【アコースティックギター】『うれしはずかし弾き語り』番外編~Fになんて負けないで!!~

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2016年06月07日

Fコードと仲良くなってもっと楽しいアコギライフを!!

皆さまこんにちは!
6月中はジャケットを着て乗り越えたいアコースティックギター担当の清水です!
今回は『うれしはずかし弾き語り』の番外編ということで…
弾けそうで弾けない!?Fコードのコツを私なりに伝授しちゃいます!]
]お客様とお話しする中で「Fコードがうまく弾けなくてギターを諦めてしまった…」なんていう声も少なからず耳にします。
折角始めた楽しいはずのギターがいつの間にかお客様を苦しめているわけです。
でもFコードが出来ないだけで諦めるなんてもったいない!と思うわけなのです。
何故ならその先には素晴らしい世界が待っているからなのであります。
アコギの楽しさをもっと伝え広めたい私としてはこの事態を放っておくわけにはいきません!
ということで、Fコードで苦戦を強いられてる方には是非ともご参考にして頂きたいのです。
というわけで先ずは私のいつもの押さえ方(フォーム)をご覧ください。

清水流Fコードのフォーム

Fコード 押さえ方 正面

正面から見るとこんな感じです。]
]

Fコード 押さえ方 横

横から見たところです。]
]

Fコード 押さえ方 上から

上から見たところです。]
]

Fコード 押さえ方 後ろ

後ろから見たところ。親指の位置はネックのちょうど真ん中辺りです。
Cコードのようにネックを握ってしまうと人差し指が届かなくなるので注意です。

と、まぁこんな感じです。
このようにFコードは人差し指で複数の弦を押さえる(セーハ)のですが…
どうやらこのセーハがうまくいかないことによって音がちゃんと鳴らないというのがFコードをうまく弾けない原因の一つになっているようです。
さて、おさらいになりますがFコードの押さえ方はコード表ではこのようになっています。

Fコード ギター 押さえ方

これこれ、よく見るヤツですよね。
この表を見る限りでは人差し指は1フレットを6弦から1弦まで全て押さえています。
「人差し指1本で全部の弦なんて押さえられないよ~」と思ったあなた!実は全部の弦を押さえなくても良いんです!
「でもコード表には全部押さえろって書いてるやん!」と思いますよね。実はここが大きなポイントだと私は考えます。
確かにFコードのフォームは上記の押さえ方間違いはないです。
しかし!しかしですよ、よく考えてみてください。
1フレットを全部押さえても5弦、4弦、3弦は他の指で押さえてしまっていますよね。
と、いうことは…人差し指で5弦、4弦、3弦を押さえる必要がないということなんです!
つまり、人差し指で押さえないといけないのは6弦、2弦、1弦ということになります。
1フレットの6本の弦を全て人差し指で押さえなくても良いのです。
となれば力の入れ方が変わってきますよね。
人差し指の指先と指の根元に意識をするイメージになります。※下記参照

Fコード 意識する場所]
]

あとは人差し指のどの辺りでセーハするかということですが…

Fコード 人差し指 押さえる場所

正面(指の腹)ではなく]
]

Fコード 人差し指 押さえる場所

この辺りで押さえます。

こうすれば無駄に力を入れなくて済みますしフォームを保つのも楽になります。
それでは実際に音を出してみます。

私はもう慣れてしまっていますがもちろん初めから綺麗に鳴らせたわけではありません。
慣れていない方は無理せず少しずつ練習してください。(無理してFばっかり長時間練習しないのが秘訣です)
しっかり押さえているつもりでも綺麗に音が鳴らない場合は6弦から順番に1本ずつ鳴らしてみてください。
どの弦が押さえられていて、どの弦が押さえられていないのかがすぐに分かります。
あとは音が綺麗に鳴っていない原因(押さえる力が足りない、隣の弦に触れている等)をつきとめてフォームを修正していけば良いと思います。]
]では、前述のコツを聞いてもどうしてもうまく弾けない方やもっと楽に押さえたい方へ。
とっておきの方法を伝授いたします。
実際に押さえてみますね。

Fコード 簡略 押さえ方

ジャジャーン!なんと!人差し指はセーハしていません!
正確に言うと人差し指は2弦と1弦のみセーハしています。
どことなくCコードにも似ていますね。
コード表で見るとつまりこういうことになります。

Fコード ギター 簡単

はい、人差し指は2弦と1弦をセーハしていますね。
そして良く見ると6弦に×マークが入っているのが分かります。
コード表にある×マークは「この弦は鳴らしてはいけない」という意味です。
つまり押さえなくてもOKということなので親指で少し触れてミュートします。
この時、可能であれば親指で6弦1フレットを押さえてしまっても構いません。
むしろそうした方が厳密に言うと良いです。
それは何故かと言うと、6弦1フレットの音がF(ファ)の音だからです。
本来ならこの「6弦1フレットのF」をベース音に構成されているのがFコードなのです。
つまり本来なら鳴らさなければならない音ということです。
「じゃあさっきのフォームはインチキじゃないか!」と思う方もいるかも知れません。
しかし、実は某有名バンドの超人気ヴォーカリストもFコードは簡略Fで弾いていたりします。
あくまで私の持論ではありますがジャカジャカストロークする場合はFの雰囲気が出ていればOK!なんです。
特にバンドともなれば他に色んな楽器の音が出ています。
たくさんの音の中で6弦1フレットのF(ファ)の音をピンポイントで聴いている人はまずいないと思います。
これは弾き語りでも同じことが言えると考えています。(あくまで私の持論です)
もちろん6弦1フレットのF(ファ)の音が出ていることが理想なのは言うまでもありません。
でも一流アーティストでも簡略した押さえ方をしているのです。
もちろん音にこだわることは大変素晴らしいですが自分流で良いと思うわけなのです。
雰囲気が伝わればOK!だと私は思っています。
では試しにどれくらい聴こえ方が違うのか検証してみましょう。

如何でしょうか。
耳をすませば音の違いは分かるかも知れません。
でも簡略したFでも十分雰囲気は伝わっていると思いませんか?
つまるところ「低音が必要ならきちんとしたFで弾けば良いし、どうしても難しい場合や低音が不要な場合は簡略したFでも良い」と私は結論付けました。(私の持論ですよ)
斉藤和義さんの『ギター』という曲で「Fになんて負けないで 自分流に押さえりゃ良いのさ」という歌詞があります。
超一流の斉藤さんもこんな風に言ってるんです。なんだか安心しますよね。]
]

ちなみに…今回使用したギターはこちら

YAMAHA LL16 ARE

メーカー 品番 カラー メーカー希望小売価格 販売価格
YAMAHA LL16 ARE NT ¥108,000(税込) ¥91,800(税込)

私の大好きなギターです。
ARE処理が施されていて何年も弾き込んだ様な味わい深い音が魅力の1本。
低音の迫力、高音のジャリッとした感じがいつまでも弾いていたくなります。
弾き語りをしたい方には是非一度弾いてみて頂きたいギターです。]
]

最後にひとこと

難しいことにチャレンジすることはとても素敵なことだと思います。
でも、少しだけ考え方を変えて楽しんじゃうのもとっても素敵なことだと思うんです。
皆様には是非、ギターをもっと好きになって頂きたいと思っております。
もっともっとギターを楽しんで頂きたいと思っています。
私達はそのお手伝いをするためにお客様のご来店を心よりお待ち致しております。
この記事を読んでくださった方がFコードを楽しく弾けるようになれますように。]
]それでは最後に1曲聴いて頂きましょう。
私清水がカヴァーした斉藤和義さんの『ギター』です。

ご清聴ありがとうございます。
記念すべき第1回の『うれしはずかし弾き語り』からお送りしました。
それでは皆さま、また店頭でお会いしましょう。
最後までご精読頂きありがとうございます。

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