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【レビュー記事】ギター担当が試して分かった、ZOOMのマルチエフェクター「G1 FOUR / G1X FOUR」の脅威のポテンシャル!
こんにちは!
あべのand店 エフェクタ担当の酒井です。
NAMM2019で発表されて以来、注目を集めていたZOOMの新作マルチエフェクター「G1 FOUR」と「G1X FOUR」。
現在もかなり人気のモデルですが、
「果たしてその実力や如何に・・・」
そこで、実際に音を出して使ってみました!
実際に触ってみて分かったのは、
「すごく良いし、すごく使い易い!」ということ。
驚異のポテンシャルを秘めた「G1 FOUR / G1X FOUR」を、しっかり解説します!
目次
1.ギタリストの創造力を刺激するマルチエフェクター「G1 FOUR/G1X FOUR」 |
---|
1-1.「G1 FOUR/G1X FOUR」の主な特徴 1-2.映像でサウンドをチェック! |
2.「G1 FOUR / G1X FOUR」レビューします! |
2-1.レビュー ~ルックス編~ 2-2.レビュー ~サウンド編~ 2-3.レビュー ~操作編~ 2-4.レビュー ~応用編~ |
3.レビューまとめ |
3-1.ルックス編まとめ 3-2.サウンド編まとめ 3-3.操作編まとめ |
ギタリストの創造力を刺激するマルチエフェクター「G1 FOUR/G1X FOUR」
メーカー | 型名 | 販売価格(税込) | 備考 |
---|---|---|---|
ZOOM | G1 FOUR | ¥8,118 | エクスプレッションペダルなしモデル |
メーカー | 型名 | 販売価格(税込) | 備考 |
ZOOM | G1X FOUR | ¥10,175 | エクスプレッションペダル付きモデル |
※アダプターは別売。
推奨ACアダプタ→ZOOM AD-16 ¥1,620(税込)
70種類以上のエフェクトとアンプモデルにルーパー、ドラムマシンを内蔵しており、上級者にとっても初心者にとっても1台あるだけでサウンドの幅が大きく広がること間違いありません!
エクスプレッションペダル搭載型モデル「G1X FOUR」(税込価格9,990円)も同時に発売されており、こちらは「G1 FOUR」の機能に加えエクスプレッションペダルによりボリュームやワウ、ディレイなどを足元で自在にコントロールできる仕様になっています。
「G1 FOUR/G1X FOUR」の主な特徴
- 実在モデルを忠実にエミュレートした、13種類のアンプ/キャビネットモデル
- 有名ブティックペダルのモデリングを含む60種類以上のギターエフェクト(G1 FOUR: 65エフェクト / G1X FOUR: 71エフェクト)
- PC/Mac用アプリ「Guitar Lab」から、追加のエフェクト/パッチを入手可能
- 最大5エフェクトを同時使用でき、接続順も自由に並び替え可能
- 50種類のエフェクトパッチをメモリー可能(ファクトリー/ユーザー兼用)
- ボリューム、ピッチ、ワウなど、ギターを弾きながらエフェクトをリアルタイムにコントロールできるエクスプレッションペダル搭載(G1X FOURのみ)
- ギターケースのポケットに収まる、軽量コンパクトデザイン
- 単3アルカリ電池×4本で、18時間の連続駆動が可能
- 最長30秒のフレーズを録音できるルーパー機能
- ルーパーと同期再生できる68種類のリズムパターン
- 演奏環境に合わせて全体の音質を瞬時に調節できるアウトプットEQ
- 音楽プレイヤーなどを接続できるAUX IN端子
- エフェクトの設定を自動的に保存するオートセーブ機能
- オープンチューニングやドロップチューニングにも対応するチューナー機能
- Guitar Labとの接続およびファームウェア・アップデート用USBポート装備
- 電源は単3乾電池の他に、ACアダプタ(別売AD-16)、USBバスパワーでも駆動可能
より詳細な情報は、メーカー製品紹介ページをチェックしてみて下さい!
映像でサウンドをチェック!
こちらの動画ではクリーン~ハイゲインサウンドまで、バッキングやリードを交えてサウンドを紹介しています。
弾き手のニュアンスがしっかり出てますね!
この動画で音を聴いただけでもクオリティの高さが伺えます。実際に触ってみるのが楽しみになっちゃいますね!
「G1 FOUR/G1X FOUR」のレビューをしていきます!
ここから、「G1 FOUR/G1X FOUR」のレビューをしていきます!
(※今回はG1 FOURのみを使用しております。)
①ルックス編、②サウンド編、③操作編、④応用編の4つに分けてレビューしていきたいと思います!
「G1 FOUR/G1X FOUR」レビュー ~ルックス編~
まずはルックスから見てみましょう。
第一印象はやはり「コンパクトなサイズ感」。
バンドピース(B5サイズ)と比べてもこんなに小さい!大体のギターケースのポケットに入りそうですね。
そして軽い!プラスチック製の筐体だからこその軽さですね!
メーカーサイトによると、G1 FOURが約340g、G1X FOURが約610g(※電池を除く)と、非常に軽いのでギターケースに入れても重たくなりすぎないのが嬉しいです。
いつでも手軽に持ち出しやすい小ささ・軽さは魅力的です!
「G1 FOUR/G1X FOUR」レビュー ~サウンド編~
肝心のサウンドは、1万円以内で買えるマルチエフェクターとは思えないクオリティです!
使用機材は、以下を使用しました。
・マルチエフェクター・・・ZOOM G1 FOUR ・ギター・・・CoolZ ストラトタイプ ・アンプ・・・Roland JC-120 |
プリセットを鳴らしてみました!
プリセットは歪み系が中心の全40種。
マーシャル系の「10:MS HiGain」など、ロックなギターを鳴らすのにぴったりの音がたくさんプリセットされていました。
試していて気づきましたが、プリセット40種のうち、クランチ~ハイゲインまで含めて30種は歪み系を使ったサウンドだったんです。これはびっくり・・・。
「歪みのプリセットが多い=好みの歪みサウンドが見つけやすい」のかもしれません。
自然な音の立ち上がりと減衰
鳴らした印象として、音の立ち上がりや減衰はごく自然で違和感は全く感じませんでした。
少しギター側のボリュームやトーンを絞って弾いてみたところ、ちゃんと反応してくれるので十分に実用レベルだと思います。
エフェクターモデリングも実用度高め!
個人的に低価格マルチエフェクターのファズ系の音はデジタル臭くて不自然だとばかり決め込んでいた節がありましたが、プリセットの「16:GrungeMuff」なんかは、ちゃんと芯があって太いビッグマフ系の音がしたので、それだけで欲しくなっちゃいました!
魅力的なアンプモデリング
アンプモデリングも良い音がそろっていて非常に実用的。それぞれのアンプモデル“らしさ”を感じられるサウンドです。「40:Lead BGN」はボグナーアンプらしいサウンドが楽しめてなかなか良いです!
「G1 FOUR/G1X FOUR」レビュー ~操作編~
「マルチエフェクターは操作がややこしい」というイメージを持たれている方も多いですが、
ハッキリ言って「G1 FOUR/G1X FOUR」は使い易いです!
操作の基本は「3つのモード」
「G1 FOUR/G1X FOUR」は基本的に、3つのモードを切り替えて演奏・音作りをします。
・MEMORYモード・・・フットスイッチを使用してパッチを選択するモード。 ・STOMPモード・・・フットスイッチを使用してパッチに登録されたエフェクトの ON/OFF を切り替えるモード。 ・EDITモード・・・パッチで使用するエフェクトのタイプやパラメーターをエディットするモード。 (※パッチ=保存している音色のこと。) |
この3つのモードですが、演奏時に使うのは「MEMORYモード」か「STOMPモード」のどちらかになります。
各モードの使い分けが攻略のポイント!
モード切替は、画面左横の小さなボタンで行います。なので演奏中にモード切替を足で行うことができません。
「次の間奏で〇〇番のパッチに切り替えて、ギターソロに入ったらディレイをONにする」というような操作を演奏中にできないのですが、そういう場合は「MEMORYモード」で使いたい音を順番に並べておけばOKです。
保存しているパッチを順番に呼び出したい→「MEMORYモード」 パッチ内のエフェクトをON/OFFしたい→「STOMPモード」 |
各モードをシーンによって割り切って使えば大丈夫です!
EDITモードは単純明快!
音作りをするEDITモードは非常にわかりやすいです。
エフェクトキーを押してON/OFFを選択しながら、エフェクトを並べていきます。
最大5個まで同時使用ができるので、好みのエフェクトを選んでパラメーターを調整するだけです!
オートセーブ機能付き!
オートセーブ機能がついているので複数のエフェクトを試した上で、ベストな組み合わせを選ぶことができます。
だから音作りがしやすいんですね!
ちなみにオートセーブはOFFにもできるので、音作りがある程度決まっている場合は「保存した音が不意に変わってしまうのを防ぐため」にOFFに設定しても良いでしょう。
「G1 FOUR/G1X FOUR」レビュー ~応用編~
初心者でも扱いやすい「G1 FOUR/G1X FOUR」ですが、実はかなり実用度の高い操作法があるんです!
全体の音質と出力レベルの調節をする!
「MEMORYモード」か「STOMPモード」を選択中は、パラメーターノブを回すことで全体のLow,Mid,High,Levelを調整できます。
普段使っている音を実際にアンプで出すときに「いつもと違うなー」と感じたときに調整できるので便利な機能です。
他の製品の場合は「設定→グローバルEQ→調整する」というようにページをめくって調整しなければいけないものが多いので、「これは実戦的!」と素直に驚きました。
「プリセレクト」でプリセットをジャンプできる!
初期設定では「MEMORYモード」は保存している番号順にプリセットを呼び出すのですが、「プリセレクト」を使えば離れた番号のプリセットにジャンプでくきるのです!
例えば「プリセット10番」から「プリセット15番」に演奏中に切り替えるような使い方ができます。
「順番にしかパッチ切り替えができない」わけではないので、好みの使い方に合わせて頂けます!
※あらかじめ設定が必要です。
|「SETTINGキー」を押し→「エフェクトキー4」で“PRE SETECT”を選択→「パラメーターノブ4」でON/OFF切替。|
素早く音色エディットとパッチ管理ができる「Guitar Lab」が便利!
エフェクトやパッチの編集/並び替え/バックアップ作業が行える、PC/Mac用アプリ「Guitar Lab」に対応しています。USBケーブル(※別売)でパソコンと接続すれば、簡単にパッチの編集や管理ができます!オンラインで随時配信されるアンプモデル、エフェクト、パッチを追加して、新しいエフェクトの組み合わせや設定をさらに追求することができ、より音作りの幅が広がっていきそうですね!
まとめ
ここまで「G1 FOUR/G1X FOUR」のルックス、サウンド、操作性をじっくり見てきました。
それぞれポイントごとにまとめていきます。
ルックス編まとめ
やはりコンパクトサイズで軽いとうのが一番の印象です。持ち出しやすさはすごく大事なポイントだなと思いました。
筐体がプラスティック製なので「強度はどうなんだ?」という疑問もあるかと思いますが、普通につま先で踏んで操作する程度なら全然大丈夫です。
思いっきり飛び乗ったり、床に投げつけたりしなければ(誰もしないと思いますが・・・)壊れる心配はないと思います!
サウンド編まとめ
歪み系サウンドを中心に幅広い音がプリセットされているので、エフェクター初心者でも「歪みの音がいろいろ欲しい」という方には分かりやすくていいのではないでしょうか?
歪み系サウンドのプリセットにはノイズゲートが組まれているので、つなぐギターがシングルコイルピックアップでもノイズが気にならず弾きやすかったです。
デメリットを上げるならエフェクターの同時使用が5個までという点です。こだわった音作りをしたい場合は足りなくなる場合が出てくるかもしれません。しかし、よっぽどこだわった音作りをしなければ5個までという制限の中でも対応できることが多いです。
「音作りをなるべくシンプルに」と割り切って使えば、とても楽しく使えると思います!
操作編まとめ
マルチエフェクターの操作性は、スタジオ練習やライブ本番での使い易さにとても影響する重要なポイントです。
その点、「G1 FOUR/G1X FOUR」の操作性は非常に高いと感じたため、このエフェクターなら十分かと思いました。扱いやすいですし、不自由なく使えました。
モード毎に操作の制限がありますが、そこは曲や演奏の場面に合わせてモードを切り替えれば対応できるので、あまりデメリットとは思いません。
OUTPUTはヘッドホン接続もできますので、自宅練習はもちろん、ライブ直前の楽屋なんかでも使えますし非常に便利だと思います。
いかがでしたか?
今回、「G1 FOUR/G1X FOUR」を試してみて、音の良さと実用度の高さを体感することができました。
他にも、ルーパーやリズムマシンなどの便利な機能が付いているのですが、あえてマルチエフェクターとしての音質と使い心地に注目してみました。
このクオリティで価格が1万円を切るなんて、良い時代になったものだな~と思っちゃいます。
操作が分かりやすく、本格的なサウンドが出て、価格が1万円以内と魅力たっぷりの「G1 FOUR/G1X FOUR」を、ぜひ一度、あべのand店で試してみてください!
エフェクター担当酒井より
「エフェクターのことなら、何なりとお申しつけください。楽器のことや音楽のこと、ご相談・お問い合わせください。皆さまのご来店を心よりお待ち申しあげております!」
この記事へのお問合せ
店舗名 | あべのand店 |
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電話番号 | 06-6624-2511 |
担当者 | 酒井 |
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