【アコギ・クラギ編】初心者にオススメな弦の選び方解説!【メンテナンス】

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2020年10月09日

*アコースティックギター・クラシックギターの弦の選び方をご紹介! ギター・ベースなどの弦楽器を弾くうえで大事なメンテナンスのひとつが[!!弦交換!!]です。]]その弦交換をする時に必要なのが[!!弦!!]ですよね。]]でもいざ弦コーナーに行ってみると種類が豊富すぎて分からない…という方も多いかと思い […]

アコースティックギター・クラシックギターの弦の選び方をご紹介!

ギター・ベースなどの弦楽器を弾くうえで大事なメンテナンスのひとつが弦交換です。
その弦交換をする時に必要なのがですよね。
でもいざ弦コーナーに行ってみると種類が豊富すぎて分からない…という方も多いかと思います。
今回はそんな方たちへ向けた弦の選び方をご紹介していきます!

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まずは弦を選ぶ時のポイントをチェック!

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弦を選ぶ時のポイント

どのギターやベースもまず弦を選ぶ時に見るべきポイントがあります!

  1. 弦の太さ(ゲージ)または張力(テンション)
  2. 弦の素材

これだけです!
まずはこのポイントを踏まえた上で、ご紹介していきます。

アコースティックギターの弦の選び方

こちらはアコースティックギターの弦の中でも使用されることの多い最もスタンダードな弦、ダダリオの弦を参考にパッケージの読み取り方を説明いたします。

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ゲージの種類

弦の太さの事を、ゲージといいます。
アコースティックギターのゲージは大きく分けて4種類あります。




■Extra Light(エクストラライト)
■Custom Light(カスタムライト)
■Light(ライト)
■Midium(ミディアム)

上から太くなっていく感じですね。
弦の太さが変わることによりサウンドに大きな影響を与えます。
音質的には弦が細いほど、煌びやかな線の細い繊細なサウンドになるようですよ!
ちなみに、一般的なアコースティックギターの弦の太さ(ゲージ)による基準は【ライト】になります!

※表記は同じでも弦メーカーによっては若干ですが太さが異なる場合があります。

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ゲージによる音の違い

Extra Light Gauge(エクトラライト)
【0.010-0.047】
特徴
弦のテンション(*1)感が非常に柔らかく長時間のプレイでも手が痛くなりにくく疲れにくい。
Fコードが弾けない、手が痛くて演奏に支障をきたしてしまう入門層にオススメ。
しかし音質的には弦が細いほど線の細い繊細なサウンドになり、シャカシャカしたサウンドになってしまう。
少し弦が切れやすいのも特徴。
1~6弦の太さ(インチ)
1弦:0.010 2弦:0.014 3弦:0.023
4弦:0.030 5弦:0.039 6弦:0.047
Custom Light(カスタムライト)
【0.011-0.052】
特徴
ライトゲージよりも繊細な音色、しかしエクストラライトよりは力強い低音がほしいという方にオススメ。
ライトゲージに近いサウンドを求めているがテンション感が弱い弦をお探しの方は押弦しやすいため弾きやすい弦です。
手が痛くない方が良いけど音に迫力も欲しい…という方向け。
1~6弦の太さ(インチ)
1弦:0.011 2弦:0.015 3弦:0.022
4弦:0.032 5弦:0.042 6弦:0.052
Light Gauge(ライト)
【0.012-0.053】
特徴
一番定番のゲージの弦。
まずこの太さの弦に張ってみて、自分に合う弦の太さを探ってみるのが良い。
テンション感も程ほどにありアコギ本来の鳴りを再現してくれる。
特徴として高音から低音までのバランスが良くどのサイズのギター、ジャンルにも適したゲージ。
1~6弦の太さ(インチ)
1弦:0.012 2弦:0.016 3弦:0.024
4弦:0.032 5弦:0.042 6弦:0.053
Medium(ミディアム)
【0.013-0.056】
特徴
テンション感が強く迫力のあるサウンドが魅力。
ハードなストローク(*2)やピッキング(*3)の強めな方にオススメ。
弦が太く抑えるのに少し力は要るが、パンチのある太いサウンドを出す事が可能。
しかしネックにかかるテンションが強いため、日本のような四季のある国では演奏後にチューニングを緩めネックにかかる負荷を軽減する作業が必須。
1~6弦の太さ(インチ)
1弦:0.013 2弦:0.017 3弦:0.026
4弦:0.035 5弦:0.045 6弦:0.056

(*1)テンション:弦の張力のこと。
(*2)ストローク:複数の弦をピックで「ジャカジャカ」と弾く動作のこと。基本的なギターの演奏方法の1つ。
(*3)ピッキング:ギターの演奏で弦をはじくことをすべてピッキングと呼ぶ。ピックを使ったり、指を使って行うフィンガーピッキングがある。

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弦の素材と特徴

一般的に使われているアコギの弦には、3種類あります。

  1. 80/20BRONZE(80/20ブロンズ)
  2. PHOSPHOR BRONZE(フォスファーブロンズ)
  3. コーティング弦

では、1つずつ特徴を説明していきましょう!

80/20BRONZE(80/20ブロンズ)

名称の通りブロンズを使っているのですが、銅80%、亜鉛20%の配合に因んで80/20BRONZEと記載されております。
耐久性は若干ですがPHOSPHOR BRONZEよりも短めで価格も少しお安くなっております。
色も黄色っぽい色味になっています。

音の特徴としては音の輪郭はハッキリせず太く、それでいてとても落ち着いたサウンドになります。
弦に個性を求めない方にはフラットなサウンドが得られやすくオススメです。
コード弾きや弾き語りに良く使われます。

PHOSPHOR BRONZE(フォスファーブロンズ)

主原料である銅に少量のリンを加えられた素材でできており、これによってサビ等への耐性が少し高くなり、通常の80/20 ブロンズ弦に比べ、総合的に耐久性が少し上がるというものになります。
色も若干赤みがかった色味になっています。
通常のブロンズ弦より若干寿命が長いです。

音の特徴は煌びやかで暖かみのある明るいサウンド。
現状、半数以上のメーカーが採用している素材です。
こちらはソロ弾きに良く使われます。

コーティング弦

『PHOSPHOR BRONZE』と『80/20BRONZE』弦の上にコーティングを施した弦です。
コーティングの仕方は生鳴りを損なわないコーティング、長寿命を第一に考えたコーティング等、各メーカーごとに様々な技術を駆使し開発されております。
コーティング弦といえば『エリクサー』が圧倒的な知名度を誇りますが、最近ではマーチン、ダダリオ、アーニーボールなど各メーカーがコーティング弦を発売しています。

参考までに出荷弦に『エリクサー』を採用しているギターブランドは『Taylor』、『Furch』、『Maton』、『Yamaha』等があげられます。

音色はフィンガリングノイズが出にくく煌びやかで美しい鈴なり音が特徴。
現代の音楽シーンにはサウンド的に非常に合いやすい弦ですが、泥臭さを求めたフォークや低音を必要とするプレイスタイルの方には低音のガツンとしたサウンドは抑えめで物足りなく感じる方もいるでしょう。

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アコースティックギター弦選びのポイントまとめ

  1. 最初にアコギに張られている弦は大抵ライトゲージ。同じサウンドを求めるならライトゲージが基本。
  2. 弦が細くなると押さえやすくなるが、低音のパワフルさのない繊細できらびやかなサウンドに。
  3. 弦が太くなると押さえづらくなるが、音に張りが出てパワフルサウンドが得られます。
  4. 80/20 ブロンズ弦はフラットなサウンドながらも太く落ち着いたサウンド。
  5. フォスファーブロンズ弦はきらびやかで輪郭のハッキリしたサウンド。

上記を踏まえた上で次は弦を選んでみてください!
今まで見ていなかった所や気にしていなかった所を重点的に見ながら弦を選ぶことによって、今までよりもきっと弦選びが楽しくなります。
音の違いや弾きやすさを確かめ、自分の音楽スタイルに合った弦を探してみてはいかがでしょうか!

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クラシックギターの弦の選び方

こちらも、アコギ同様有名なギター弦メーカーのダダリオの弦を参考にパッケージの読み取り方を説明いたします。
クラシックギターに使われる材質はエレキギターやフォークギターなどの金属製の弦に比べ柔軟性があり、切れにくいので寿命が長いと思われがちです。ですが、弦は見た目以上に時間とともに劣化しており、音や感触が悪くなっています。
感触や音で違和感を感じている方や、4弦~6弦の巻き弦の巻き線が錆びていたら交換をおすすめしています。ギターを弾く頻度や使用環境などにより、1か月~3か月程度が目安かもしれません!

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テンションの種類

弦の張力の事を、テンションといい、張りの強さで選びます。
クラシックギターのテンションは大きく分けて3種類あります。(メーカーによっては3つ以上に細かく分けている所もあります)

■ライト・テンション(ロー・テンション)
■ノーマル・テンション(ミディアム・テンション)
■ハード・テンション(ハイ・テンション)

上から強くなっていく感じですね。
クラシックギター弦も弦の張力が変わることによりサウンドに大きな影響を与えます。
一般的なクラシックギターの弦の張力(テンション)による基準は【ノーマル・テンション】になります!

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テンションによる音の違い

ライト・テンション(ロー・テンション)
特徴
張力が弱めの弦。左手で弦を押さえやすく、右手の弾弦も軽い印象となります。
音はより柔らかめで落ち着いた響きのものが多く、強く弾きすぎるとビビり(*4)やノイズが混じったり、押さえ方が雑だと音程が悪くなる傾向です。
ノーマル・テンション(ミディアム・テンション)
特徴
各メーカーに設定がありますがまずノーマルをお薦めすることが多いです。一度ノーマルテンションをギターに張ってみて、使ってみてメーカーやブランドの印象を掴んでから他のテンションを試す方が多いです。
ハード・テンション(ハイ・テンション)
特徴
張力が強めの弦。音にも張りが出て、しっかりした芯のあるタッチ感で、輝きのある音色となります。
右手の弾弦は固い印象となり、音はより煌びやかで輝きがあるものが多く、左手の弦の押さえ方にも一定の力が必要です。


(*4)ビビり:弾いた弦が振動したままフレットにあたり「ビィィーン」という音が出てしまう事

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弦の素材と特徴

一般的に使われているクラギの弦には、3種類あります。

  1. ナイロン弦
  2. フロロカーボン弦
  3. ガット弦

では、1つずつ特徴を説明していきましょう!

ナイロン弦

一般的にナイロン弦が標準的な素材ですが、材質の性質上、太くなると音色がぼやける傾向にあります。
これを回避するために開発されたのがカーボン弦です。

フロロカーボン弦

「フロロカーボン」製の弦は細めで音色もクリアーですが、比重が大きいので弦を細くすることができるため、テンションが少し高めの印象です。

ガット弦

ナイロン弦より、より柔らかい音色になります。
深みも出せるので音色は抜群でお勧めですが、羊の腸を使っているため非常にデリケートです。
また、個体差があり初心者にはチューニングが難しいというのも難点です。
この点で、耐久性が高いナイロン弦が主流になりました。

弦の精度について

実はナイロン弦は(断面が)真円になるように作るのが非常に困難だと言われています。
事実、製品によっては高音弦の音程が気になる場合も…。
弾いていて気になる場合は弦の精度に拘るのも一つです。
音程(ピッチ)は音楽的に弾くために重要な要素の一つですので、精度の良い物を選ぶこともおすすめです。

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クラシックギター弦選びのポイントまとめ

  1. 最初にクラシックギターに張られている弦は大抵ノーマル・テンション(ミディアム・テンション)のナイロン弦。
  2. ライト・テンション(ロー・テンション)弦は軽いタッチで押さえやすい反面、ややハリがなく輪郭がぼやけた音色になりがち。
  3. ノーマル・テンション(ミディアム・テンション)弦は音色も全体的にバランスがよく、硬すぎず柔らかすぎずクセのない音色が特徴
  4. ハード・テンション(ハイ・テンション)弦は張力が強く、レスポンス・立ち上がりのよいハリのある音になる。
  5. ガット弦はやわらかい音色になるが、デリケートな為初心者にはチューニングが難しい。

上記を踏まえた上で次は弦を選んでみてください!
クラシックギターの弦はメーカーによってはもっと細かく分けられていることがあるのですが、基本を覚えておけば問題なしです!
音の違いや弾きやすさを確かめ、自分の音楽スタイルに合った弦を探してみてはいかがでしょうか!

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