ギターアドバイザーがおすすめする、悩めるギタリストのための防音
こんにちは。島村楽器イオンモール船橋店ギターアドバイザーの早坂です。
今回は、すべてのギターリストが抱える音の悩みと対処法についてお話ししていきたいと思います。
ギターをこれから始めようと考えていらっしゃる方は、エレキギータやエレキベースはうるさくて、アコースティックギターは静かなイメージを持たれれ方は多いと思います。
確かに演奏する曲はそのとおりのイメージですが、アンプでいくらでも音量調整がきいてボリュームが下げられるエレキギター、エレキベースに対して、アコースティックギターは生楽器ゆえに音量を下げることが出来ないという点で、自宅での演奏には結構気を使わないといけない楽器になります。
アコースティックギターをすでにお持ちの皆様は、アコギが弾きたいのに周辺環境の問題で弾けないというお悩みを抱えていらっしゃる方も多いかと思います。
そんな皆様の為に、ここでは防音室から比較的安価に手に入る消音グッズまでご紹介させて致きます。
周りを気にせず思いっきりギターを弾きたい|ユニット型防音室がおすすめです。
ユニット型防音室とは、今あるお部屋の中に防音性能を持つ小さなお部屋を入れるというものです。
管理会社の許可を得られればマンションや賃貸物件であるアパートなどの集合住宅にも設置できる手軽さが、ユニット型防音室の特徴です。また、広さ・高さ・遮音性能は、各メーカーにより様々な種類がありますので、お部屋の大きさや演奏する楽器などの用途に合わせてお選び頂けます。
騒音を気にせず思いっきりギターが弾きたい方はぜひユニット型の防音室を検討してみてください。
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
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YAMAHA | AMDB15H(島村楽器限定高遮音フード付) | ¥698,500 ※配送工事費別途 |
ギターを弾くためのユニット型防音室の選び方
まずユニット型防音室の良いところは、部屋の中に小さな防音部屋をくみ立てる形式で1日あれば施工でき、比較的手軽に防音が出来るという点にあります。
サイズも細かくラインナップされているので、今お住まいのお部屋にあったものをお選びいただけます。
遮音性能|音量を小さくする
ギターの音はdB(デシベル)で表されます。数字が大きいほど音が大きいという事になります。
住宅地での生活音は40dBくらい、新幹線の車内の音や犬の鳴き声が70~80dBくらいです。ちなみにギターはというと、弾き方にもよりますがだいたい80dBくらいだと思って頂くといいです。
防音室は主に音量を40dB下げてくれるものと35dB下げてるれるものの2種類があり、例えば35dBの遮音性能を持った防音室の中で演奏すればアコースティックギターの音も80-35=45dBと人の話し声と同じくらいになります。
遮音性能は、住居が戸建てか集合住宅か、木造か鉄筋かなどの家屋の構造や周辺の環境に合わせて選ばれる方が良いかと思います。
防音室のサイズ
ユニット型防音室は0.8畳からラインナップされていますが、ギターを横に構えて、譜面台も置くスペースを考えると1.2畳以上のサイズがお勧めです。私個人的には1.5畳あれば快適なギターライフが送れるかなと思います。
1.2畳の室内はこんな感じです。
まずは防音室を体験してみよう。
島村楽器イオンモール船橋てでは、ユニット型の防音室を展示しています。無料体験会も実施していますので、ぜひお気軽にお問合せ下さい。
お問合せTEL | 047-437-6595 |
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担当 | 早坂 |
防音について、より詳しい記事はこちらをご覧ください。防音室の選び方
楽器屋さんで手に入る手軽な消音グッズ
ここからはもっと手軽に少しでも音量を押さえたいという皆様の為に、消音グッズをご紹介していきます。
サウンドホールカバー
本来は音を小さくする目的ではなく、ステージでエレアコのフィードバックを防ぐためのものですが、ギターの音の出口を塞ぐことで一定の消音効果があります。一点、サウンドホールは既定の大きさというものが無く、メーカーやギターの品番によってサイズはまちまちなので、自身でサウンドホールの直径を測るか、楽器店にギターを持ち込んで合わせてみてから購入することをおすすめします。
これでも足りないときは、さらにギターの中にタオルなどを詰めて中の音反射をなくしたうえで使用してみてください。
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
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PLANET WAVES | PWSH01 | ¥1,430 |
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
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E.D.GEAR | AGC-1(加湿機能付き) | ¥1,650 |
サイレントピック
一番安価な消音グッズです。極めて柔らかいピックを使うことで、弦を鳴らす力を弱めて音を小さくするという発想のピックです。柔らかく弾きやすすぎるピックなため、初心者の方は特にサイレントピックでしか練習していないと普通のピックをつかえなくなるとう心配があります。あくまでお昼など音が出せるときは普通のピックで練習して、消音したい時間帯はサイレントピックを使うという使い方がおすすめです。
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
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香取製作所 | N-2000 | ¥770 |
ギターミュート
弦の振動を抑えて音を小さくするアイテムです。音量はそこそこ下がりますが、弦振動が止められるため詰まったような音にはなってしまいます。それでも左手でコードを押さえる練習や、右手のストロークの練習は出来ますので、他のグッズとあわせて、より消音をしたいときにおすすめです。
メーカー | 型名 | 価格(税込) |
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PICKBOY | MU70G GR | ¥880 |
以上、代表的な防音の方法をご紹介してきましたが、防音室については今後更に詳しい記事を上げていこうと思っています。それでは皆様、楽しいギターライフを!
ギター上級アドバイザー、防音アドバイザー | 早坂 |
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