Dave Linsk (OVER KILL) in Japan

先日S7G USAとのエンドースメント契約を結んだOVER KILLのDave Linsk。彼が自身のシグネチュアモデルを携えてS7GのJimと共に来日しました。そんな彼と共に過ごした3日間をレポートします。

■DAY 1 Dave Linsk (OVER KILL) Special Clinic

日本に到着した翌日、さっそくDaveとJimは島村楽器大宮店でスペシャルクリニックを開催。


Daveらしい圧倒的なスピードのフレージングで終始来場者を圧倒。

ピッキングスピードを保ちながらも、それは軽いピッキングではなく重厚感のあるサウンドを生み出していたのが非常に印象的でした。


それはその筋肉が成せる技なのかと聞いてみたところ、「筋肉もあるけど(笑)、そこから生まれてくるサウンドが重要だからかなり意識している」との事。同じフレーズをあえて軽くピッキングしてくれ、その差が明確に現れていました。


Daveのソロワークに関しても解説。まずはインプロビゼーションでソロをとってみて、良ければ採用。芳しくなければもう一度頭から弾き直す、との事です。基本的には構築し尽くすというよりは、まずインプロビゼーションを大切にしていました。


ちなみに今回Daveが使用したKEMPERは私物。アメリカからはるばる持ってきた機材です。

「自宅には50台以上のアンプヘッドがあるんだけど、最近はそれをプロファイリングしてKEMPERだけを持ってツアーに出るんだ。50台全部はデータでも入りきらないんだけどね(笑) 大切なヴィンテージマーシャルを過酷なツアーに持ち出さなくてもそのサウンドをそのまま再現できるKEMPERには重宝しているよ」と、ヴィンテージサウンドをリスペクトしながらも最新機材を積極的に導入するDaveでした。


プレイを見たり音源を聞けば一目瞭然ですが、今回、クリニック内では時間がなくて語れなかったDaveのヴィブラート。彼のヴィブラートは非常に深くかけられます。あの太い腕で思い切りかけると、弦が可哀想なくらい。時間外でDaveの考えを教えてくれたので記載しておきます。

「やっぱりヴィブラートは大切だよ。速さ、深さをコントロールして楽曲によってかけ方を変えるんだ。でもやっぱりマイケルシェンカーのような、深いヴィブラートが好きだね。フレーズに彩りが加わるからね。」


Meet & Greetでは来場者全員と気さくに写真撮影、握手、サインに応じたDave。ライブでの演奏する姿とは違う、とてもフレンドリーな対応に皆さんも大満足。

自身のギターを持たせてくれての写真撮影では、来場者さん達もご満足頂けたのではないでしょうか。

◯Dave Linsk Signature “SNIPER”

今回のクリニックで初お目見えとなった、Daveのシグネチュアモデルである“SNIPER”。

クリニック内で語られた内容とと共にご紹介します。


Dave自身がボディデザインのデッサンを行い、そこから生まれたのがこの”SNIPER”です。


S7Gでは珍しい、ホンジュラス・マホガニーバックにAAAメイプルトップのボディ構造。さらにスケールが24-3/4という、これはS7Gとして初となるミディアムスケールです。


メイプル5ピースのネックに、ローズウッドの指板を採用。インレイは”SNIPER”の名を冠するモデルだけに、銃のスコープをモチーフにしたデザイン。

Daveはガンマニアでもあり、自宅に大量の銃を所有しています。「誰かに侵入されてもそれらは使わないんだ。パンチで十分(笑) 銃はコレクションだから」と太い腕を見せて語ってくれたDave。パンチで倒せちゃう事も十分怖いっす(笑)


ボディバックのプレートにも注目すべき点が。これらはトップのメイプル材とマッチングされたもの。後ろ姿もイケメンです。


SNIPERはピックアップも他のモデルとは一線を画します。

Motor Cityというデトロイトで生産されるピックアップ。ヴィンテージライクなサウンドを、ローノイズで表現出来るらしいです。確かにDaveのサウンドは、どこかヴィンテージな印象もあります。このピックアップもそれに貢献しているのでしょう。

SNIPERの電装系統で特徴がもう一つ。


それはこのジャック。PURE TONE性のこのジャックは普通のジャックと違って接点が4箇所に増えています。ホットの部分となるチップに2箇所、グランド部となるスリーブにも2箇所、接点を設ける事でノイズを低減しながら伝動効率を高めるという仕組みになっています。

もちろんプラグをしっかりホールドしてくれる役目も果たします。

実はこれもDave自身がデザインしたジャック。Dave、マニアですね…


赤く塗装された先ほどのモデルと同仕様ながら、個体差によって生まれている少々硬めでトレブリーなサウンドのブラックバージョンも持ってきてくれました。


レッドバージョンもそうですが、ウッドバインディングがハードさの中にあって存在感を強調しています。


ちなみに今回Daveが新たに導入したのはギターだけでなくこの本ワニ革ストラップも。


本ワニ革だけにオモテ面はハードでゴツゴツしています。しかし裏面とてもナチュラルで、肩にかけても負担が非常に少なくなっていました。

Jimは「SNIPER発売時には付属品としてこの本ワニ革ストラップを付けようと思う」と言っていましたが、ワシントン条約次第ですかね…汗

■DAY2 OFF IN TOKYO

LOUDPARK出演者の宿泊は都内の高級ホテル(!)という事で、昨晩のさいたま市内ホテルから都内へ移動の2日目。SNIPERの大きなケース2本と、KEMPERの入った重量級のケースを車に詰め込んで一路東京へ。DaveとJimの巨躯二人には、ウチの車が少し狭すぎたようで申し訳ない…汗


この日はリハーサルも無かったため基本的にOFF。都内でガッツリ肉を食し、S7G国内アーティストのmi-yaさんも合流。ハードロックカフェでDaveはJimと共にピッチャーでビール。何回ピッチャー頼んだかな。うーん、アメリカン…

■DAY 3 LOUD PARK 2017


今回のDaveの来日はLOUD PARKが大元。Jimと共にさいたまスーパーアリーナへGo。(この日は気温15℃。半袖って…)


OVER KILLの出番も近づき、ステージ裏からセッティング中の風景を激写。OVER KILLカラーの緑に照らされたステージが期待感を高めてくれます。


いよいよOVER KILL開演の時間。すでにステージ前のアリーナ席は期待に胸を膨らませたオーディエンスで一杯。


Daveは赤のSNIPERで登場。“MEAN GREEN”〜“ROTTEN”と乗っけから飛ばします。アリーナではすでにサークルモッシュが同時に2箇所で沸き起こる興奮度合い。


結成から30年以上経過しているバンドが故の安定感、そして会場との一体感は見事の一言。


これまで様々なギターを使ってきたDave。エンドースメントがスタートしてから初のステージがこのLOUD PARKとなりました。


今回はレッドもブラックも持ち替えて大活躍だったSNIPER。やはりS7Gらしい音の明瞭感というか、歪ませてもつぶれない分離感は、LOUD PARKの大きなステージでも威力を発揮していました。


今後のステージでも活躍していく事でしょう。楽しみです。

  • Blitz : Domo-Arigato. One more!
    My Japanese is not so good. My English sucks, too.
    My sign language is perfect! (両手中指を立てる)
  • Blitz : Loud park, We don’t care what you say!
  • Audience : Fuck you!
  • Blitz : Bullshit.
  • Blitz : We don’t care what you say!!!
  • Audience : Fuck you!!!

の掛け合いで始まった最後の曲、FUCK YOU。


観客がみんな中指を突き立てる光景は圧巻。結成37年のOVER KILL人気が今も健在である事を証明したステージでした。

○セットリスト

  1. MEAN, GREEN, KILLING MACHINE
  2. ROTTEN TO THE CORE
  3. ELECTRIC RATTLESNAKE
  4. HELLO FROM THE GUTTER
  5. IN UNION WE STAND
  6. IRONBOUND
  7. ELIMINATION
  8. FUCK YOU


LOUD PARK初日が終わり、Daveは次のライブ会場である北京に旅立って行きました。

ありがとうDave! また会える日を楽しみにしているよ!!

そういえばJimが帰り際「Daveに勝るとも劣らないアーティストがまたS7Gアーティストに加わる予定なんだ」と言っていました。誰なんだJim! 楽しみすぎるぞ!!

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