スタッフ西野のウクレレ与太話 Vol.4「ウクレレにストラップは必要?」

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2017年06月30日

[!!西野は2020年8月よりモレラ岐阜店に異動しました!!] こんにちは!島村楽器松本パルコ店 ウクレレ担当の西野です!先月から始まったウクレレ愛好家によるウクレレ愛好家のための情報ページ「ウクレレ与太話」も4回目を迎えました。今回は店頭でもお問い合わせが多くなってきている「ストラップ」のことにつ […]

西野は2020年8月よりモレラ岐阜店に異動しました

こんにちは!島村楽器松本パルコ店 ウクレレ担当の西野です!先月から始まったウクレレ愛好家によるウクレレ愛好家のための情報ページ「ウクレレ与太話」も4回目を迎えました。今回は店頭でもお問い合わせが多くなってきている「ストラップ」のことについて語りたいと思います!(予告していた材の違いについてはまたいつか書きます!)どうぞお楽しみください♪

ウクレレストラップの必要性

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最近店頭でお客様とお話をしていると、「ウクレレにストラップを着けたい」というお客様が多くいらっしゃいます。なぜストラップを着けようと思ったのか、その動機を伺ってみるとほとんどの方が「持ちにくい」「安定しない」という回答で、ようするに「上手く弾けなくて困っている」という理由でした。しかし、店頭でそういったお客様をカウンセリングさせていただくと、そもそも基本的な構え方が間違っているために「持ちにくい」「安定しない」という方が少なからずいらっしゃいます。たしかにストラップを着けることでウクレレは安定します。が、その前に!まずご自身の構え方を見直してみるところから始めてみましょう!

なぜウクレレは持ちにくく安定しづらいのか?

ウクレレの正しい構え方については、星の数ほどある教則本に書かれています。ではなぜ教則本を読んでも、教室で習っていても、うまく構えられない方が多いのでしょうか?ちょっと考えてみました。

理由① 体型の個人差

一人ひとり体型が違うから、画一的なメソッドではすべての人に対応できないということ。そのことは毎月初心者向けのワークショップを行っていて気付いたことです。たとえば身長は同じくらいでも、手の大きさ、指の太さ、腕の長さなどは結構違うものです。その構え方がその人に合っていないという理由。

理由② ウクレレはそもそも持ちにくい

ウクレレはそもそも持ちにくい楽器なんです!(笑) しばらく練習しても持ちにくく感じるのはあなたの構え方や持ち方が間違っているのではなく、ウクレレのせいでもあるのです。それで終わらせてはみもふたもないので、ウクレレが持ちにくい、安定しないという方のために、西野流「構え方の手順」をご紹介します!

あなたの構え方は大丈夫?ウクレレの基本的な構え方口座

①右手でウクレレのネックの付け根を持つ

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チェックポイント 親指と人差し指が付け根にくるように

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②そのまま右わきにはさむ

チェックポイント ネックの付け根が身体の中心にくるように

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チェックポイント 腕でウクレレの中心をはさむ、角度は腕と水平に

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チェックポイント こぶしひとつぶん空ける

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身体とウクレレの角度を40度くらいにしましょう

③左手を添える

チェックポイント 人差し指の外側、第3関節あたりにのせる

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④右腕でウクレレを挟んだまま、ネックから手を放し手首を曲げる

チェックポイント 挟んでいる右腕の位置は動かさないように

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チェックポイント 手首と弦の間にこぶしひとつ分くらいの空間を作る

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以上が基本的な構え方です。ここから先はビギナーの方にオススメしたい構え方です。

⑤ボディの下を小指から中指の3本で支える

チェックポイント 支えるのは第1関節より先だけでOK

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ネックの付け根辺り(12~14フレット付近)を親指で弾いてみましょう

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右手で楽器をしっかり支えることができるため、左手に集中できます。左手も自由になるので、ビギナーの方にはこの構え方をお勧めしています。中級レベルのソロウクレレくらいまでは親指のダウンピッキングだけでも弾けちゃうんです。右手人差し指でのストロークはとりあえず置いておいて、まずは親指ダウンピッキングから練習していきましょう♪

ウクレレの構え方、できあがり~!

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どうでしょう?ウクレレが安定して持てるようになりましたでしょうか?この通りやってもうまく持てないという方は、もしかすると他に理由があるのかもしれません。

ウクレレが持ちにくく安定しづらいもうひとつの理由

うまく持てない、安定しない理由として構え方の他に、もうひとつ重要なポイントがあります。

それはウクレレのサイズです。

ウクレレサイズの盲点

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左からソプラノ、コンサート、テナー

ウクレレを始めようとするとき、多くの方は最初にソプラノサイズを選びます。見た目がウクレレらしくてかわいい、値段も同じクラスならソプラノが一番安い、楽器店でも一番置いてある数が多い、などがその理由としてあげられます。ソプラノサイズのウクレレで始めること自体は全く問題ありません。私自身、ソプラノウクレレの音色が大好きですし、見た目もかわいらしくて好きです。しかし、ある特定のシチュエーションではソプラノよりコンサートの方が圧倒的に構えやすく弾きやすくなります。それは座って弾くときです。

なぜ座って弾くときコンサートサイズが楽なのか

イスに座って弾くとき、うまく抱えられない人はひざの上に(正確には右足の付け根付近に)ウクレレを乗せて弾く傾向にあります。

ソプラノサイズのウクレレをひざに置いた場合

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ひざに乗せて弾く事自体はまったく悪い事ではありません。ただ、ソプラノサイズのウクレレをひざに乗せて弾くと位置が低すぎて弾きづらくないですか?そう、弾きにくいんです実際!

コンサートサイズのウクレレをひざに置いた場合

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そこで!コンサートサイズのウクレレに持ち替えて同じように構えてみるとどうでしょう?ちょうどいい位置にウクレレがくるんですね~。ウクレレ歴1年のスタッフ山岸も座って弾くならこっちの方が楽で弾きやすい!と申しております。家でウクレレを弾くときはほぼ座って弾いていて、ソプラノウクレレをお使いで、どうもうまく抱えられないとお悩みのアナタ!是非お近くの楽器店で、(できれば島村楽器で!)コンサートサイズのウクレレをイスに座らせてもらって試奏してみてください。松本店でも同じようにお試しいただき、多くのお客様にコンサートサイズのウクレレをご購入いただいております。

まとめ

ちゃんとした構え方をマスターすればウクレレストラップは必需品ではありません。でも、プロのウクレレ奏者ってストラップ着けている方が多いですよね?それはプロ奏者が大きく重たいテナーサイズのウクレレを使うことが多かったり、超高度な技術を駆使した演奏をするため両手を自由に動かしたかったり、ステージで演奏する際に身振りや手拍子など両手が自由になったほうが都合が良かったり、などなどプロならではの理由があるんだと思います。

一般の方でも、ライブなどで立って演奏する必要があるときは、ストラップは非常に便利です。ストラップはウクレレに着けられる数少ないアクセサリーなので、おしゃれを楽しむこともできます。正解はありません、ルールはありません、自分自身が好きなように楽しめるのがウクレレの良い所です。

ストラップにもいろいろな種類があり、エンドピンやエンドピンジャックが必要なタイプと、サウンドホールに引っ掛けるだけのタイプがあります。ストラップではなく滑り止めのようなものでウクレレを保持しやすくする商品もあります。ウクレレが持ちにくくてお悩みの方、まずはお気軽に店頭でご相談ください♪

この記事を書いた人

島村楽器松本パルコ店 ウクレレ担当:西野

ウクレレの累計販売額が島村楽器全店でダントツの1位。国内の多くのウクレレ製作家ともコネクションを持ち、豊富なウクレレの知識と経験を活かし、ウクレレをはじめたい人、すでに楽しんでいる人の役に立つことをモットーに活動中。

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ウクレレ担当 西野(にしの)

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初心者も安心なリーズナブルな入門ウクレレから、マニアも唸るスペシャルなウクレレまで常時50本以上ご用意して皆様のご来店をお待ちしております!試奏スペースでじっくりお選びいただけます♪

当店ではとくに地元信州・長野県内の工房のウクレレを豊富に取り揃えております!(都内の専門店にもないような珍しいウクレレも結構あります!)1万円以下で買えるリーズナブルなウクレレもちゃんとあります!店頭の商品はすべてお試しいただけます!これだけあれば、あなたにとって最良の1本がきっとみつかります!ご希望の方にはウクレレ担当西野が選定のお手伝いをさせていただきます♪

店頭にない商品の試奏や、オーダーメイドウクレレのご相談も承っております!

まずはウクレレ担当西野までお電話ください♪

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