【レビュー記事】話題のZOOM「B1 FOUR/B1X FOUR」を試してみました!

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2019年06月17日

===top=== *【レビュー記事】ZOOMのベース用マルチエフェクター「B1 FOUR/B1X FOUR」は、入門機としてチャレンジしやすく、実用性も高かった! こんにちは!]]あべのand店 エフェクター担当の酒井です。 NAMM2019で発表されて以来、注目を集めていたZOOMの新作マルチエ […]

【レビュー記事】ZOOMのベース用マルチエフェクター「B1 FOUR/B1X FOUR」は、入門機としてチャレンジしやすく、実用性も高かった!

こんにちは!
あべのand店 エフェクター担当の酒井です。

NAMM2019で発表されて以来、注目を集めていたZOOMの新作マルチエフェクター「B1 FOUR/B1X FOUR」ZOOM B1 FOUR / B1X FOUR 製品記事
現在もかなり人気のモデルですが、

「果たしてその実力や如何に・・・」

そこで、実際に音を出して使ってみました!
実際に触ってみて分かったのは、

「すごく良いし、すごく使い易い!」ということ。

驚異のポテンシャルを秘めた「B1 FOUR」を、しっかり解説します!

目次

1.1台でベーシストの足元を変えるマルチエフェクター「B1 FOUR/B1X FOUR」
1-1.「B1 FOUR/B1X FOUR」の主な特徴
1-2.映像でサウンドをチェック!
2.「B1 FOUR/B1X FOUR」レビューします!
2-1.レビュー ~ルックス編~
2-2.レビュー ~サウンド編~
2-3.レビュー ~操作編~ 
2-4.レビュー ~応用編~
3.レビューまとめ
3-1.ルックス編まとめ
3-2.サウンド編まとめ
3-3.操作編まとめ

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1台でベーシストの足元を変えるマルチエフェクター「B1 FOUR/B1X FOUR」

メーカー 型名 販売価格(税込) 備考
ZOOM B1 FOUR ¥8,118 エクスプレッションペダルなしモデル
メーカー 型名 販売価格(税込) 備考
ZOOM B1X FOUR ¥10,175 エクスプレッションペダル付きモデル

※アダプターは別売。
 推奨ACアダプタ→ZOOM AD-16 ¥1,650(税込) 

70種類以上のエフェクトとアンプモデルにルーパー、ドラムマシンを内蔵しており、上級者にとっても初心者にとっても1台あるだけでサウンドの幅が大きく広がること間違いありません!

エクスプレッションペダル搭載型モデル「B1X FOUR」(税込価格9,990円)も同時に発売されており、こちらは「B1 FOUR」の機能に加えエクスプレッションペダルによりボリュームやワウ、ディレイなどを足元で自在にコントロールできる仕様になっています。


「B1 FOUR/B1X FOUR」の主な特徴
  • 実在モデルを忠実にエミュレートした、9種類のアンプ/キャビネットモデル
  • 有名ブティックペダルのモデリングを含む60種類以上のベースエフェクト(B1 FOUR: 65エフェクト / B1X FOUR: 71エフェクト)
  • PC/Mac用アプリ「Guitar Lab」から、追加のエフェクト/パッチを入手可能
  • 最大5エフェクトを同時使用でき、接続順も自由に並び替え可能
  • 50種類のエフェクトパッチをメモリー可能(ファクトリー/ユーザー兼用)
  • ボリューム、ピッチ、ワウなど、ベースを弾きながらエフェクトをリアルタイムにコントロールできるエクスプレッションペダル搭載(B1X FOURのみ)
  • ベースケースのポケットに収まる、軽量コンパクトデザイン
  • 単3アルカリ電池×4本で、18時間の連続駆動が可能
  • 最長30秒のフレーズを録音できるルーパー機能
  • ルーパーと同期再生できる68種類のリズムパターン
  • 演奏環境に合わせて全体の音質を瞬時に調節できるアウトプットEQ
  • 音楽プレイヤーなどを接続できるAUX IN端子
  • エフェクトの設定を自動的に保存するオートセーブ機能
  • Low-B、Hi-Cチューニングにも対応するチューナー機能
  • Guitar Labとの接続およびファームウェア・アップデート用USBポート装備
  • 電源は単3乾電池の他、ACアダプタ(別売AD-16)、USBバスパワーでも駆動可能

より詳細な情報は、メーカー製品紹介ページをチェックしてみて下さい!

映像でサウンドをチェック!

まずは動画でサウンドをチェック!多彩なサウンドを使ったパフォーマンスが見られます。


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「B1 FOUR/B1X FOUR」のレビューをしていきます!

ここから、「B1 FOUR/B1X FOUR」のレビューをしていきます!
(※今回はB1 FOURのみを使用しております。)

「B1 FOUR/B1X FOUR」レビュー ~ルックス編~

まずはルックスから見てみましょう。

第一印象はやはり「コンパクトなサイズ感」


バンドピース(B5サイズ)と比べてもこんなに小さい!大体のギターケースのポケットに入りそうですね。

そして軽い!プラスチック製の筐体だからこその軽さですね!

メーカーサイトによると、B1 FOURが約340g、B1X FOURが約610g(※電池を除く)と、非常に軽いのでベースケースに入れても重たくなりすぎないのが嬉しいです。

いつでも手軽に持ち出しやすい小ささ・軽さは魅力的です!

「B1 FOUR/B1X FOUR」レビュー ~サウンド編~

肝心のサウンドは、1万円以内で買えるマルチエフェクターとは思えないクオリティです!

使用機材は、以下を使用しました。

・マルチエフェクター・・・ZOOM B1 FOUR
・ベース・・・CoolZ ジャズベースタイプ
・アンプ・・・PJB BRIEFCASE
プリセットを鳴らしてみました!

プリセットはクリーン系、ドライブ系など多彩な全40種。
プリセットごとにキャラクターが違っていて、プリセットを弾くだけでめちゃくちゃ楽しいです!

定番プリアンプのモデリングしたサウンドは良く出来ていて、たくさんのプリアンプの音が出せる“お得感”があります。
「元になっているモデルの実機の音と比べてしまうと・・・」な部分は若干ありますが、それでも十分良い音、使える音だと思います。

個人的にはSANSAMPのBASSDRIVERをモデリングした「10:Sans Clean」と「20:SA-Drive」がお気に入りです。

プリセットだけでもライブができそう!

クリーン系、ドライブ系、アンプモデリング系のプリセットが各10種類ずつ用意されていて、比較的どんな場面でも使えそうな音がそろっています。
これはエフェクター初心者のベーシストには嬉しいですね!
「曲の雰囲気に合いそうな音」とか「自分のベースに合う音」を、プリセットを変えながら弾いて探せば見つけられると思います。

エフェクトも充実してます!

コンプ、ワウ、オクターバーなど、60種類以上のエフェクトから選べるのも魅力的です。豊富なエフェクトでかなり幅広い音作りができるので、普段は複数のコンパクトエフェクターを使う方が、練習や気軽なセッションなどに持っていくサブエフェクターとして代用できるかもしれませんね!

「B1 FOUR/B1X FOUR」レビュー ~操作編~

「マルチエフェクターは操作がややこしい」というイメージを持たれている方も多いですが、

ハッキリ言って「B1 FOUR/B1X FOUR」は使い易いです!

操作の基本は「3つのモード」

「B1 FOUR/B1X FOUR」は基本的に、3つのモードを切り替えて演奏・音作りをします。

MEMORYモード・・・フットスイッチを使用してパッチを選択するモード。
STOMPモード・・・フットスイッチを使用してパッチに登録されたエフェクトの ON/OFF を切り替えるモード。
EDITモード・・・パッチで使用するエフェクトのタイプやパラメーターをエディットするモード。
 
(※パッチ=保存している音色のこと。)

この3つのモードですが、演奏時に使うのは「MEMORYモード」か「STOMPモード」のどちらかになります。

各モードの使い分けが攻略のポイント!

モード切替は、画面左横の小さなボタンで行います。
なので演奏中にモード切替を足で行うことができません

「次の間奏で〇〇番のパッチに切り替えて、Bメロに入ったらコンプレッサーをONにする」というような操作を演奏中にできないのですが、そういう場合は「MEMORYモード」で使いたい音を順番に並べておけばOKです。

保存しているパッチを順番に呼び出したい→「MEMORYモード」
パッチ内のエフェクトをON/OFFしたい→「STOMPモード」

各モードをシーンによって割り切って使えば大丈夫です!

EDITモードは単純明快!

音作りをするEDITモードは非常にわかりやすいです。

エフェクトキーを押してON/OFFを選択しながら、エフェクトを並べていきます。

最大5個まで同時使用ができるので、好みのエフェクトを選んでパラメーターを調整するだけです!

オートセーブ機能付き!

オートセーブ機能がついているので複数のエフェクトを試した上で、ベストな組み合わせを選ぶことができます
だから音作りがしやすいんですね!

ちなみにオートセーブはOFFにもできるので、音作りがある程度決まっている場合は「保存した音が不意に変わってしまうのを防ぐため」にOFFに設定しても良いでしょう。

「B1 FOUR/B1X FOUR」レビュー ~応用編~

初心者でも扱いやすい「B1 FOUR/B1X FOUR」ですが、実はかなり実用度の高い操作法があるんです!

全体の音質と出力レベルの調節をする!

「MEMORYモード」か「STOMPモード」を選択中は、パラメーターノブを回すことで全体のLow,Mid,High,Levelを調整できます

普段使っている音を実際にアンプで出すときに「いつもと違うなー」と感じたときに調整できるので便利な機能です。

他の製品の場合は「設定→グローバルEQ→調整する」というようにページをめくって調整しなければいけないものが多いので、「これは実戦的!」と素直に驚きました。

「プリセレクト」でプリセットをジャンプできる!

初期設定では「MEMORYモード」は保存している番号順にプリセットを呼び出すのですが、「プリセレクト」を使えば離れた番号のプリセットにジャンプでくきるのです!

例えば「プリセット10番」から「プリセット15番」に演奏中に切り替えるような使い方ができます。
「順番にしかパッチ切り替えができない」わけではないので、好みの使い方に合わせて頂けます!

※あらかじめ設定が必要です。
「SETTINGキー」を押し→「エフェクトキー4」で“PRE SETECT”を選択→「パラメーターノブ4」でON/OFF切替。

素早く音色エディットとパッチ管理ができる「Guitar Lab」が便利!

エフェクトやパッチの編集/並び替え/バックアップ作業が行える、PC/Mac用アプリ「Guitar Lab」に対応しています。USBケーブル(※別売)でパソコンと接続すれば、簡単にパッチの編集や管理ができます!オンラインで随時配信されるアンプモデル、エフェクト、パッチを追加して、新しいエフェクトの組み合わせや設定をさらに追求することができ、より音作りの幅が広がっていきそうですね!

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まとめ

ここまで「B1 FOUR/B1X FOUR」のルックス、サウンド、操作性をじっくり見てきました。

それぞれポイントごとにまとめていきます。

ルックス編まとめ

やはりコンパクトサイズで軽いとうのが一番の印象です。持ち出しやすさはすごく大事なポイントだなと思いました。

筐体がプラスティック製なので「強度はどうなんだ?」という疑問もあるかと思いますが、普通につま先で踏んで操作する程度なら全然大丈夫です。

思いっきり飛び乗ったり、床に投げつけたりしなければ(誰もしないと思いますが・・・)壊れる心配はないと思います!

サウンド編まとめ

幅広いジャンルに対応できる実用的なプリセットが入っているので、エフェクター初心者でも「まずエフェクターを使ってみたい」「いろいろな音に触れて自分の音を追及したい」という方には挑戦しやすいモデルではないでしょうか?!!] 
アンプ単体、エフェクター単体で試すよりも、完成されたプリセットの音で音作りを勉強できると思えば、入門機としてめちゃくちゃ良いモデルだと思います。

デメリットを上げるならエフェクターの同時使用が5個までという点です。こだわった音作りをしたい場合は足りなくなる場合が出てくるかもしれません。しかし、よっぽどこだわった音作りをしなければ5個までという制限の中でも対応できることが多いです。

「音作りをなるべくシンプルに」と割り切って使えば、とても楽しく使えると思います!

操作編まとめ

マルチエフェクターの操作性は、スタジオ練習やライブ本番での使い易さにとても影響する重要なポイントです。
その点、「B1 FOUR/B1X FOUR」の操作性は非常に高いと感じたため、このエフェクターなら十分かと思いました。扱いやすいですし、不自由なく使えました。

モード毎に操作の制限がありますが、そこは曲や演奏の場面に合わせてモードを切り替えれば対応できるので、あまりデメリットとは思いません。

OUTPUTはヘッドホン接続もできますので、自宅練習はもちろん、ライブ直前の楽屋なんかでも使えますし非常に便利だと思います。

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いかがでしたか?

今回、「B1 FOUR/B1X FOUR」を試してみて、音の良さと実用度の高さを体感することができました。

他にも、ルーパーやリズムマシンなどの便利な機能が付いているのですが、あえてマルチエフェクターとしての音質と使い心地に注目してみました。

このクオリティで価格が1万円を切るなんて、良い時代になったものだな~と思っちゃいます。

操作が分かりやすく、本格的なサウンドが出て、価格が1万円以内と魅力たっぷりの「B1 FOUR/B1X FOUR」を、ぜひ一度、あべのand店で試してみてください!


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エフェクター担当酒井より

「エフェクターのことなら、何なりとお申しつけください。楽器のことや音楽のこと、ご相談・お問い合わせください。皆さまのご来店を心よりお待ち申しあげております!」

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