音楽フェスに潜入レポート!~TAGO STUDIO TAKASAKI MUSIC FESTIVAL 2022~

Happy Jam編集部のウサミです!

皆さんは群馬県の高崎市で数年に一度開催される音楽フェスをご存知でしょうか?
その名も「TAGO STUDIO TAKASAKI MUSIC FESTIVAL」。通称TAGOフェスと呼ばれています!

今回はそんな音楽好きにはたまらないであろうイベント、TAGOフェスとは一体どんなイベントなのか?
そしてなぜ高崎市で開催されているのかなど気になるフェスの内容を調査すべく、
ライブ大好き編集部員のウサミが潜入してきました!

さっそく行ってみましょう~!

TAGOフェスってどんな音楽フェス?

まずは皆さんも気になっているであろう、TAGOフェスとはなんぞや?というところに関してですが、

実はTAGOフェスの名前の由来でもあるTAGOさんとはなんと、作曲家・音楽プロデューサーとして活躍されている『多胡 邦夫』さんのことなんです!

多胡 邦夫(たご くにお)さんプロフィール

多胡 邦夫(たご くにお)
作曲家・音楽プロデューサー/TAGO STUDIO TAKASAKI運営責任者

群馬県高崎市出身・在住。1973年9月4日生まれ。
アメリカンロックに強く影響され、学生時代よりバンド活動を始める。群馬県で音楽を志す者の中では知らない者がいないと言われるほど、各コンテストを総ナメにし、更なるステップとして上京する。その後、本人の魂がこもった熱いデモテープが数社のレコードメーカーの耳に止まり、ソロアーティストとしての修行をする傍ら、浜崎あゆみ、hitomi、Every Little Thing、柴咲コウ、AKB48等へ楽曲提供を行い数多くのヒットを飛ばす。2008年には、プロデュースする木山裕策とともに名曲「home」でNHK紅白歌合戦出場を果たす。2014年、全国初の試みとなる群馬県高崎市のプロ専用レコーディングスタジオ「TAGO STUDIO TAKASAKI」の運営責任者として設置、運営に直接携わる。アマチュアオーディション、MUSIC FESTIVALの開催など、新たな才能の発掘、育成を行うとともに「高崎サウンド」の創造に尽力している。近年ではヘッドホン「TAGO STUDIO T3-01」を開発。国内最高権威のオーディオ・ビジュアル・アワード「VGP2018」の受賞など、オーディオ業界においてメードイン高崎ブランド「TAGO STUDIO」を確立させた。

こちらのフェスは、群馬県高崎市出身の多胡さんがアマチュアオーディションなどを通してMUSIC FESTIVALの開催を行うなどし、新たな才能の発掘、育成を行うとともに「高崎サウンド」の創造に尽力しているイベントなんですね♪

2022年のTAGOフェスは3/12(土)が全国のアマチュアミュージシャンが出場するオーディションの予選、そして3/13(日)がオーディションの決勝とスペシャルゲストによるライブが行われるとのこと。

フェスの内容も分かってきたところで、気になる会場へ向かいます!
私は2日目の決勝からお邪魔しました♪

現地へ到着!高崎駅付近はTAGOフェス一色!

高崎駅へ到着すると、駅から会場までの道のりにTAGOフェスの旗が掲げられ、あたりはTAGOフェス一色となっていました。

今回TAGOフェスが行われる会場は、2019年に新設された『高崎芸術劇場』です!

洗練されたデザインの建物にテンションもあがり、到着を祝して写真をパシャリ。
レポートという任務を忘れそうになるくらい楽しんでいる様子ですね(笑)

ワクワクしながら建物内へ入ると、大きな看板を発見!

これからフェスティバルが始まるんだ!と改めて認識させられる立派な看板に、思わず写真を撮りまくるウサミ。

いよいよ館内に潜入です!

会場内には出店ブースも!島村楽器も出店しました♪

徹底された感染対策を行ったあとに館内に入ると、そこには有名な高崎だるまが!
とても立派なだるまにお出迎えしてもらいながら、取材の準備を進めます。

さて、ここで私にはもうひとつミッションがありました。
それは何を隠そう島村楽器の出展ブースを担当するというミッションです!(笑)

島村楽器では今回新製品のギターたちと、「ギターセンパイ」という練習サポート動画を試していただけるようにセッティングをしました。

音楽フェスということもあり、開場すると同時にたくさんの方々にお集まりいただき、楽器やサービスをお試しいただきました♪

ついに開演!熱き決勝の様子をご覧あれ!

そしてついに「TAGO STUDIO TAKASAKI MUSIC FESTIVAL 2022」が開演しました!
会場内の観客数はなんと1800名あまり!歓声をあげることはできないものの、観客の皆さんは拍手で会場を盛り上げます。
最初のステージは、オープニングアクトとして2019年のTAGOフェスで最優秀賞を獲得されたKIE Anderson(キエアンダーソン)さんが登場され、透明感のある素敵な美声を披露してくれました。(最初からとても豪華…!)

KIE Andersonさんの歌にすっかり魅了され余韻に浸っていると、次はとうとうアマチュアミュージシャンの決勝が始まるようです!

アマチュアミュージシャンのオーディションは部門別に決勝に進むシステムとなっており、今大会では3部門からそれぞれアマチュアミュージシャンの方が登場しました。

最初の挑戦者はカラオケ部門から塘内 エリカ(ともうち えりか)さんが登場。
こんなに大勢の観客の前でマイク一本で歌を披露するなんて、考えただけで緊張しますね…。

ですが、さすが決勝まで勝ち上がってきただけあり、堂々と伸びやかに力強く歌い上げ、そのパワーに圧倒されるほどでした。

次に歌のパフォーマンスを披露してくれたのが、シンガーソングライター部門より松尾 竜平(MATU)さん。

松尾さんが歌い始めた瞬間、また会場内の空気はガラリと変わり、松尾さんの世界観にどんどん引き込まれていきました。
思わず鳥肌が立つような繊細な声に、ウサミは心を揺さぶられました。

最後に会場をアツく盛り上げてくれたのが、バンド部門よりエントリーされた「マグロニカン」。

そのユニークで個性あふれるバンド名をも軽く凌駕する圧倒的なパワーとフレッシュさで全力で歌を届けてくれました。
これには会場も大盛り上がり!

最高に元気を届けてくれました♪

気になる優勝者は…?そしてスペシャルライブも!

全3組の全力のパフォーマンスも終わり、ついに結果発表のときが…!

どのアーティストも本当に素晴らしい演奏でしたが、その中で最優秀賞に輝いたのは、パワフルに会場を盛り上げてくれた「マグロニカン」でした!

ちなみに島村楽器からも賞品としてアコースティックギターをシンガーソングライター部門の松尾さんにプレゼントさせていただきました♪

決勝という緊張と隣合わせの舞台にも関わらず、アツいパフォーマンスを披露してくださったミュージシャンの皆さん、ありがとうございました!

さらに、決勝戦が終わった後にスペシャルゲストとして布袋 寅泰さんが登場!

往年の名曲のオンパレードに、会場の熱気と盛り上がりはピークに達しました。
ウサミも声を出せない代わりに拍手と拳を上げて全力で盛り上がりました(笑)

TAGOフェスは高崎で最もアツい音楽フェスだった!

全公演プログラムも終わり、会場は熱気に包まれたまま終演となりました。

今回TAGOフェスを取材レポートさせていただき、ウサミは思いました。
TAGOフェスは高崎で最もアツい最高のフェスだと!

このご時世でなかなか人前で音楽を届けることができないなか、必死に練習を積み重ねてきたアマチュアミュージシャンに高崎という場所で披露の場を提供する。

それこそが「高崎サウンド」であり、主催者である多胡さんの求めている音楽なのではないかと感じました。

数年に一度の開催ということなので、次回はまた何年後かになるかと思いますが、
こんな素敵な音楽フェスがあることを知ることができて本当によかったです。

皆さんも高崎サウンドを聴きに、または奏でに訪れてみてはいかがでしょうか。

終わりに多胡 邦夫さんよりメッセージ

――TAGOフェス開催に至ったきっかけはなんですか。

私自身もアマチュアバンド時代に様々なオーディションに参加していました。そこで数々のオーディエンスや有名ミュージシャンのライブを目の当たりにして、夢や希望をたくさんもらいました。その感動の経験を現在の若きアマチュアミュージシャンにもプレゼントしたいという思いからフェスティバルの開催に至りました。

――TAGOフェスを通して伝えたいことを教えてください。

スペシャルゲストミュージシャンのライブを目の前で体験することで、音楽の素晴らしさやレジェンドの情熱を直に体験してもらいたい。お越しくださったお客様にも夢を諦めない生きる情熱とパワーを持って帰っていただきたいと思っています。

この記事を書いた人

Happy Jam編集部 ウサミ

楽器店スタッフを経てHappy Jam編集部に上陸。「音楽って楽しい!」をモットーに最高の時間をお届けすべく真心を込めて記事を制作している。メインはピアノ、他にもあらゆる楽器を集めては弾いている楽器大好き人間。将来の目標は楽器部屋を作ること!