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1.普通のピアノと電子ピアノは何が違いますか?
店頭にて電子ピアノの接客をしていると、色々な質問がお客様より出てきます。このページでは、よくお客様に聞かれる質問をQ&A方式で載せています。電子ピアノ購入にあたり悩んでいる方はこのページをご覧ください。疑問解決の一助となれば幸いです。(*私の個人的な見解もあります。ご了承ください。)
簡単にいえば、本物のピアノを電子で再現したものが電子ピアノです。
そのメリットとしては、
- 音を小さくできる。
- 調律がいらない。
- 手ごろな価格とコンパクトなサイズ。
では逆にデメリットはなんでしょうか?
- 表現力の限界・・・本物のピアノは、弦をハンマーで物理的にたたくことで音を発音します。その表現は無限といってよいでしょう。それに対し、電子ピアノはあくまで本物に近いけれど、ヴァーチャルリアリティの世界です。
- 鍵盤の感触の限界・・・こちらも理由は同様です。しかし近年はかなりリアルにタッチ感を追求したモデルもあります。しかしながらそのタッチから出てくる音との関係も不可分であるので、完全に本物同様とはいきません。
結論としましては、ピアノの教室で習う時は本物のピアノを使うわけなので、本物のピアノの方が絶対に良いです。しかしながら、昨今は住宅事情などからどうしても大きな音が出せない家庭が増えています。そういった場合の選択肢として電子ピアノがあるとお考え下さい。もし、本物のピアノにも興味が出てきた方は、こちらをご覧ください。
2.安い電子ピアノと高い電子ピアノは何が違うんですか?
電子ピアノは1.で述べたように、本物のピアノを再現しようとしているのが電子ピアノで、お値段が高くなればなるほど、本物のピアノに近づきます。現在当店で展示している電子ピアノの価格帯別おすすめ電子ピアノを紹介しているページがありますので、こちらをご覧ください。(カテゴリー内でもその価格より若干高いものの含まれていますが、基本的にそのカテゴリーに位置するモデルと解釈してください。)
3.子供がいつまで続くかわからないから安い電子ピアノで大丈夫ですか?
もしかしたら、もっとも多い質問かもしれません。では、そもそもピアノのレッスンはどんなことをするのでしょうか?
子どものピアノレッスンについてはこちらのページで詳しく書いておりますので、ご覧ください。
という訳で、当然高ければ高いほど、上記の表現がしやすいので、レッスンでつまづく確率も減ります。とはいえ、子供にいくつか習い事をさせていた一人の親としては、「もし続かなかったら無駄なお金になるんじゃないか」という不安もよくわかります。そこで、こんな風に答えています。「もし、ある程度続けて、せめて自分で楽譜を買ってきて趣味程度に弾ける実力になれば良いということであれば20万円あたりのモデル以上を買えば問題ありません。木製鍵盤になりますし、スピーカーも4つ以上備えています。」とお伝えしています。
4.電子ピアノを購入するときは、習う先生に聞いた方が良いですか?
まず、先生は誰よりも本物のピアノの良さがわかっています。それだけに電子ピアノに詳しい先生はあまりいません。(例外の方もいらっしゃるとは思いますが・・・。)電子ピアノに関しましては楽器店の電子ピアノ担当の方が詳しいとはいえるでしょう。
5.電子ピアノのメーカーはどこが良いですか?
日本国内では基本的に5社しかありません。ヤマハ、カワイ、ローランド、カシオ、コルグです。各メーカーの特徴はこちらのページをご覧ください。それぞれに良いところがありますので、私としてはメーカーを始めから決めつけない方が良いかとは思います。
6.本物のピアノに最も近いものはどれですか?
これもよくある質問です。逆に私からこう質問します。「どんなピアノに近いのが良いでしょうか?」つまり、本物のピアノも色々個性があるのです。確かに電子ピアノは、高ければ高いほど本物のピアノに近くなるのですが、5.でのお話通り、各メーカーそれぞれのこだわりがります。なので、最終的には好みの問題になります。
7.木製鍵盤ってそんなに良いんですか?
木製鍵盤と樹脂鍵盤では、密度感が違います。「ボールを打つ時に、木のバットとプラスティックのバットで打つのでは感覚が違いますよね。それくらい違います。」と答えています。電子ピアノで本物のピアノに少しでも近づけるためにはやはり木製鍵盤が良いです。
8.家でヘッドホンでしかやらない。スピーカーはそんなに関係ないのでは?
私も、子供が小さい時はヘッドホンで弾こうと思ったのですが、ヘッドホンで弾き続けるとすごく気持ちが閉鎖的になる気がして(個人の見解です)、小さな音でスピーカーから出すようになりました。まして小さなお子様なら、なおさらヘッドホンは窮屈でしょう。そんな小さい音を出すときに、スピーカーの数が多いと自分の耳の近くにスピーカーがある場合が増えてきますので、意外と小さな音でも自分の耳には届きやすくなります。せめて4スピーカー以上を選びたいところです。
いかがでしょうか?もっと詳しい話を聞きたいなどありましたら、電子ピアノ担当の田上までお気軽にお問い合わせください。
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