リードの選び方
カットの違い
リードにはカットの違いがあり、「ファイルドカット」、「アンファイルドカット」の2種類に分けられます。どちらの音が好きかはお好みですので、カットの違いを意識して使ってみるのも面白いですよ。
●ファイルドカット・・・比較的、音の立ち上がりが早く、全体的に明るめの音色。クラシック・吹奏楽向き。
●アンファイルドカット・・・比較的、ダークで落ち着きのある音色。特にサックス用のリードでは、クラシックよりジャズ向き。
メーカーの違い
音色
メーカーの違いはこちろんですが品番によっても音色が大きく異なります。これは、使われている木の種類(ケーン)や製法の違いによるものです。
・柔らかい音色が出しやすいリード
・はっきりとした音が鳴らしやすいリード
・低音で重厚な音色が鳴りやすいリード
など品番によって得意な音色が変わります。自分の楽器や演奏する曲に合わせたリードを使い分けることで思い通りの演奏に一歩近づくことができるはずです!
吹き心地
リードには2、2.5(2 1/2)、3、3.5(3 1/2)ど吹き心地や厚さを示す数字がふられています。自分に合うのは何番のリードか、いろんな種類を試された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リード選びの大変なところは、同じ番号であってもメーカーが変われば吹き心地も変わってしまうというところです。例えばバンドレンの3で吹いている人が、グランドコンサートの3で吹いたときに、いつもより重い抵抗感を感じたり、逆に軽く感じたりすることがあります。
メーカーによってリードの製造方法が異なったり、削り方が変わることで吹き心地にもダイレクトに影響を与えます。
クラリネット
Vandoren
トラディショナル
長年にわたって高い評価を得ている一番幅広く使われているリードで、どんなスタイルの音楽にも合います。主な特質は、全音域にわたりレスポンスが素晴らしく、最高音のピアニッシモでのアタックも可能です。柔軟なので、音程のインターバルが大きい場合でも音が豊かで、サウンドの芯と輝きを持ちながら、レガートやスタッカートが楽にできます。
V12
アルトサクソフォン用リードと同じ太さのケーンから作られます。したがって、ヒールが厚く、トラディショナルより若干ティップが厚く、パレットが長くカットされています。パレットが長いということは、振動しやすく深く豊かな音になります。ティップが厚いことは、最適なアタックが得られ、その上耐久性が増します。E♭クラリネット用とバス・クラリネット用も追加され、それぞれあたたかく豊かで力強いサウンドです。
V21
56ルピックと同様の円錐形とV.12のカットの形状を組み合わせてデザインされました。その結果、全音域でより吹きやすくなり、あたたかな、深みのある音が出せるようになりました。また鮮明な響きで、反応のよさも抜群です。広い音域での跳躍も均一で豊かな音で演奏することができる完璧なリードです。
Rico
さまざまな演奏場面に対応するリコ・リードは、もっともしなやかなグレードのケーンから作られています。その使いやすさ、手ごろな価格、便利なパッケージのオプションなどにより、1930年代から多くの演奏家達に愛用されてきました。特に、ジャズシーンでの絶大な人気は今も衰えることなく、往年の名手達の名演を支えてきたのもリコ・リードでした。ジャズの歴史と共に、そして今なお世界中の演奏者から支持されているリードです。
D'Addario WOODWINDS
レゼルヴ スタンダード
リード自体に厚みをおさえ、まとまりのある音色に仕上げました。カット部分は短めで、低音から高音まで均一に鳴らすことが可能です。先端の厚みをおさえ、レスポンスの良さを追求しました。
レゼルヴ クラシック
リード自体に厚みをもたせ、深みのある音色に仕上げました。カット部分は長めで、振動しやすく柔軟性があります。先端はやや厚めで、アーティキュレーションを明確に付けることができます。
レゼルヴ エボリューション
Reserveシリーズの中で一番ヒールが厚いリードです。丸みのある、暖かく柔軟性に富んだ音色。リードの中央部(スパイン)を重くしたことにより遠くに飛ぶ音を実現。
サックス
Vandoren
トラディショナル
このリードは、長年にわたって高い評価を得ている一番幅広く使われているリードです。非常に薄いティップからきわめてピュアな音質が生み出されるようにデザインされており、また振動する部分のコシが強くJAVAやV16よりもパレットが厚くなっています。
V.12
厚めのヒールと長めにされたパレットが特徴で、その結果振動部分が広くなり、より深く豊かな音が得られます。 また、正確な発音、均一な響き、よくコントロールされた高音域、あたたかくベルベットのような音など、V.12ならではの魅力がいっぱいです。
V21
透明感があり、非常にあたたかく芯のある音で、音の伸びもずば抜けており、正確なアーティキュレーションと、間隔の広い跳躍も容易に演奏できます。
V16
アメリカ人ジャズミュージシャンの要望に応えるべく、1993年に発表されました(JAVAをもう少し厚くしたもの)。V16はトラディショナルよりも先端部が厚くパレットが長めです。サウンドはより輝きがあり、より振動するので、特にあらゆる新しいスタイルの音楽に適しています。
Rico
さまざまな演奏場面に対応するリコ・リードは、もっともしなやかなグレードのケーンから作られています。その使いやすさ、手ごろな価格、便利なパッケージのオプションなどにより、1930年代から多くの演奏家達に愛用されてきました。特に、ジャズシーンでの絶大な人気は今も衰えることなく、往年の名手達の名演を支えてきたのもリコ・リードでした。ジャズの歴史と共に、そして今なお世界中の演奏者から支持されているリードです。
Rico G.C.SELECT
集めのティップ(リード先端部)は、アルティシモの音域でのコントロールを高めています。長めのヴァンプ(カット部分)が、リードの瞬発を高め、反応を良くしています。発音しやすいよう、厚めのハート(リード中心部)とバランスのとれたサイドレール(リード側面部)になっています。音が詰まることなく、また温かみのあるサウンドが得られるよう、全体的にバランスよくカットされています。
Rico JAZZSELECT
ファイルド・カット
アンファイルド・カット
クリアで、太い豊かなサウンド。ビッグサウンドを可能とするパワフルなプロジェクション。抜群の操作性と、リードの鳴りが得られます。2Sから4Hまで、9段階の強度設定をしており、より奏者の好みに合わせて細かく選べます。
D'Addario WOODWINDS
レゼルヴ
ファイルドカットで、音の立ち上がりに優れています。全体的に厚め:豊かで温かい音色。ダイナミクスがつけやすくなっています。先端は厚すぎず、レスポンスに優れています。
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