今回はショップオーダーではなくお客様のオーダーギターです!
島村楽器あべのand店ではInfiniteのギター・ベースを多数ラインナップさせていただいています。
(あべのand店のInfinite展示ラインナップはこちら!!)
店頭に展示しているモデルはスタッフが仕様・カラー等をメーカーさんと打ち合わせしてオーダーしているのですが、お客様で仕様やカラーを決めて頂く、いわゆるセミオーダーというのも可能となっています。
そして今回は昨年の10月ごろにオーダーをいただいたお客様のギターが完成いたしましたので、オーダーから完成までの流れを記事にしてみました!
Infiniteってオーダーギターを作ってくれるらしいけど、実際どんな流れかよく分からないしな、、。オーダーするにあたってある程度木材やピックアップの知識がないと気まずそう、、。なんて不安な気持ちを持たれている方も少なくないかもしれませんが、実際はちっともそんなことありません!!
大まかなイメージから細かい拘りまでなんなりとご相談いただければスタッフが丁寧にご案内・ご提案させていただきますのでご安心ください!
まずは店頭でスペックシートを記入!
ボディシェイプやボディ・ネック材等、おおまかな仕様をスペックシートにご記入いただきます!
ストラトなのかテレキャスなのか、はたまたジャズマスターやInfiniteオリジナルシェイプのモダナイズなのか等。
ボディ材やネック材もご相談していただきながら決めていきます。
とは言えボディ・ネック材って正直良く分からないですよね。
安心してください!「ジャキっとした音がいいです!」、「図太い音のギターにしたいです!」等ザックリしたイメージでも大丈夫ですよ!
見た目もサウンドも好きなギタリストが使っているギターと似てる感じのがいいです!なんてのも素敵ですよね。
ちなみにスタッフ田中はジョージハリスンが使ってたみたいなオールローズウッドのテレキャスターが欲しいです。
もちろんこの段階は仮のイメージになるので後々、やっぱりボディ材を違うのに変更します!なんてのもOKです!!
その後スペックシートをメーカーに確認してもらい、前段階でのお見積もりをご報告させていただきます。
工房まで木材の選定にGO!!
Infiniteの楽器たちが製作されているハイエンドミュージック工房です。
あべのand店からハイエンドミュージックまでは電車で約20分ほどと近い距離なので、スタッフ同行でお客様を工房までご案内させていただきます。
その目的は木材選び。ひとことでメープルネックやトップ材と言っても皆様好みがあるかと思います。
ハイエンドミュージックにはお客様のギター・ベースに使用される木材ストックが大量にあり、ド派手にハッキリとトラ目が出ている物や、細かく上品なトラ目があったりと様々なので、ビルダー八田さんご案内のもと実際に手に取ってお選びいただけます。
ちなみに今回お客様が選ばれたのは
こんな指板材。
いい感じのトラ目具合でめっちゃ素敵です!
ネック・指板材が決まればボディ材も選んでいきます。
これまたピース数であったり、重量だったりにも拘っていきましょう。
ちなみに今回はメイプルトップのマホガニーバックのオーダーだったのでバック材から選んでいきました。
ビルダー八田さんに、ホンジュラスマホにしようかアフリカンマホにしようかと相談しながら、それぞれの特性や音色への影響、お客様が狙っているサウンドに近づけるにはどちらがベターかの説明を受けているの図です。
悩んだ結果選ばれたのは、、、
ホンジュラス選手!!!!
そして今回はModernize Bendtopのオーダーなのでボディトップ材をマストで選ぶ必要があります。
ここでもかなり悩まれていましたが、ここはもう見た目の好みとカラーとのバランスを考えてキルトメイプルトップをお選びいただきました。
これまたいい感じにエキゾチックな杢目ですね。
ちなみに店頭でのオーダーシートの段階で仕様もがっちり決まったしあとはメーカーさんおまかせでいいかな、、って方はもちろん訪問なしでそのままご注文の流れでもOKですよ!
細かい仕様の打合せ
木材の選定が完了すれば事務所に移動してピックアップやパーツの種類やカラー、コントロールをどのような仕様にするかの打ち合わせを行います。
ハードロックでゴリゴリ歪ませたいから出力が高めのピックアップで、多彩な音色でどんなジャンルにもフレキシブルに対応したいのでピックアップのコイルタップやシリーズ/パラレル切り替えスイッチを搭載したい等々、ビルダー八田さんに相談しながら決めていきましょう。
ちなみに今回はR&Bやネオソウルでも対応できるようヴィンテージテイストっぽい音色が特徴、Bareknuckle社製のMuleというピックアップをお選びいただきました。
それを打ち合わせているの画です。
そして八田さんからの提案で、ソウルっぽい感じなら多少の箱鳴り感があってもいいのでは?ということで、ソリッドボディではなくチェンバードボディが採用されました。
モダナイズのチェンバードはこんな中身になってるんですね。
その後ボディやパーツのカラーを選んでいき、仕様が確定となります。
お見積り確定&ご入金
仕様が確定したら、正式なお見積りの連絡がメーカーからお店にあるのでお客様にご報告させていただきます。
オーダー内容に間違いがなければ店舗にてご入金をいただきます。
様々なお支払い方法をご用意させていただいておりますので、詳しくはこちらのあべの店ホームページにてご確認ください。
ご入金が完了しましたら製作に入りますので、完成までお待ちください。
完成までの納期は時期によって異なりますが、今回は約半年の納期でした。
オーダーギター完成&引き渡し
ギターが完成すればメーカーからお店に完成の連絡がありますので、すぐにお客様にご報告をさせていただきます。
店頭での引き渡しも可能ですし、再度工房まで行って直接受け取りなんてことも可能ですのでお気軽にご相談ください。
そして今回完成したギターが、、、
こちら!!ビルダー八田さんから直接お渡しです!
クローズアップして見ていきましょう。
ベンガルバーストのボディにゴールドパーツがなんともラグジュアリーな高級感が出ていてかっこよいです!!
ボディカラーのコントラスト、キルトメイプルの杢目も美しいですね~。
ローステッドメイプル指板にパールのインレイがキラリと輝いてクールです。
ネック裏のトラ目もいい感じです。🐯
できたてホヤホヤのギターで奏でられるGeorgia On My Mindはそれはもう最高で、その音色はまるでジョージア州の名所ストーンマウンテンを囲む湖の水面に映る景色、それを優しく包み込むよう周りに生える木々、さえずる小鳥たちが自分には見えました。
つまりこういうことです。
完成したギターを工房でしっかりと堪能していただいた後に工房前にて記念写真をパシャリ📷
外で見るとまた色味と杢目がはっきりと見えますね。
ご相談・お問い合わせお待ちしています!
オーダーから完成・受渡しまではこういった流れとなります。
まとめると
店頭またはお電話にておおまかなスペックを決めて簡易見積もり→工房まで木材選定とスペックの打合せ(任意)→ご入金→製作開始→完成&楽器の受け渡し
という流れです。
世界に1本しかない特別なギター・ベースをオーダーしてみませんか?
多弦タイプやリバースヘッド等、その他こんな仕様ってできますか?なんてご質問や簡易見積もりだけのお問い合わせでも大歓迎ですよ!
お問い合わせ・ご来店いつでもお待ちしております!!
※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。