YOUR STAGEとは
YOUR STAGEは、島村楽器ミュージックサロン・ミュージックスクール会員の皆様に、国内外の著名な音楽家もステージに立つ一流のホールで演奏を披露していただく特別なコンサートです。東京会場はブルーローズ(サントリーホール 小ホール)、近畿会場はザ・フェニックスホールでの開催です。クラシック、ジャズ、ポピュラー、映画音楽などの様々な演奏をお楽しみください。
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※オンラインチケットのみのお取り扱いです。紙でのチケット販売はございません。
あべのand店からご出演者様のお1人を紹介!
武藤麻美さま(あべのand店 ピアノサロン会員)
◇楽器をはじめたきっかけ◇
もともと3歳から中学3年までピアノを習っていましたが、当時は習い事で親に言われて何とかやっているという感じで、高校受験の勉強を前にやめてずっと離れていました。その後は、高校・大学とドラムを習って軽音サークルに入っていました。ピアノに再度触れ始めたのは33歳の時です。
当時勤めていた大学は、保育士や小学校教員の養成もしており、ピアノのレッスン室がたくさんありました。夕方以降、学生たちが帰った後、業務後に誰もいなくなったレッスン室にて少しずつ弾き始めました。レッスン室を見ると、なぜかとても懐かしくなり、惹きつけられるように弾き始めたことを覚えています。やめてから20年近く経っていましたが、ブラームスの2つのラプソディーの第2番は殆ど忘れていませんでした。きっと、最初に弾いた12〜13歳の頃から、ずっと好きだったのだと思います。
ブラームスの2つのラプソディの第1番は、過去に練習途中でやめていたため、心残りでした。そこで、独学で少しずつ練習を再開しました。しかし独学にも限界があり、また仕事が忙しいと、〆切などがないと後回しにして全く弾かなくなったりして、結局数年ほど時が過ぎました。そんななか、この第1番をちゃんと弾けるようになりたいという思いから、もう一度習いに行くことを決意し、2022年の秋以降、島村楽器にて矢野先生にお世話になり勉強しております。
実は最初にお目にかかった時、先生がウィーンに留学しブラームスを専門に学ばれたことを伺い、このような嬉しいご縁もあるものなんだなと内心喜んでおりました。専門家に学ぶことで、より楽曲への理解や思いが深まり、本当にありがたいことです。
子どもの頃は苦だと思っていたピアノ練習が、大人になってやってみると新たな発見も多く、作曲家が曲に込めた思いや曲の物語、聴衆にどう聴かせれば良いか、どう弾けば人々の心を動かすことができるかなど、色々と考えながら弾くことが楽しいと感じます。
仕事は大学教員をしていますが、毎日人前に立って講義をし、どうやったら相手に伝わるか、わかりやすく伝えるにはどう説明すればいいか、理論ができた背景や、理論をつくった研究者の思いなど、色々考えながら授業をしています。これはピアノの演奏にもよく似ているなと感じており、そこがまた面白いところです。
◇エントリーを決めた理由◇
楽器の演奏は、自分との戦いと感じます。昨年の自分を超えることができたか、発表会などのステージに立つことで見たいと思っています。毎ステージに向けて心技体を調えることはハードですが、発表の機会にはスケジュールの都合がつく限り出演したいと考えています。
◇演奏曲目について◇
演奏曲目は、ブラームスの7つの幻想曲の中から第1番と第7番になります。持っていたCDでブラームスの2つのラプソディーをよく聞いていましたが、ラプソディーの後に収録されていた曲がこの7つの幻想曲でした。感情豊かで、しかし厳格で、重厚感と威厳のある曲です。いつか弾いてみたいと憧れていました。
今回は7曲の中の2曲を演奏しますが、いつか7曲ともしっかりと弾けるようになりたいと考えています。
◇本番への意気込み◇
昨年大切な祖母が鬼籍に入りました。祖母は私が子どもの頃よくピアノ教室のお迎えに来てくれました。私が大人になってからピアノを再開したことをすごく喜んでくれていました。この2曲を哀悼の意を込め大切に弾きたいと思います。
◇最後にひとこと◇
毎回熱心に指導してくださる矢野先生、親切にしてくださるあべのand店のスタッフの皆さん、本当にありがとうございます。この機会を楽しみながら精一杯頑張ります!
武藤さんの想いの詰まった演奏をスタッフ一同楽しみにしております♪
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