![こんにちは。ギターアドバイザー田中です。 今回も国産のギターにスポットを当ててご紹介しようかなと思うのですが、国産ってなんかもうイメージがいいですよね。 なんででしょう?職人によるっていうのがこうグッとくるんですかね? 一説によると職人の文化は江戸時代よりももっと前、鎌倉時代から歴史があるという情報 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/abeno/wp-content/uploads/sites/147/2021/05/20210521-unnamed-1.png)
こんにちは。ギターアドバイザー田中です。
今回も国産のギターにスポットを当ててご紹介しようかなと思うのですが、国産ってなんかもうイメージがいいですよね。
なんででしょう?職人によるっていうのがこうグッとくるんですかね?
一説によると職人の文化は江戸時代よりももっと前、鎌倉時代から歴史があるという情報が残っているみたいですよ。
日用品をただ不自由なく使えるように作るんじゃなくて、そこに芸術や美しさを加えて作って朝廷や貴族に捧げていた人たちが職人のルーツみたいです。
そんな大昔から残っている職業にも関わらず今でも重宝されている、そこにロマンを感じますよね。
職人気質なんて言葉もありますね。
「自分に厳しく、責任感が強い」なんて意味ですけど、それもまたかっこいいじゃないですか。
私もそんな風に呼ばれてみたいです。
自分に甘々でもうすぐに寝転がってお菓子食べちゃうし、それとはほど遠いんですけどね!
またまた余談が長くなりましたが、今回も前回に引き続きストラトタイプでご紹介していきます!
あなたもきっと欲しくなる!国産楽器のすゝめ!!ストラトタイプ編其の②!
よろしくお願いします!!
浪速から飛び出す無限の可能性
Infinite:Trad Fullsize ST
一見シンプルなストラトタイプのように見えますか?
とんでもないです。このブランド、職人技術がキラリと光るどころかギラッギラに輝いているのです。
そもそも大阪のブランドというのがまず珍しいですよね。
「浪速の〇〇」とか「浪速が生んだ〇〇」とかって良くないですか?
私が大阪育ちだからそう思うだけですかね。
大阪生まれや大阪育ちの方ならきっとわかってくれると思うのですが、他の都道府県の方々はどうなんでしょう?
大阪の此花という地域で工房を構えるハイエンドミュージックが製作するこのInfiniteブランドですが、独自のアイディアと技術がふんだんに盛り込まれています。
その中でも私が特にグッときている技術をご紹介します。
小菊Logic
Infiniteといえばやはりこれ。
ボディ側に「3本の凹」、ネックには「エボニー材で3本の凸」を作りガッチリとネックとボディをジョイント。
これによりネックとボディの接着面積が広くなり、サスティンが大幅に向上されるようになっています。
宮大工職人の世界に小菊という工法があるらしく、そこからヒントを得たそうです。
その名も小菊Logic。
ネックと指板の貼り合わせにもデタッチャブルの小菊Logicと同様に凹凸を作り貼り合わせ。
これまたガッチリと貼り合わさっているのでギターの天敵、ネック反りやねじれといったトラブルの防止につながります。
どうですか、この技術!
宮大工って!普通そこに目付けます!?
当に職人芸的アイデア!ワクワクしますよね!
大胆なカットでどこからでも好アクセス
どのポジションからもアクセス抜群なボディジョイント。
ここまで大胆にカットしてたら強度大丈夫なの?
安心してください!小菊Logicでばっちり補ってますよ!
強度、サウンド面共に損なわないことに成功しているのです。
実際に弾いてみると、ほんとにハイポジション弾きやすいです。
13フレットあたりの親指をこう下に持っていかないと弾きにくい感じあるじゃないですか?
あの感じがないんですよ!
大阪で言うところのJR大阪駅、東京で言うとところの新宿駅に匹敵するアクセスの良さ!
どこからでも乗り換えなしで行けちゃいますよね。そいうことです!
まあ東京のことはよくわからないんですけどね。
その他にもバズフェイトンチューニングシステムやペグの落とし込み、絶妙なレリック具合(レリック仕様モデルに限ります)等々、まだまだご紹介したいポイントは盛沢山なのですが全てクローズアップしていくと終わらないのでこれぐらいにしておきます。
それではギターの細部を見ていきましょう。
製品レビュー
メーカー | Infinite |
---|---|
型名 | Trad Fullsize ST |
販売価格(税込) | ¥287,900 |
詳細ページ | デジマートリンク |
アルダー材が使用されたボディにはSuhr V60 Setのピックアップを搭載。
3シングル配列になっていますが、実はジャック側のトーンがブレンダーになっているんです。
つまりリア使用時トーンを回すとセンターがブレンドされてハムバッキング的なサウンドにすることができるんです。
これはサウンドメイクの幅広がりますね~。
ちなみにボディカラーはブラックのように見えますが、Midnight Greenカラーです。
深緑でもないんですが、何と言いましょうか、、。
ちょっと渋めな味のお茶っ葉みたいな色で渋いです。
メイプル指板に貼られているのはマダガスカルローズウッドです。
出ました!希少材ですね~。
マダガスカルによる影響なのか、ボディとの相性なのかサウンドは非常に甘いです。
ブレンダー機能で疑似ハムバッキングにすればなかなか太くタイトなサウンドで鳴らすくともできます。
ロックに限らずフュージョン系なんかも得意そうですね。
最後に
以上がInfiniteのTrad Fullsize STのご紹介でした。
大阪に工房があるということで、私も何度も工房までおじゃまさせていただいているのですが、製作者の方を筆頭にハイエンドミュージックの皆様はほんと気さくで良い人ばかりなんです。
そんな大阪人らしいあたたかい方々が手掛けるInfiniteのギター、是非手に取って試してみてください!!
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お問い合わせ
店舗名 | あべのand店 |
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電話 | 06-6624-2511 |
担当 | 田中《ギターアドバイザー》 |
この記事の投稿スタッフ
担当者 | 田中《ギターアドバイザー》 |
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プロフィール | アコースティックギター、エレキギター、エレキベースとギターアクセサリを担当しております。十代の頃からずっと音楽三昧で、特にバンド活動ばかりしていました。パンクバンドに始まり、ハードロック、ブルースやファンク、時にはヒップホップカバーバンドまで兎に角たくさんのジャンルをプレイしてきました。 バンドだけではなくアコースティックギター1本だけを持って数年間世界中を放浪していた時期もあります。 楽器以外には革靴とジーパンが好きです。もし楽器店のスタッフじゃなかったらジーパン屋さんで働きたいですね。楽器も靴もジーパンも使いこんで自分色に染めるのが好きなのです。 お客様と同じ目線で個々に合った楽器選びをさせて頂きます。店頭で私を見かけた時は是非お声がけください。 |
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