3. SALTY DOG
Strictly 7 Fest(S7F)後半戦のスタートはSALTY DOG!

SUMMER SONIC 2015、OZZFEST JAPAN2015にも出場を果たしたSALTY DOG。2011年に結成された“Loud / Electro+神メロディー”バンドです。先日ボーカルのINGERさんがビザの関係で帰国する事が発表され、ライブ活動休止に入る前のツアー真っ最中、S7Fにも出演となりました。

“Loser City”で幕を開けたSALTY DOGのステージ。2014年12月に発売された2nd EP、「Allodoxophobia」からの楽曲。ライブでも観客のボルテージを一気に上げる定番曲です。

疾走感が心地よい“Ice-Cream Headache”は1st EP「Goodnight, Cruel World」からの選曲。ベースTOMOYAさんのグロールが観客を煽ります。

手数も多く、圧倒的な疾走感の曲が多いSALTY DOGのドラム、NEMESANによるDrum Solo。これでもかという程の音数を詰め込んでのパフォーマンスは圧巻です。

続く“Spiral Of Death”はイントロからS7Gの魅力、重低音が満載のヘヴィな楽曲。ブレイクダウンでの音の切れ、鋭さも心地よいです。

さらに前曲同様2015年8月リリースの「YGGDRASiL ANTHEM」から“Phoenix Tail”。低音で刻むリフはSALTY DOGの、KENTさんの、そしてS7Gの得意とするところでしょう。メンバーも会場も一気に頭を大きく振り出すブレイクダウンも彼らの魅力です。

ロングセットリストで聞ける“Phantom Pain”。激しいだけではない、SALTY DOGのしっとりとしたバラードが心にしみます。

TOMOYAさんのグロールが光る“Screams Within”、そして彼らの代表的カバーソング“BAD ROMANCE”と続き、観客のノリは最高潮に達します。

そしてRed Bull Live on the Road 2015のファイナルステージに向けて製作された“Chase New Days”。それまでのハード&エモなイメージなだけではない、SALTY DOGの新しい方向性を感じさせてくれる楽曲。

これもライブで定番の曲、“Meteor”。踊りださずにはいられないリズムとキャッチーなメロディ、さらに楽器陣によるヘヴィネスと、SALTY DOGらしさが詰った楽曲。もちろん観客ももう止まりません。

最後はSALTY DOGの楽曲の中でも数少ない、ギターソロがフィーチャーされる楽曲“Goodnight, Cruel World”。S7Gの重低音サイドだけでなく、高音域の音の伸びがKENTさんの演奏により、さらなるパワーとなって会場に響き渡るのです。

ライブ活動休止前という事もあり、演奏後にはスペシャルムービーも上映してくれたSALTY DOG。会場は悲しみの表情はあまり見られませんでした。これまでの彼らのライブ同様、フロアではモッシュやダイブが巻き起こり、2ステップを踏んだりと、なんら変わらず楽しむオーディエンスの姿が、そこにはあったのです。それはきっと、INGERさんが日本にまた帰って来ることを確信しているからでしょう。
Photos by Kenta Izumiya
■SALTY DOGセットリスト
- Loser City
- Ice-Cream Headache
- -Drum Solo-
- Spiral Of Death
- Phoenix Tail
- Phantom Pain
- Screams Within
- BAD ROMANCE
- Chase New Days
- Meteor
- Goodnight, Cruel WorldP
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