C.BECHSTEIN 12N (ベヒシュタイン)が入荷しました!

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2025年06月29日

世界三大ピアノの一つであるベヒシュタイン12Nが入荷しました!

ひとたび弾いてみると奥行きのある暖かい音に包まれます。そしてこの奏でられた音を聴けば聴くほどほど、この暖かさに隠された煌びやかな部分に気付かされます。柔らかい音色にもかかわらず、音の輪郭がくっきりと浮かび上がってくる様子を是非店頭にてご体感下さい。

高さ114cmの小型アップライトピアノで、頑丈な鉄骨フレーム、高いテンションの弦、総アグラフの採用などによって弦の振動をあまり鉄骨フレームに響かせずに透明度の高い音色を実現しています。

色彩感ある音色

ベヒシュタインN12は柔らかい音色ではありますが、それでいて色彩感ある響きですので、一音一音が埋もれることなく旋律がしっかりと聴こえてきます。これによって演奏する時に自由に特定のメロディーを強調したり、あるいは特定の和音を際立たせることができ、より生き生きとした表現が出来るようになります。

この効果を生むために、ベヒシュタインは金属的な音を排除して響板を振動させることに重きを置いています。

ベヒシュタインの代名詞といえる総アグラフ↓

総アグラフはこの写真のように弦一本一本を穴に通すことで、弦とフレームを接触させず、金属的な響きを除去させる製法です。さらに弦の間隔を等しく保ち、ピアノの音全体の統一感を保つ効果もあります。

鍵盤の重さ自体は48gと標準的な重さですが、ベヒシュタインは鍵盤の抵抗感となめらかさのバランスも追求したアクションになっています。ただなめらかでいいというわけではなく、程よい抵抗感があることによって演奏者の表現したい音を反映してくれるというわけですね。ハンマーフェルトはきれいに表面を仕上げ、毛羽を取っているため年数が経っても環境の変化に左右されにくい仕様になっていおります。

今回入荷されたこちらのベヒシュタインN12は1968年製ですが、内装の弦やハンマーなども非常に良い状態で保たれております。

ベヒシュタインは、「引き算の美学」を究極まで追求したピアノブランド

鍵盤蓋や上前板などは緩やかな曲線を描きます。このようなシンプルなデザインは造りの善し悪しがはっきり出やすいということがあるため、このようなデザインはベヒシュタインが高品質であるという自信の表れであるともいえます。

ベヒシュタインはドイツの伝統あるピアノ製作から生まれ、パーツはハンマーヘッドに至るまで、今もすべてドイツの工房内で厳選のうえ組み立てられています

またベヒシュタインは「アップライトはグランドピアノの代替品ではない」という命題を掲げていて、アップライトだからこそ奏でられる音色の良さを大事にしています。

ぜひ店頭にてこちらの「King of Upright」なベヒシュタインの音色を体感してみてください!

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。