こんにちは!弦担当の德永です!
梅雨があっという間に終わり、暑いですがアウトドアもしやすい季節になって来ました!
そしてそんなアウトドアにピッタリな持ち運びや演奏がとても簡単で人気なウクレレ!!
今回はそんなウクレレの弦についてご紹介致します!
ウクレレ弦って他の弦と何が違うのか?
ここはよく聞かれる質問ですね
「ウクレレ弦はエレキギター・エレキベース・アコースティックギターの弦と何が違うのか?」
一言で言うと素材が違います!
エレキギター・ベース・アコギはニッケルやスチールと言った金属など出来ています!
一方…ウクレレはナイロン弦と言うナイロンを素材とした弦が張られています
中にはフロロカーボンを使用したものまであります!
昔はガット弦と言って、羊の腸などを素材とした弦を使っていましたが、今では技術が発展し安く効率的に使いやすくいい音が出て長持ちするナイロン弦が主流となってます。
ソプラノとコンサートで弦は違うの!?
もう一つよくある質問は「ソプラノとコンサートでは弦の種類は別?」などです
実は当店にて扱っている弦もそうですが、基本的にはソプラノとコンサート関係なく弦はどちらでも使えます!
もしも使えない場合にはパッケージか値札にしっかりと記載されていますので大丈夫、超神経質になって悩む必要はありませんのでご安心ください!!
ウクレレ弦はいろんな色がある?
エレキギター・エレキベース・アコギ・ヴァイオリンなど他の弦楽器達はパッケージやメーカーが違えど基本的に1弦~6弦まで全て同じ色ですが、ウクレレ弦は何とパッケージごとに違うのです!
それが、黒・白・透明の3色です
黒い弦(黒弦・ブラックナイロン)
甘くて柔らかいサウンドが特徴です
少しテンションが柔らかめで初めての方でも軽い力で豊かな倍音が楽しむことができます。
「えっ?!黒い弦?!」なんて思ってしまいますでしょうが、これがいい音するんです。
昔は釣り糸なんて言われることがありましたが、今ではちゃんと豊かな音を奏でてくれますし、手の滑りも良好!!
しかも他の弦に比べると少々安価なので、お気軽にお試しできますので一度は張ってみても面白いですね!!
白い弦(ナイルガット弦)
この白いプラスチックの様な弦はNylgut(ナイルガット)弦と言いイタリアのAquila(アキーラ)社により開発された、ある意味最強の人造のガット弦です!!
なにが最強かと言いますと!
まず最初にお話しした通り昔はガット弦と言う動物たちの腸を加工したガット弦が主流とされていましたが、張りたての音は素晴らしいが全く物持ちが悪く生産性もよくありませんでした…
ですが!このアキーラ社が開発したナイルガット弦はガット弦のような音色や質を保ちつつ、強度的にもしっかりしていると言う弦!
倍音がとても多く、ウクレレ本体を強制的鳴らしてしまうほどの倍音!
そしてその煌びやかなサウンドは他のメーカーには生み出すことは出来ないと言われるほど美しい音です!
また、温度・湿度の変化にも強くテンションなどの狂いもとても少ない…まさに魔法のような弦です!
ただし!!張りたてはとてもよく伸びるため一週間かけてじっくりと慣らす必要がありますので、お気をつけください!
半透明な弦(クリアーナイロン)
この弦がおそらく多く見られる弦ではないでしょうか?
とても一般的なナイロン弦でクリアでとても素直な音になります。
いい意味で平均的で突飛つ的な長所も短所もなく本当に普通といった感でしょうか
ただナイルガットやブラックナイロンなどに比べると多少ですが、低音側の倍音が少し豊かになってます。
または「ブラックナイロンは滑りすぎる!」「ナイルガットは煌びやか過ぎる!」と言う方にはとても扱いやすい弦だと言えます!
メーカー比較!ウクレレ弦版!
さっ!ここからはメーカーによる比較です!
素材や色による違いはわかりましたが、やはりメーカーごとの特徴を知っておくのもとても重要ですので参考にしていただけると幸いです!!
Martin
もう超定番メーカーですね、Martin!!
Martinから出ているウクレレ弦はアコギ同様、とても人気で定番中の定番!
そんなMartinの特徴はテンションが少し弱めで抑えやすい印象です!
音はとてもクリアで素直になってくれるので、ウクレレ本体との相性は選ばないのでとても扱いやすいです!
Aquila
先ほどもナイルガット弦ではご紹介した魔法の弦でお馴染みのAquila弦!
ナイロン弦でありながら、今この世に存在するナイロン弦の中でもっともガット弦に近い弦!
耐久性・音質・テンションなどあらゆる面で優れており、どんなウクレレでも煌びやかに鳴らしてしまうほどの倍音を秘めています
「ウクレレをもっと鳴らしたい!けど、ウクレレは変えたくない…」や「もっとピッチがよく、長持ちさせたい」「ガット弦みたいな質が欲しい」っと思う
方にはとてもオススメのメーカーです!!
買う前に裏面をチェック!!
Aquilaはコンサート用とソプラノ用が裏面を見ると一発でわかります!!
買う前にはしっかりと確認をしましょう!!
こんなAquilaもあります
REDシリーズは独自の素材の採用により、弦の密度を向上させ、直径を太くすることなく低音を実現しました。
弦の直径を太くしないことにより、フレット上でのニュアンス感や音程感を損なうことなく
演奏者の表現力を最大限に引き出すことが可能になりました。
また、ワウンド弦の弱点である、寿命の短さ、明るすぎるサウンド、不自然なサスティーン、
フィンガーノイズ、弦の錆をクリアし、カーボン製よりもしなやかで弾性のある弦を実現しました。
Famous
ウクレレと言えば「Famous」と言われるほどウクレレ界では超有名なメーカー。
そんなメーカーの工場出荷弦としても選ばれている超定番弦である「ARANJUEZ」
弦が長いのでソプラノサイズからテナーサイズまで対応可能!
しかし、クリアーナイロンとブラックナイロンの2種類が出ているので買う前に「音の違い」と「パッケージの違い」を押さえておきましょう!!
買う前にココをチェック
買う前には赤い枠で囲われている箇所をしっかりと確認しましょう!
ここに弦の種類が書いてありますので、自分に合った弦を確認してから買いましょう!!
ARANJUEZ弦(クリアーナイロン)
やや固めの透明感のある音色が特徴のクリアナイロン弦。
適度なテンション感とスタンダードな音色でフェイマスユーザーの定番弦。
ARANJUEZ弦(ブラックナイロン)
落ち着いた伸びのある音色が特徴のブラックナイロン弦です。
同メーカーのクリア弦と同様にスタンダードな音色で扱いやすいのが特徴です。
SAVAREZ
フランスの「サバレス」は正確なピッチを誇る高音弦と、音量豊かでレスポンスの速い低音弦の組み合わせが、高い人気を受け続けているクラシック用ナイロン弦のブランドです。 緻密な設計、そして高度な加工技術がサバレスの品質のバックボーンとなっています。
よく聞くLow-G弦って何?
Low-Gとは4弦が太くなった仕様になります。
今回紹介した弦は全て「HIGH-G」という種類になります。
Low-Gのチューニングをすることによって、より広い音域をカバーできるようになり、ウクレレソロを弾く際に必要な音域を確保することが出来るチューニング方法になります!
もしこのチューニング方法をされる際はちゃんと「Low-G」用の弦を張るようにしましょう!!
担当者のまとめ
いかがでしたか?
ウクレレ弦は他の弦楽器に比べればとても種類は少ないかと思いますが、それでも弦一つで音や演奏性は変化していきます!!
この変化を楽しむのもまた弦楽器奏者としての楽しみなのかもしれません。
弦交換は恐れず!楽しく!好奇心とちょっぴりの期待を胸に抱きつつ!ガンガンしていきましょう!!
初めての弦交換シリーズ記事一覧
6・初めての弦選び〜ウクレレ編〜
7・初めての弦選び〜店員おすすめ弦!エレキギター編〜
Coming Soon!!
8・初めての弦選び〜店員おすすめ弦!エレキベース編〜
Coming Soon!!
9・初めての弦選び〜店員おすすめ弦!アコギ編〜
Coming Soon!!
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お問合わせ先
店舗名 | 島村楽器横浜ビブレ店 |
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電話番号 | 045-314-5255 |
担当 | 徳永 |
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各路線所要時間参考
東京駅―横浜駅 | 26分 | 川崎駅―横浜駅 | 7分 | 戸塚駅―横浜駅 | 9分 |
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藤沢駅―横浜駅 | 19分 | 二俣川駅―横浜駅 | 12分 | 大和駅―横浜駅 | 22分 |
いずみ野駅―横浜駅 | 23分 | 上大岡駅―横浜駅 | 9分 | 金沢文庫駅―横浜駅 | 16分 |