住所 〒 444-0840
愛知県岡崎市戸崎町字外山38-5
イオンモール岡崎3F
電話番号 0564-59-1077
営業時間 10:00〜22:00 リンク ショッピングセンターWebサイトへ

【イベントレポート】Sugi×Sonic特別夏期講習「ギター・ベースを買う前に知っておきたい職人の本音」

  • 2017年08月04日 11:02 更新
  • 記事中に表示価格・販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その価格・在庫状況は記事更新時点のものとなります。
    店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。

イベントレポート】Sugi×Sonic特別夏期講習「ギター・ベースを買う前に知っておきたい職人の本音」

お待たせしました!特別夏期講習のイベントレポート第一弾です!(しかし、一気に全部まとめきれませんでした)

セミナーからライブまで約二時間近くのイベントとなりましたが、話もまだまだ聞きたかったですし、ライブもまだまだ見ていたい!そう思えた数少ないイベントでした!その後の各メーカーの楽器のご試奏や、竹田さんや杉本さんへの御相談もたくさん頂き、参加者の皆様もそれぞれ何かを得て楽しんで頂けたかと思います!

※司会をやっていた影響で当日の写真が一切なくて申し訳ありません。

大枠のテーマに沿ってお話しいただいた内容を、私なりにまとめております。

(諸事情でレポート記事が未完成状態でのアップになってしまいました。順次更新して参りますので、更新をお待ちいただけると幸いです。)

メインテーマ

Q1.職人から見た楽器の選びのポイント

早速この点については、お二人とも意見が一致していました!一番大事な注目ポイントは【ネック】です!一口にネックといっても様々な理由がありました。ポイントは主に5点!

①ネック材自体が頑丈か②トラスロッドが丁寧に組み込まれているか③トラスロッドできちんと調整できるか④フレットの間隔等(ピッチ)が安定しているか⑤気持ち良く弾けるか、といったところでしょうか。

①から④までは現実的に、お店の商品では見分けが困難です。トラスロッドを回したりネックの強度を物理的に力を加えてみたり等のチェックは、基本的に日本の楽器店ではできないことが殆どです。しかし、お店の人に現状の状態と調整歴を確認する。自分でチューニングしてみる。等で得られる情報は何もしないよりは有効な情報になります。ネックについては買ってから問題がわかることが多いですが、メーカーの保証などを利用して極力良い状態にできるよう日ごろからネックの状態には意識しておくと良いでしょう。また弱いネックを見分ける方法もあくまで一例ですが、お教えいただきました。気になる方は、店頭でお問合せ下さい。⑤については人それぞれなので、具体的なことはあまり書けませんが、様々な要素が合わさって弾き心地が決まります。最終的にどんなに良い木材や構造をしていても気持ち良く弾けなければ考えモノ。馴れでどうにかなる場合もありますが、基本的にスペックより直感を大事にしましょう。もちろんですが、Sugi、Sonicの作りは細心の注意を払って手間暇かけて制作されています。また、ネックの反りなどの基本的トラブルはお店でサポートしておりますのでご安心ください!

Q2.所説もろもろある木材と音について職人の本音

主に杉本さんにお話をして頂きました。

ギターにおける木材の音質の良し悪しは「安定してるかどうか」「硬さ」「密度」がポイント。それによって、クリアさ、サスティーンなどの音質に関わる点が変わって来ます。一例で、ネックにおけるメイプル材の話がありました。基本的には固い木が強度的にも安定するのでネックではハードメイプルを使用することが多く、逆にキルトメイプルなどの木目の入ったものはソフトメイプルなので、強度的にはハードメイプルに劣ってしまいます。しかし、あまり木が固すぎると音が無機質になってしまう傾向があるので、一概に固ければ良いと言うわけではないようです。またマホガニーは比較的柔らかい木ですが、繊維の通り方が強く、縦への強度が高い木材です。このようにハードな木材でなくてもネックで使用して問題なく、音色や弾き心地の好みで選択することが出来ます。

また、少し話が変わりまして、木材の板目正目の話がありました。一般的には柾目材がネックの反りに強く、ネックに適した材という印象がありますが、フェンダーでは同じメイプル材でも板目、柾目の板目材を見た目の面も含めて採用しているようです。柾目は代表的なメーカーだとサーが使用していますが、柾目は縦方向、弦の方向についてはとても安定していますが、横方向への変化には弱い材です。板目はその逆の特徴があり、実は一長一短な様です。この辺りで話がネックやトラスロッドの話に戻って来ましたが、なんやかんやとても大事な話なのでQ1の話が少々重複しました。

そして、ある程度解説が進んだ後に、まさに職人の本音がでました。

実は、木材の音質については聞き手にとっては明確な差は出にくく、弾き手にのみ判る変化が殆どとの事。

良いギターとはあまり木材などの「スペック」などに拘らず、気持ちよく弾けるギターかどうかを純粋に精査する事が最も重要になります。

見た目、音、弾き心地、メーカー、材質、特徴などをトータルにみて、ヴィンテージやモダンなどの「世間の総論」ではない自分自身にとって本当に気持ちよく弾けるギターに巡り会うことがギター弾きとしての幸せなのではないでしょうか?と、竹田さんより結論的な話が早くも出ましたが、個人的にはとても共感できる本音でした。

Q3.セットアップについての職人の本音

セットアップについて竹田さんにお話を伺いました。まずどこからどこまでをセットアップと呼ぶかによって、内容は変わるという前提の上で、多少の木材などによる音質の違いは、メンテやオーバーホールなどの調整で変えることが出来るか?という話がありました。

この問題を、ネックとボディのジョイント部接地面は切り出しただけの荒い状態より、平面がキッチリ出た状態で綺麗に面を整えネジ留めした方が良い音がするか?これを一例にお答えいただきました。

結論としては、前項後半のようにブラインドテストをして判るほどの音質の変化は難しいとのことです。しかし、「綺麗に面出しして接合している」「手入れせずに接合している」という「事実」を知っていたとすれば、それは弾き手にとって気持ち良さが大きく変わります。そして、キッチリ作ることは作り手にとっても気持ち良いとの事です。

よって、セットアップでストラトの音はレスポールの音にはできませんが、丁寧に作業することで、色々な意味で気持ち良い楽器にする事はできる!との事でした。

ラムトリックカンパニーでは他社製のギターは部分修理は受けておらず、全てをバラしてオーバーホールをする「Tune up」という一括の作業を受けた楽器のみ部これは一から組み立て直すことで、その過程の中で不具合を修正しながら組み上げていく事で、楽器の丁寧なセットアップの大切さを体現している竹田さんならではのメニューです。弾き手さんからの感想で、生まれ変わったかの様な違いがあるという事なので、音を変えることは難しいですが、セットアップによって確実に違いが生まれることは間違いなさそうです。日頃のお手入れや、定期的なメンテナンスが重要なのも、セットアップで生まれた気持ち良さを長持ちさせる為に大切な事なのだと思います。

最後に杉本さん曰く、ゼロから作るよりも修理や調整の方が難しい。 と含蓄に富んだ言葉がありました。

Q4.オーダーのメリット・デメリット

このテーマでは、いいオーダーをする為のちょっとしたコツを教えていただきました。

まず、オーダーの最大のデメリットとは「音出ししてから買うことができない」という点が挙げられます。狙った音が出るか、確かめた上で買うことはできません。例えばソニックでは伝統的なシェイプに様々なノウハウを入れて作っているので、基本的な弾き心地や使い勝手はイメージが付きやすいですが、サウンドに関してはやはり実際の楽器を弾かなければ確認はできません。そのデメリットを前提に、オーダーにおける最大のメリットは、どこのメーカーに作ってもらうかを依頼主自身が「選べる」ことにあるとの事です。オーダーする側作る側、お互い顔が見えるので作る側と頼む側で信頼関係が生まれます。これは私のイメージですが、作り手にとっては1本の作成にあたって、弾き手の事がある程度分かっているので、製作の中で具体的なイメージがしやすいと思います。また弾き手にとっては、このメーカー(人)の作った自分の為のギターが持てるという面で、その後の安心感と所有感が確実に違うと思います。

そして、オーダーをするコツですが、その前に作る側として困る事のNo1が「色について」という点についてお話しいただきました。音に影響は大きく無いが、見た目の面での色の影響は多きく、オーダーする側から最も口を出しやすいポイントでもある故に、トラブルにもなりやすいのが「色」との事です。実際の着色を行っている杉本さんから、強調された事は、オーダー作成の際に依頼いただく色を100%再現するのは、「ほぼ不可能」という事です。

例えば同じ「黄色」でも「青」でも、プリンターのインクの色なのか、クレヨンの色なのか。また、画用紙なのか、印刷用紙なのか、木材なのか、どこに塗るかでも発色が全く違うのです。

そうは言いつつも、メーカーは際現に最大限努力してくれます。また、あまりにも色を指定しすぎると、職人が製作の中で「このぐらいの方がカッコいいのでは」という色を発色させることが出来ても、そのイメージと少しでも違えばNGになってしまうので、その良い色はなかったことになってしまいます。それは、スペックや工法、アッセンブリにも同じことが言えるかもしれません。

とても長ったらしくてわかりにくい分になってしまいましたが、ポイントは、

オーダーの際はあまりスペックに固執しすぎず、イメージをしっかりと作り手に相談し許容範囲を広く持ってオーダーしていただく事が重要です。すると、職人が経験値を生かして、依頼主のイメージよりカッコいい色、より良い作り、より良い音を実現してくれるミラクルもあり得るという事になります。また、ある程度信頼して任せていただける方が燃えるとの意見もありました。繰り返しますが、もちろん指定いただいた内容の再現には一生懸命です。

Q5.職人から見た良いお店とは?

楽器選びと同じようにお店選びも大事なポイントです!

まず、第一に本来の楽器の姿にしてくれてるかどうかが善し悪しの分かれ目です!ギター・ベースの弦が錆びてないか、ネックはまっすぐか、汚れていないか、などメーカさんが本来意図した楽器のクオリティでご案内出来ているかどうかは、その楽器を作る職人さんにとってとても大事なポイントです。そして、この点はお店にとっては基本中の基本です。私自身も気を付けて参ります。

次にスタッフの対応面です。付かず離れずの接客をしてくれる情熱を持った店員さんが理想的との結論に至りました。とても大事な要素をピンポイントで表していると思います。

次に、お二人とも一致した意見として、空調に気を使っているお店という点があがりました。冬場に石油ガスストーブを使ってる店は余りないと思いますが、気を遣っていて良いとの事です。エアコンの風は乾いた風しか出ないので楽器の水分を奪ってしまします。加湿器を併用しても部屋の乾燥と湿気にバラツキが出るだけで本質的な解決にはなりづらいそうです。要点として、エアコンの風が直接楽器に風が当たらないように気を付けているかどうかという事が大事なポイントでした。

Q6.普段から気を付けたい家庭でのメンテなど

事前質問やQ&Aに対する回答(一部)

近年パワーが強いギター・ベースが多いが今後さらにパワー競争が激化するのか?今後のギターはどうなるか?

竹田さんにお伺いしたところ、最近パワー重視の傾向になってきた感覚はなかったそうです。ディマジオのPUが流行りだした頃から延々と続いており、PUも構造とスペースの問題から、今以上に劇的に音量が上がることはない可能性が高いとのことです。また、パワーが強いことは「出ていないよりは良い」というお話もありました。その点は私自身も腑に落ちる点があったので納得でした。ないもの(出力)を(無理やり)上げるより、あるもの(出力)を削る方がサウンド的にも電気的にも自然で良いというのは音作りでは重要な要素です。

ビンテージやモダンといったオーダーを受けた時にそれぞれの楽器を製作する際のこだわりは?またその際に自社にしかできない強みは?

竹田さんは相手にとってのモダンビンテージを把握することを徹底するとの回答でした。お客様にとっての「モダン」「ビンテージ」が具体的になんなのかを知ることが大事。例えば見た目がレリックしてあればOKなのか、もしくは音が50年代や60年代なのかなど。

また、実際のフェンダー60年代の音と一般的な周知としての60年代の音のイメージが実は異なっている現状。一般的なイメージは太くて抜ける音と言うイメージが多いが、意外と実際はそれほどの太さはない事が多い。ソニックのピックアップも60年代のイメージのピックアップを用意しているが。実際よりも少々太めのサウンドが出るようになってる。その方が実際に納得のサウンド(イメージ通りのサウンド)になる。

杉本さんの回答は今後ビンテージを担うギターを作っているので、そのまま使って行って下されば。笑 との事でした。

ネックの調整はまっすぐがいいのか、やや順反りがいいのか?

ネック調整には海外ではリリーフという考え方があるそうです。基本的にはまっすぐにする。基本的な反りの見方としては、弦の直線を利用し、それとネックを比較して合わせます。しかしながら、実際に弦を張るとすこーし順反りの状態が海外でいうリリーフというかは分からないが、一般的に良い状態とされています。結論としては限りなくまっすぐな順反りが良いとの事だと思います。弦高についても質問がありましたが、弦高は弾き手の好みによるので「これ!」といった正解はないとの回答でした。

今までのオーダーで困った案件などについて

杉本さんは、例としてピックアップの位置の変更は困るとのことでした。色々な意図を持って現在のラインナップを作成しているので、検証できてない失敗するかもしれない仕様でお金を取るわけにはいかない。そういった理由から極力お断りをしています。こういった新しい仕様は、基本的にプロからのオーダーでやる事が多いそうです。プロは仕事でやっていて、かつ特殊な仕様でも理解し使いこなしてくれる。そういったプロとの実践検証で初めてその後の新仕様として蓄えられるとの事でした。なので改造はお求め頂いた後にやってくださいと言うスタンス。ラーメン屋の胡椒みたいなものと例えていました。

竹田さんは逆に上記の様な相談は受ける方向でオーダー製作を行っているとの事です。ストラトやテレキャスターなどオードソックスな仕様に、外部パーツなどを改造している感覚なので、よっぽど非現実なものでなければきっちり仕上げて頂けるようです。但し、困った例としては、自社でネックの整形を行っていない故に変なスケールのネックなどのオーダーが比較的困る事が多いそうです。余談ですが、お客様からの注文の意図が掴めないオーダーについては、やはりお客様の意図との相違が生まれてしまうので受けづらいとのこと。そう言った木工段階からの特殊なオーダーの際は、その仕様が良い意図・理由などをしっかりと職人に伝える事が良い楽器をオーダーするのに重要なポイントとなるようです。

特別ゲスト「Suspended4th」ライブ

Suspended4thSuspended4th

ライブ前にSugi・Sonicを使ってくれているお二人に、どんな所がお気入りか聞いてみました

ギター:澤田さん(テレキャスターモデル)→

弾いた瞬間のお、良いじゃん!という音。直観的な点が大きかったようです。製作者の竹田さんより不満な点を聞かれても、特にない程お気に入りだそうです!あえて言うなら、ターボスイッチは面白いけど今のところ使用していないとの事でした。

ベース:福田さん(NB5)→

Sugiのベースは二本持っているとの事で、1本目は名古屋に入って来た初日に2時間くらい弾いて即決。あまりに良かったのでオーダー会で2本目をオーダー。色やインレイも国内で二、三本しかない激レア特別仕様。弾き易さはもちろん、LowB(5弦開放)もしっかり出て、ピッキングがある程度雑でも出音がいい具合に纏まってくれる点がお気に入りとの事でした!

ライブ感想

2年前に出会ったころから、楽曲の系統は変わってきましたが、さらにバンドとしての技量と懐が増しており、終始素晴らしい演奏でした!プロアーティストを見るような感覚でライブを楽しんでしまい、ついつい写真を撮るのも忘れてしまいました。その点については大いに反省しております。彼らのライブは栄周辺の路上や名古屋近辺のライブハウスでも見ることが出来るので、是非一度足を運んでみてください!Sugi、Sonicもお勧めですが、サスフォーもお勧めです!

スタッフコメント

今回はスタッフ鈴木による、SugiとSonicとSuspended4thといった「S」だらけの特別セミナーを開催させていただきました。お越しいただいた皆様には改めて感謝申し上げます。

こういった内容での2メーカー合同セミナーは試みとしては初めてでしたが、私自信、非常にためになりました。何よりお二人の意見が合致した点については、確信が持てる重要ポイントだと思いますので、忘れないように心に刻んでおきます。

次回開催できるかはわかりませんが、また開催できるよう私自身、精進してまいりますので今後のイベントにもどうぞご期待ください。

今後もオーダーや楽器選定の相談はどしどしお待ちいたしておりますので、お気軽にお問合せ下さい!

2017年特別夏期講習、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

お問い合わせ

店舗名 電話番号 担当
イオンモール岡崎店 0564-59-1077 鈴木

アクセス

〒444-0840 愛知県岡崎市戸崎町字外山38-5 イオンモール岡崎3F

オススメ記事

初心者の為のサポート総合ページ

クリックで特設ページへ

ゲストバンドも過去に出演!ライブコンテスト【HOTLINE2017】

クリックで特設ページへ

人気のモデリングアンプ比較ページ

クリックで特設ページへ

この記事のトップへ

「エレキギター・ベース」カテゴリー 最新情報はこちら

島村楽器のリペア I LOVE GUITAR
このページのトップへ