの方は、ダダリオのジャズセレクト(1/3刻み)などを試してみてはいかがでしょうか。
人気のバンドーレン社の場合、次のように各部の厚みが異なるリードがラインナップされています。

薄いリードは明るく澄んだ音色を持ち、厚いリードは豊かでふくよかな音色を出します。ティップは、薄いほど柔らかい音色で音の立ち上がりが良くpが出しやすくなり、厚いほどしっかりした音になり大きな音が出ます。
もうひとつ、リードに入った等高線にもご注目を。「青箱(トラディショナル)」はリードの中央部分「ハート」が非常に厚くティップが非常に薄い、コシがあって先端部がセンシティブに反応するカットです。レスポンスがよく、音色を安定させやすいリードといえるでしょう。それに対して、「JAVA」はハートが薄く先端部は厚く出来ています。リードが震える部分「パレット」が広く柔軟性に富むカットです。よくジャズ向けといわれるのは、タンギングで細かいニュアンスをつけたりサブトーンを出しやすいからかもしれません。もちろん自分の奏法に合えば吹奏楽で使ったって構いません。
また「硬いリードでないと良い音色が出ない」なんて事はありません。「良い音色」を出すのはリードでなく演奏者です。さらに言えば「音色」は音楽を構成するさまざまな要素の中のひとつでしかありません。いくら美声の持ち主でも、言葉や文法を無視してでたらめに話しても相手には伝わらないし、音痴だと誰も歌を聞いてくれませんよね。さまざまなアーティキュレーション、ダイナミクス、ピッチや音色のコントロールができるよう、「吹き易い」カット・硬さのリードを選ぶのが良い音楽への早道ですよ。
カットの違い
クラリネット用リード

サックス用リード


「ピッチが合わない」方
特にクラリネットでは口の周りの筋肉が弱いうちから無理に固いリードを使って噛み癖が付いている方、チューニングの方法が間違っている方がほとんどです。練習していて下唇が切れてしまうという方は、歯並びが普通であればおそらく噛み過ぎです。普段使っているリードをつけたマウスピースだけで音を出してみてください(チューナーで正確に測る必要はありません)。実音Bb、Hが出ればOK、Cisは高すぎ、Cは要注意です。
チューニングについて
ブラスバンド、吹奏楽ではB♭に合わせますが、これはピストンを押さない状態で出す音で合わせたい金管楽器の都合なんです。木管はどうしてもピッチが不安定な音がありますから、例えばテナーサックスなんかは、すごく低くなる中音のドでチューニングをまじめにやると、ほかの音が全部高いという悲惨な状態になるわけです。
チューニングの音だけあってもしょうがないので、全体的にピッチが合う抜き代を見つけましょう。幸いクラリネットは抜けるところがたくさんあります。まず、チューニングのBbではなく開放のソが合うようにタルを抜きます。次にラ、シ♭とあがって、高い場合はもう少し抜きます。次にミ、レ、と降りて高ければ上-下管の間を抜きます。低ければソ、ラ、を高めに吹けば合う程度までタルを入れます。最後にレジスターキィを押さえたド(チューニングB♭)を吹いて、高ければベルを少し抜きます。オクターブ下のド、上のドを吹いて、どうしても合わない場合はそれぞれの抜き代を微調整、で完了です。
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