![*5月17日(木)第六回発達障碍ピアノレッスン情報交換会を開催致しました みなさまこんにちは。市川コルトンプラザ店店長の石井と申します。]]今回で第六回となる「発達障碍ピアノレッスン情報交換会」ですが、5月17日(木)にピアノショールーム市川コルトンプラザ店にて開催致しました!]] ***発達障碍ピ […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/colton/wp-content/uploads/sites/36/2018/05/20180517-zentai.jpeg)
5月17日(木)第六回発達障碍ピアノレッスン情報交換会を開催致しました
みなさまこんにちは。市川コルトンプラザ店店長の石井と申します。
今回で第六回となる「発達障碍ピアノレッスン情報交換会」ですが、5月17日(木)にピアノショールーム市川コルトンプラザ店にて開催致しました!
発達障碍ピアノレッスン情報交換会とは
ADHD、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害など、様々な障碍を抱える生徒様に対するピアノレッスンを、どのように行っていくか、また生徒様とどのように接したら良いかを一緒に学び、意見交換を行う情報交換会です。
「発達障碍を持つ生徒様にどのようにアプローチしていけば良いのだろう」という漠然とした悩みを抱えたピアノの先生が、悩みを相談しあい、情報交換を出来る「寺子屋」のようでありたい、とピアノを教える先生方主体で発足したのがはじまりです。※セミナーではなく、先生方主体の情報交換会です!
もともとは「発達障害でもピアノが弾けますか?」や「知っておきたい幼児の特性」を執筆された中嶋恵美子先生が発起人となり、立ち上がった勉強会で、東京では「発達障碍ピアノレッスン京浜地区」として、スター楽器様にて行われております。
島村楽器としてもお力になりたい!と強く思い、この度発達障碍ピアノレッスン情報交換会千葉地区を発足致しました。
こちらの勉強会は楽器店も、地域の先生方も垣根を超えて開催している勉強会です。※運営の先生のブログより引用させて頂きました
運営されている小林先生のブログはこちらをクリック
もちろん島村楽器でも様々な生徒様のお力になれるよう、多くの科コースをご用意してお待ちしておりますので、ご相談は市川コルトンプラザ店 店長:石井(いしい)までいつでもお気軽にご連絡くださいませ。
今回はゲストに佐野安子先生をお迎えしました
「やすこ先生のお店」で知られる佐野安子先生にお越しいただき、普段レッスンで心掛けていることや、使用教材をお伺いしました!
佐野安子先生に関してのご紹介はこちらをクリック
安子先生のモットー「生徒の自主性を育み、自信を引き出すレッスンを」
今回の情報交換会では安子先生に素晴らしいレジュメを作成頂き、お話し頂きました。
その中で先生が大切にされていることをお教えいただきましたのでご紹介させていただきます。
まず、レッスンよりも前に「人と人」というところを大切にしているとのことです。
○先生と生徒で信頼関係を築く
○心と身体の成長を促す
○積極性を引き出す
○自発的に物事に取り組む
○成功体験を積み重ね、自身をつけさせる
もともと成果が出るまで時間がかかるピアノの演奏。いかにあきらめずに続けるかは生徒様だけでなく保護者の方とも信頼関係を築くことが大切、とお話し頂きました。
また、お話しの中で「良いところを見つけてほめる」ということも、大切なポイントとして挙げていらっしゃいました。
発達障碍の生徒様の場合、普段から怒られることは多いけど、褒められることは少ない、、、。なので良いところを見つけてほめる!とのことです。
例えば、「お教室までは来たけれど、レッスン室に入ることが出来ない。」という生徒様がいらした場合も「でも知らないところにちゃんと来ることが出来たね!」とほめて、出席シールを貼ってあげるようにする、と仰せでした。
そうすることで少しずつ慣れてもらい、徐々にお教室の中に入れるように、ピアノに触ることが出来るように、と関係性を築いていくとのことです。
発達障碍の生徒様へレッスンをする上で大切にしている8つのこと
その①生徒様との距離感
話しかけ方、働きかけをそれぞれの生徒様によって工夫します
その②視覚的支援
教具、便利ツールを活用します(後程教具の一部をご紹介させていただきます!)
その③感覚的な学び
視覚的な支援や口頭での説明では習得が難しい場合、体感して納得してもらうよう工夫します
その④あいさつの重視
礼儀やマナーも大切なこと。コミュニケーションの幅を広げる為にも重視します
その⑤準備する・片付ける習慣
箱にしまう、袋に入れてファスナーを締める、先生のところまで持ってくる、等、準備・片付けも指導します
その⑥対象生徒に合う指導法、指導計画
がちがちに固めず、今その生徒様に伝えたいことはなにか、重点を絞ってその日の指導をするよう工夫します
その⑦何らかの音楽的な学びに繋げる
お子様は遊びの中から大切なことを学んでいきます。ただの遊びにならないように、音楽的な学びに繋げるよう工夫します
その⑧貸し出す
教具は家で復習するために貸し出します。復習することで覚えることが出来、その後のレッスンもスムーズになります
レッスン使用教具のご紹介
普段レッスンで使用している教具及び便利ツールをご紹介頂きました。
音の階段
こちらは本物の鍵盤と同じサイズの鍵盤です。
ピアノから離れてまずは「音の高低と並びの一致」を学ぶことが出来ます。
その後鍵盤の移行もしやすいように、1オクターブ幅で作られています。
卓上で学んだのち、鍵盤上に階段を乗せて学ぶことが出来ます!
鍵盤パズル
ドの音がどこかわからない、、、という生徒様にはこちらの鍵盤パズルを使用してお教えします。
こちらの鍵盤はこのようにドレミとファソラシが分かれており、それぞれに黒鍵が2つ、黒鍵が3つ、と認識することが出来ます。
このカードを見せて、黒鍵が2つのカードの黒鍵に、指をチョキにしてのせて「チョキの隣の親指がド」と教えるとのことです。
それでもどこに同じカードが重なるか分からない!という場合は
このように逆さまにして一致させるようお教えするとのことです!
PITATAまんじゅう
こちらは手首の高さ、そして指の形を覚えるのに使用します。
このように上から手を載せて、おまんじゅう(!?)を握ると、自然と指の形、手の形を覚えることが出来ます!
おじぎさん
こちらはレッスン前や後のお辞儀を教えるのに活用します。
女の子は前で手を閉じて(おじぎさん)男の子は横に手をつけて(おじぎくん)見てすぐわかるようになっています。
学校でもお辞儀は習いますが、レッスンでもちゃんとお辞儀が出来るようにお教えしているとのことです!
最後は皆様でパチリ
お忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございました!
佐野先生、素晴らしいお話を誠にありがとうございました。
次回開催日のご案内
日にち | 時間 | 場所 | 参加費 |
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7月26日(木) | 10:30~12:30 | 島村楽器ピアノショールーム市川コルトンプラザ店店内FORESUT HALL(フォレストホール) | ¥200(税込) |
次回もゲストに「佐野安子先生」をお迎えする予定です!
こちらの勉強会は毎回参加しなければならないものではございません。第七回からでもご自由にご参加くださいませ。
当店展示ピアノのご紹介
市川コルトンプラザ店には様々なメーカーの電子ピアノが約35台展示してあります。
ピアノをお考えの方は是非こちらをご覧くださいませ。
当店音楽教室のご案内
コルトンプラザ店ではピアノをはじめ様々な音楽レッスンを行っております。
お問い合わせ
島村楽器市川コルトンプラザ店
電話 | 047-370-1212 |
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担当 | 石井(イシイ) |
アクセス | 〒272-0015 千葉県市川市鬼高1-1-1 ニッケコルトンプラザ3F地図 ・JR線「本八幡駅」下車、南口より 徒歩10分 北口より無料シャトルバスをご用意しております。 ・JR線「下総中山駅」下車、改札口より 徒歩10分 ・京成線「鬼越駅」下車、改札口より 徒歩5分 |
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