初心者でも簡単♪ステージ映えする崩れにくいメイク講座【テイスト別】

演奏会やライブは、これまでの練習の成果を発揮できる大舞台。さらにモチベーションを上げたり自信を持つために素敵なメイクでのぞみたいけれど、ステージで映えるメイクってなんだか難しそうだし、普段あまりメイクをしないから失敗しそう…なんてお悩みを抱えている方も多いはず。

そこで今回は、シンガーソングライターの梅原怜子さんに、初心者でも簡単にできるステージ映えメイクの基本&ステージに合わせて印象を変えられるテイスト別メイクを徹底解説してもらいました! この記事を参考にして、素敵なメイクでより最高のステージを楽しんでください♪

梅原怜子
兵庫県出身のシンガーソングライター。趣味はコスメ集めや美容。J-POPユニット「merci」のボーカル、化粧品検定1級の知識をもとに美容ライターとしても活躍中。
■Instagram:@reiko_umehara

ステージメイクをするときに押さえておくべき3つのポイント

まずは、ステージメイクをするときに必ず押さえてほしい3つのポイントをご紹介。テイスト別メイクをするときにも重要になってくるので、しっかりチェックしてね♪

1. ステージ上でメイク崩れしないベースメイクに仕上げる

ステージ上は、照明が当たるので想像以上に暑くなります。集中して演奏をしていると、汗をかいてしまいメイクが崩れてしまうことも…。メイクを直す時間がないこともあるので、まずはステージ上で崩れないベースメイクに仕上げるのが大切なポイントです!

2. ツヤ感&立体感を出してステージ映えする顔に

照明に当たったとき、ツヤ感&立体感があると遠くからでも顔が印象的に見え、いつもより華やかな雰囲気に。
せっかくきれいにメイクをしても、のっぺりした印象では台無し。普段のメイクだったらやりすぎかな? と思うくらい濃いめに仕上げてOK。

3.メイクキープスプレーで仕上げてより崩れにくさUP

メイク完成後、メイクキープスプレーをプラスすることでより崩れにくくなります。特に、汗をかきやすい人や脂性肌の人は活用すると◎。

【基本のステージメイク】スキンケアの余分な油分をオフ・コントゥアは濃いめに仕上げる・ポイントメイクにもベースを仕込むのが崩れないコツ【動画あり】

まずは普段のメイクとステージメイクの違いを見ていきましょう♪

ベースメイクやコントゥア※、アイメイクやリップのやり方を工夫するだけで、こんなにも見え方が変わってくるんです。

今回は、部位別にステージ映えするメイク方法を徹底解説。

※シェーディングやハイライトを用いて顔に陰影を作り、立体感を出すメイク法

【ベースメイク】スキンケアの余分な油分をオフ&ファンデーションは中心部分に塗るのが◎

保湿ケアをして5~10分ほど時間を置く
梅原

メイク前に保湿ケアをすることで、化粧のりが良くなったり崩れにくくなります。また、少し時間を置くことで、成分がしっかり肌になじむのでより効果的ですよ。

スキンケアの余分な油分をティッシュオフをしてから下地を顔全体に薄く均一にのせる
梅原

ティッシュで余分な油分を取ってから下地をのせることで、よりメイク崩れしにくくなります。

顔の中心部分にファンデーションを塗る
梅原

ファンデーションは顔の中心部分だけに塗り、崩れる部分を物理的に減らすのがポイント。

ニキビやクマなど気になる部分にコンシーラーをのせる
顔全体にパウダーをのせる
梅原

まずはパフを使って顔全体に多めにのせ、そのあと余分な粉をブラシではらいなじませます。つけすぎは粉っぽくなり、肌が乾燥しやすいので注意。汗・皮脂崩れに強いサラッとした質感のパウダーを使うのがオススメです♪

【コントゥア】濃いめに仕上げて立体感&ツヤ感を演出

立体感を出したい部分にシェーディングパウダーで影を入れる
梅原

眉頭~鼻先&フェイスラインにシェーディングを入れると、初心者でも簡単に顔の立体感がUP!眉頭~鼻先は細めのブラシを使い、眉頭の下あたりから鼻先に向かってまっすぐに影を入れます。フェイスラインはやや太めのブラシを使い、 こめかみ~あご先にかけて数字の“3”を描くように影を入れましょう。

境界線をぼかして自然に仕上げる
梅原

シェーディングパウダーをのせた部分と、のせていない部分の境界線を指でぼかすと自然な仕上がりに。ぼかして自然にしつつも、発色はいつもの普段メイクより濃いめにするのがステージで映えるコツ。

立体感&ツヤ感を出したい部分にハイライトをのせる
梅原

ブラシを使って、鼻先、鼻筋、眉間、Cゾーン(眉の下から目尻、黒目の下までを結んだエリア)にハイライトをのせましょう。高く見せたいところに入れると立体感、もともと高いところに入れるとツヤ感が出るので◎。上唇と人中(鼻と口の間にある溝)の境目にのせるとぷっくりと見えるのでオススメです。

【アイメイク】しっかりとベースを仕込むのがポイント

アイシャドウベースをアイホール全体に薄く塗り広げる
梅原

縁の下の力持ちになってくれるアイテムが“アイシャドウベース”です。アイシャドウがしっかり密着するので、粉とびをして崩れるのを防げる&発色も良くなります◎。

発色の良いアイシャドウをのせる
梅原

発色の良いアイテムを使用し、なるべく少ない量で仕上げるのがコツ。目元にのせる量を減らすことで、落ちたり崩れたりすることが少なくなりますよ。リキッドタイプは密着度が高く、崩れにくいのでオススメ♪

マスカラ下地でまつ毛のカールをキープをする
梅原

ステージ上は湿気が多くまつ毛のカールが取れやすい環境なので、下地を使ってカールをキープするとGOOD。ビューラーを使用した後、下地をまつ毛の根元~毛先までしっかり塗布。3分ほど置いて完全に乾いてからマスカラを塗るのがポイントです。

ウォータープルーフのアイライナーやマスカラで仕上げる
梅原

ウォータープルーフタイプを使用することで、汗や湿気で落ちるのを防ぐことができて安心です。

【リップ】油分をオフ&ティントタイプで落ちにくく

ティッシュオフをする
梅原

リップを塗る前にまずはティッシュオフ。リップクリームなど唇の油分を取ることで崩れにくくなりますよ。

ティントリップを塗り5分ほど置く
梅原

落ちないようにするにはティントリップを使うのがポイント。塗ってから5分ほど置くとより落ちにくくなります。乾燥が気になる場合は、最後にリップクリームを重ねてもOK。

【テイスト別メイク】アイメイク&リップを工夫して個性を出そう♪

ステージに合わせてメイクのテイストを変えられたら、もっと素敵な演奏ができるかも!? 基本のステージメイク方法を踏まえつつ、アイメイク&リップを工夫するだけでなりたい印象に近づける、テイスト別メイクを紹介していきます!

梅原

テイスト別メイクって、なんだか難しそうなイメージがありますよね…。

でも実は、目元と口元を変えるだけで、簡単に違う雰囲気になれちゃうんです! 今回は、キュートな印象、上品な印象、クールな印象になれる3つのテイスト別にメイク方法を解説します♡

【キュートメイク】ラメ&ツヤ感を取り入れてふわっと華やかな印象に♡【動画あり】

アイメイク How to

オレンジ系カラーのアイシャドウをアイホール&下まぶた全体にブラシでふんわりとのせる
大粒のラメをアイホール中央にのせる
梅原

アイシャドウは、ブラシを使ってふんわりのせることで自然な仕上がりに。大粒のラメは、照明に当たったときにキラッと輝くのでステージ映えしますよ♡

ブラウンのアイライナーで下がり気味にラインを描く
梅原

アイラインは、ブラウンを選ぶ&下がり気味に描くことで、やさしい印象に仕上がります。

ブラックのマスカラをまつ毛の根元~毛先までしっかり塗る
梅原

ステージ上でも目元がくっきりと見えるように、マスカラはブラックを使うのがオススメ。

リップ How to

ツヤ感のあるコーラル系カラーのティントリップを選ぶ
指でポンポンと塗り広げてじんわりとした発色にする
梅原

肌なじみの良いコーラル系カラーは、オレンジ系カラーの目元を引き立てるので、顔全体がバランス良く仕上がります。ツヤ感のあるリップなら、より華やかでキュートな印象に♪

【エレガントメイク】パール感のあるアイシャドウ&丁寧に仕上げるまつ毛で上品な印象に♪【動画あり】

アイメイク How to

パール感のあるピンクベージュ系カラーのリキッドアイシャドウをアイホール&下まぶた全体に指で塗り広げる
梅原

女性らしくナチュラルな色味のピンクベージュ系カラーを選ぶのが、上品な印象に仕上げるポイント。

指でのせることで密着感がUPし崩れにくくなりますよ。

ブラウンのアイライナーで目の形に沿って流れるようにラインを描く
梅原

目の形に沿って描くことで、自然な仕上がり&目力UP!

ブラックのマスカラをまつ毛1本1本に丁寧に塗る
梅原

マスカラは乾いてからコームでとかすと、ダマなく仕上がり1本1本がナチュラルに際立つので、より上品で繊細な目元に♡

リップ How to

ピンクベージュ系カラーのティントリップを選ぶ
チップやリップブラシで丁寧に塗る
梅原

目元と合わせた女性らしいナチュラルなカラーを選び、丁寧に仕上げましょう。特に口元は、チップやブラシを使い丁寧に塗ることで、清潔感のある上品な印象になりますよ♪

【クールメイク】濃いめカラー&オーバーリップでかっこいい印象に!【動画あり】

アイメイク How to

濃いめブラウン系カラーのアイシャドウを目のキワ~外側にかけて徐々にグラデーションになるようにのせる
梅原

クールに仕上げたいときは、こっくりとした濃いめブラウン系カラーを選ぶのがオススメ! グラデーションになるようにのせることで、奥行きのある目元に仕上がりますよ。

ブラックのアイライナーではね上がるようにラインを描く
梅原

アイライナーはブラックを使って、いつもより長めにはね上げて描くことで、目元が引き締まります!

ブラックのマスカラをまつ毛の根元~毛先までしっかり塗る
梅原

アイライナーと同じく、ブラックのマスカラを使うことで、引き締まったクールな印象に♪

リップ How to

赤みブラウン系カラーのセミマットリップを選ぶ
唇の輪郭から1~2ミリほどオーバーめに塗る
梅原

少しオーバーめに塗ることで厚みのある唇に仕上がり、クールかつ女性らしい印象に。インパクトのある赤みブラウン系カラーで、ステージ映えすること間違いなし!

しっかりポイントを押さえれば、誰でも簡単にステージで映えるメイクができます。今回ご紹介した基本のメイク方法やテイスト別メイクを参考にして、演奏会やライブをより最高なものにしてくださいね♪

この記事を書いた人

vivace

ファッションやビューティーを中心に、紙媒体からウェブまでの制作を行う編集プロダクション。