島村楽器サックス情報通信~みやサックス便り VOL.4~

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2014年04月06日

みなさんこんにちは!
島村楽器宇都宮パルコ店 サックスインストラクターの増渕(ますぶち)です!
ここ宇都宮では桜も見頃をむかえましたが、楽しくサックスを演奏されているでしょうか。前回のみやサックスから間があいてしまい、楽しみにしてくださっている皆さん、ごめんさない!その分今回は、いつも以上の情報をお届けいたします!!

今回は、サックスを演奏するのには絶対に欠かせない「リード」についてお話していきたいと思います。

リードについて

リードは何から出来ているの?

リードはケーン(葦:アシ)という植物から出来ていて、フランス・アルゼンチンなどで栽培されています。「竹で出来ているの?」と言われる事もありますが、竹は繊維が硬すぎて使えないそうです。ですが、近年、竹の繊維を混ぜた樹脂製のリードが発売されて人気がありますね!技術の進歩というのは凄いですね!]
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リードの名称

覚えておくと一目置かれるかも!?なリードの名称です。ぜひ覚えてみてくださいね!
リードの名称説明]
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リードの硬さ

リードには硬さがあって、演奏者の好みやマウスピースとの相性などで硬さを選んでいきます。リードの箱の外側(また、リードの裏面)に2・1/2、3、3・1/2などの数字で。もしくは、S(ソフト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムハード)、H(ハード)などの英語で表記されていて、数字表記では、数字が大きくなるにつれて硬くなっていきます。「コレを使うのが1番ですよ!」とは言えませんが…これから楽器を始める方でしたら、2・1/2などの柔らかめのリードから使い始めることをオススメいたします!また、「上手く吹くには硬めのリードがいいの?」とか「サックス歴が長い人は硬めのリードが吹けなければダメなの?」と聞かれることがありますが、そんなことはありません!!!(声を大にしてお伝えしたいです)あくまでも、ご自身のアンブシュア、マウスピースとの相性、そして「自分の目指す音色」などに合わせてリードを選んでくださいね。]
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リードの選び方

リードは先ほどお伝えしたように、植物で出来ています。ですから、その繊維によってリードの品質というのは一定では無く、寧ろバラツキがどうしても出てしまいます。残念ながら…技術の進歩が進んでも、こればかりは難しい問題です。だからこそ、現在では様々なメーカーから「樹脂製リード」が製品化されているのだと思います。(樹脂製リードについてはまたの機会にお話させていただきますね)

話が少し横道に逸れてしまいましたが…バラツキのあるリードの中から、より良いものを選ぶにはどうしたらいいのか???大きく分けて二通りの選び方があるので、それぞれお話いたします。

その①見た目で判断する

(バラ売りのリードを購入する際や、箱買いしたリードをザックリ選り分ける際に参考にしてみて下さい!)まず、リードを電気などに向け透かしてみます。その際の透け具合が、左右対称になっているものが良いリードかと思います。天井に向かってリードを見ている人を見かけた事あるませんか?明るい光にリードを透かして、繊維の質を確認しているのですね!また、リードのお尻の部分(ヒールテーパー)の厚さが、左右対称になっているものが良いものだと思います。

その②吹いて判断する

箱買いしてみたら(バラで購入しても)1度全部吹いてみましょう。新しいリードは、長時間吹くのでは無く、数分のみに留めた方が長持ちします。低音から高音まできちんと音が出せるか。出だしやタンギングした際に音が裏返ることが無いか。といったポイントを確認しながら吹いてみて、良し悪しを判断します。そうしたら、良い!と思えたリードを少し吹く時間を伸ばしながら吹いてみて、良し悪しを判断します。これを2.3回繰返し、この時点でのベストリードを選びます。また、見た目で判断したものも、最終的には吹いて判断してみるとなお良いと思います。「この時点での」とあえて言ったのは、リードは吹いているうちに変化してくるからです。「なんですって!!」という声が聞こえてきそうですが、本当なんです。初めは吹きにくいと感じていたリードも、時間が経つと吹きやすくなってきたり…すごく吹きやすくてお気に入りのリードだったのに、突然音が上手く出なくなってしまったり…と変化していきます。

「リードは育てるものだ。」とも言われます。新しいリードを、いきなり長時間吹くのではなく、少しずつ吹く時間を長くしていきながら。また、長時間演奏する場合には時々リードを交換しながら・・・良い音でサックスを演奏出来るように、しっかり選んでみてください。初めて吹いたときに、あんまり良くないな~と感じたリードも、吹き込んでいくうちに良い音が出てくるようになったりもしますので、リードの変化をも楽しめるようになれるとイイですね!

リードの保管と使い方

最後にリードの保管方法についてお話したいと思います。時間をかけて選んだリードは、出来るだけ長く使いたいものですよね。演奏後には、リードに付いた水分をスワブなどで軽くふき取りましょう。水分が残ったままにしておくと、カビが生えてしまうこともあります!!恐ろしいですね・・・。その後、できればリードケースに入れて保管する事が出来れば良いですね。購入した時に付属している透明なケースで保管しても良いのですが、サックスケースの中でバラバラになってしまったり・・・どのリードが良いものだったのかわからなくなってしまったり・・・。リードケースを使えば、そんな悩みから解消されますよ!
↓リードケースとはこのような物です・・・。

リードケース

右のリードケースはガラス板の上にリードを置くタイプです。リードの先端をより平らに保ちやすくなっています。お店では、様々なメーカーのリードケースを取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!そして、リードを長持ちされるもう一つのポイントは毎日同じリードを使わないことです!!吹きやすいお気に入りのリードは、毎日吹きたいですよね?わかります。その気持ち・・・。でも、ここはグッと我慢をして、別のリードを使いましょう!]
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今回の「みやサックス便り」はこれでお別れです。サックス演奏には欠かせないリードについて。少しでも皆さまのお役にたてたなら嬉しいです!次回は、今回お話出来なかった「メーカーの違い」「樹脂製リード」などについてお話したいと思いますので、どうぞお楽しみに!!

更新まで待てないよー!!という方や、もっと詳しくリードについて教えて!!という方は、ぜひお店にいらして下さいませ!サックス教室のご入会もお待ちしております。ぜひ一緒に楽しくレベルアップしていきましょう!皆さまのご来店・お問い合わせをお待ちしています!


ミュージックサロン サックスコースのご案内

菊池 綾子(きくち あやこ)

洗足学園音楽大学管楽器コースサクソフォン専攻卒業。
サックスを石田裕美氏、大津立史氏、池上政人氏、藤陵雅裕氏に師事。

コース 開講曜日 レッスン形態 講師
サックス 月・木・金
11:30~20:00
土・日
11:00~19:30
個人 菊池 綾子

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何か新しいことを始めてみませんか?ぜひ楽器演奏にチャレンジして、新しい世界をひろげてみませんか。
レッスンは、楽器演奏は初めての方、そして再チャレンジの方、またご自身で演奏を続けている方も、いつからでもご入会いただけます。

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など、何でもお気軽にご相談ください。
スタッフから、皆さまのご希望に沿うレッスンをご案内させていただきます。ぜひこの機会に始めてみませんか?
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お問い合わせ

店舗名 島村楽器 宇都宮パルコ店
担当 菊池
電話番号 028-611-2078

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