【DiGiFES2019】SSL『SiX、Fusion』を実機レビュー

梅田ロフト店

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2019年06月13日

島村楽器梅田ロフト店のPA担当南です。

DiGiFES2019無事終了しました!今回は期間中SSLの機材がズラリと並んでいました。(その中にはあの話題のSiXやFusionも!)

せっかくなので今回は新しく発売したこのSiXとFusionをレビューしていきたいと思います。

SSL SiX

ただのコンパクトミキサーではありません。スタジオでおなじみのSSLコンソールがそのままコンパクトなミキサータイプになって登場!

SSLの高クオリティなプリアンプ、EQ、コンプレッサーを搭載した画期的なモデル。当店スタッフもライブで使用しています。

通常だと6chINのミキサーなのですが、D-SUBケーブルを使う事でReturnにも追加で入れることができます。

ハードウェアのコンプレッサー等も併用して使用することが可能です。

SiXの魅力その1:高品質なマイクプリ

このマイクプリの凄いところはゲインを突っ込んでも潰れた音になりにくいところですね!

更にホワイトノイズも普通のミキサーに比べて少なく、非常にクリアでほぼ原音そのままに近い音が入ります。

SiXの魅力その2:EQ(イコライザー)がほんとに凄い!

普通のEQってだいたい原音に比べて音が劣化してしまい、本来のサウンドとは違ったものになります。EQ処理がやりづらいというのはよくある話ですね。

SSLの凄いところは原音を壊さずにEQ処理ができます。非常に綺麗な掛かり方をするのでミックスがとてもしやすいです。

SiXの魅力その3:数十万円するバスコンプが付いている!

更ににすごいのはマスターにG-Seriesのバスコンプが付いています!スレッショルドとゲインというシンプルなものですがこれだけで十分!と思わせるクオリティです。

これも思いっきり突っ込んでも音楽として使える非常に優秀なコンプレッサー・

また、2chモノラルのコンプが付いているのですが基本オートゲインが搭載されているので突っ込んだ後にボリュームを上げなくてもそのまま使えてしまいます。

D-SUBケーブルによるセンドリターンも可能

背面部にD-SAB用のセンドリターンが付いています。外部のコンプレッサーやEQを接続することでSiXを更に活用できます!

更に!SiXと同じく発売したFusionもレビュー

SiXと同じく発売されたこのFusion。聴いてみたところスタッフも『めっちゃ欲しい!』となりました!

その機能をレビューしていきたいと思います。


Fusionの凄いところその1:3バンドイコライザー

さすがSSLといったところでしょうか。こちらの3バンドイコライザーも、SiX同様原音を壊さずに音を調整が可能です。

SiXだとHiとLoの2バンドしかないため、Fusionは更に細かい音作りも可能です。

Fusionのすごいところその2:高音専用のコンプレッサー

FusionについているHF Complessorはその名の通り高い音のみをつぶすコンプになります。こいつを掛けてあげるだけで綺麗なハイ落ちしたサウンドを作ることが可能です。

Fusionの凄いところ3:VINTAGE DRIVE

こちらのVINTAGE DRIVE。原音を壊さずにサウンドに歪みを加えていきます。ちょっと音が細いな~と感じたときはここをいじるだけで厚みが増していきます。

Fusionの凄いところ4:Steleo Imager

これが一番驚きました!このSteleo Imagerを使う事によって左右、奥行きの広がりを調整できます。

これがあれば薄っぺらいサウンドも自然に広がりのあるサウンドが演出可能です。手元で簡単に調整できる点は本当に凄いと思います!

メーカー 型番 販売価格(税込み) デジマート
Solid State Logic(SSL) SiX 190,300 ご注文はコチラ
Solid State Logic(SSL) Fusion 299,750 ご注文はコチラ(お取り寄せ対応)

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