1. EFFECTOR BOARD COLLECTION -エフェコレ-【Vol.1】

EFFECTOR BOARD COLLECTION -エフェコレ-【Vol.1】

EFFECTOR BOARD COLLECTION Vol.1

こんにちは!
島村楽器梅田ロフト店エフェクター担当の千原です!

エフェクター好きの皆様は、街行く他の人がどんなエフェクターを使って、
どんなエフェクターボードを作ったか気になるのではないでしょうか?

こちらの記事では、当店をご利用のお客様のエフェクターボードを
お客様の製作の裏側を島村楽器梅田ロフト店エフェクター担当の千原の感想を織り交ぜてご紹介していきます!

記念すべき初回はお客様より、エフェクターボード製作のご相談を頂いたので、
特別に許可を頂き、製作中の様子を撮影・掲載致しますっ!

「エフェクターボードってどうやって作るの?」という方も、
このページを見ればカッコイイエフェクターボードが作れますよ!
ぜひ最後までお付き合いください♪

今回ご紹介するのはコチラ!

記念すべき第1回にご紹介するのは、お客様のご要望に合わせて私とお客様で製作したボード!
現在50代のお客様なのですが、「久しぶりにギター弾きたいなぁ」という事で、
バンドを始める事になったようです。
今回は10~20代の頃に使っていたBOSS製品と、新しく導入したBOSS製品を織り交ぜております。
せっかくなので、製作の様子をご紹介していきます!

構想の打ち合わせ
JUNCTION BOXとは
Buffer (バッファー)とは
スイッチャーへの組み込み
◆便利アイテムのご紹介
ソルダーレスケーブル
ケーブルテスター
完成!!

まずは構想を打ち合わせ!

まずは、何を使われるか、どういう風に使いたいかなどを打ち合わせします。
今回の場合、元々所有しているエフェクター3種類、
BOSS OD-3(OVERDRIVE),DS-2(TURBO DISTORTION),PH-3(PHASE SHIFTER)を使い、
併せて馴染みのあるBOSSのDD-7(Digital Delay),
OC-2(Octaver),PS-6(Harmonist)などのエフェクターを新規導入、
それに伴ってペダルチューナー(Planet WavesのPW-CT-20)と、
スイッチャー(Custom Audio Japan Loop and Link2)を導入しました。

極力操作や設定が簡単なスイッチャーをご希望でしたので、CAJのスイッチャーに。
チューナーは見やすくて反応が良いモノをという事で、
最近発売したPlanet WavesのPW-CT-20をご案内しました!

エフェクターを繋ぐ順番は諸説色々ございますが、今回は下の図のように配線する事にしました。
なんだか見づらいですがご参考までに...

(こういう時にカッコイイ図をパソコンで作れたらいいのに・・・)
CAJのLoop and Linkは5 LOOP。
5種のエフェクターを1つ1つスイッチング出来るように1LOOPに1個繋ぎました。

仮置きしてみるとこんな感じになりました。
ケーブルを挿したらどこが干渉するか、実際に踏みにくくないかなど、
使うことを想定しながら位置を決めたりしていきます。
今回はエフェクターボードはARMORのPS-2を使用しており、
若干スペースが窮屈な感じがしますが、「出来るだけコンパクトにしたい」というご要望に沿い、
数は減らさず、ボードも大きいものにせず、この状態で組むことになりました。

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まずはエフェクターボードの入り口へ -Junction Box編-

まずはギターからOne ControlのJunction Boxに接続します。
Junction Boxとはエフェクターボードの入口と出口をまとめるもので、
配線の簡易化、セッティングの時間短縮、エフェクター本体に
直接シールドを抜き差しする事によるジャック側の劣化を軽減したりとあると色々便利な一台。
今回スイッチャーを採用したCustom Audio Japanや、
FREE THE TONE、One Control、Empressなどなど...
様々なメーカーから出ております。(スイッチャーを作っている会社が製作している場合が多いです!)
今回は一番リーズナブルでシンプルな構成のOne Controlを選択しました!
写真の上面と側面にジャックが2個ずつありますよね。
こちらの上面の右側(INPUT)へギターからのシールドを繋ぎ、
上面左側(OUTPUT)からアンプ等に繋ぎます。

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次はBOSSの"Harmonist"へ!バッファーってなんだ! - Buffer 編-

今回の場合ではJunction BoxからBOSSのPS-6に接続。
意図としてはHarmonist等のピッチ系は一番最初に繋ぐが吉!
...という世論と個人的な経験からです。一番最初が一番反応が良い気がします。
(Pitch Shifter や Octaver 等々...)

そして、1番始めにした理由はBOSSがバッファードバイパスだからです!
※バッファードバイパスとは
エフェクターをONにしていてもOFFにしていても、
信号がエフェクターの回路(Buffer)を通っている状態の事を指します。
(一方、OFFにしたときにはエフェクターの回路を通らない事をトゥルーバイパスと呼びます。)

一般的にバッファードバイパスであれば回路を通っているいるので、
バッファードバイパスの機種をいくつも連続して繋げると全てエフェクトOFFしていても、
音質の劣化が著しく出るという見解が一般的にあります。
「じゃあ全てトゥルーバイパスにすればいいじゃん!」となりますが、
トゥルーバイパスはON/OFFのスイッチを押す時に、
アンプから「バチッ」という"スイッチングノイズ"が出てしまいます。
音質は良いのですが、何事も一長一短ですよね。

さて、先程からバッファードバイパスやらトゥルーバイパスやら、
いわゆるバッファーってなんなんだ...という事について少しお話致します。
すごーくざっくり説明すると、ギターの信号をノイズに強くしてくれるものです!
...と、言うのもギターの信号にはハイインピーダンス・ローインピーダンスというものがあります。
ハイインピーダンスはノイズ等の外的要因の影響を受けやすい弱い信号で、
ローインピーダンスはノイズ等の外的要因を受けにくい信号です。
ギター(ベース)のジャックから出る信号はハイインピーダンスが基本です。
(もちろん一部例外はあります!アクティブベースとか...。)
BUFFER(バッファー)とは、ギターから出る弱いハイインピーダンスを
ローインピーダンスに変換してノイズに強くしてくれるのです!!

もしこの説明で「つまりどういうこと?」となってしまった場合は
インピーダンスについて←コチラの解説も参考にしてみて下さい!
当店AMP担当の佐藤が初心者についてもインピーダンスについて、
絵を交えてわかりやすく解説してくれてますよ♪

結論として最後にまとめておきたいのは、
ジャンクションボックスからPS-6に繋いだのは、スイッチャーに入れる前に、
バッファーとしてノイズに強くしておきたいからでした!!
①Loop and LinkにはバッファーON/OFFがスイッチで切替出来る事、
②PS-6のS-BEND機能をいつでもオン出来るようにする事も考えての配置です♪

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いよいよスイッチャー!Loop and Link のルーティング

いよいよエフェクターボードの醍醐味!
Custom Audio JapanのLoop and Linkに配線していきましょう!
今回使用するCustom Audio JapanのLoop and Link 2には5LOOP搭載されております。
簡単に言うと、5個の回路をスイッチでコントロール出来るという事ですね!
1LOOPにつき1個という制約はないので、
1LOOPにオーバードライブとブースター両方入れちゃうのもOKです。
その場合は1LOOPのスイッチを押すと両方ONになりますので、
ブースターを切りたいときはエフェクター本体のスイッチを押す必要があります。
今回は1LOOPに1つだけ繋ぎ、スイッチャーで完全に制御出来るようにします。

1LOOP → BOSS OC-3(OCTAVER)

2LOOP → BOSS OD-3(OVER DRIVE)

3LOOP → BOSS DS-2(TURBO DISTORTION)

4LOOP → BOSS PH-3(PHASE SHIFTER)

5LOOP → BOSS DD-7(DIGITAL DELAY)

EXT OUT

加えてEXT OUTからはPlanet Waveのチューナーに繋げる事で、
いつでもチューニングが出来るようになっています。
EXT OUTとはオマケ(サブ)アウトプットみたいなもので、
一般的にはチューナーアウトとして使用されます。
EXT OUTからチューナーに繋いで、チューナーからは何も繋がないようにしています。

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実際にケーブルを接続するためにあると便利なアイテムたちをご紹介!

ソルダーレスケーブルとは

今回はエフェクターをスイッチャーを繋ぐケーブルは
FREE THE TONEのソルダーレスケーブル SL-8S と SL-8Lを使用します。

ソルダーレス(Solderless)とはその名の通り、solder(はんだ)がなく、
はんだごてと呼ばれる電熱器具を使わずとも、
ドライバー1本で結線が出来るスグレモノのケーブルなんです!
電熱器具を使わない為、技術がなくても作れて、怪我の心配も無く、品質の変化も無い。
そして、自作で好きな長さで作れるので、キレイに配線が出来るし、省スペース...
あらゆる面でエフェクターボード製作に向いている便利アイテムです!!
(FREE THE TONE公式サイトでも動画と一緒に詳しく紹介されています!)

それぞれのエフェクターを今ご紹介した、
FREE THE TONEのソルダーレスケーブルで繋いでいきます。
そして配線作業にもコツがあります。
特にポイントとなるのは、エフェクター側に遊び(余裕)を持たせるコトがポイントです。
ケーブルは極力短くなるようにする事で音質の劣化を抑えられますが、
あまりにも最短距離に固執しすぎて、ケーブルに遊び(余り)を持たせず、
ケーブルがピンと張ってしまう状態にしてしまうと危険です。
運搬の際やスイッチングする際の衝撃で断線してしまう可能性があります。
実際にソルダーレスケーブルで結線する時は下の写真のように遊びを持たせると、
トラブルになる可能性が下がり、エフェクターに負荷かけることなく使用できます。

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自作トラブルを解決!ケーブルテスター!

そして、製作した時は1本1本テスターと呼ばれる通電の機械でチェックする事をオススメします!
実際に今回のエフェクターボードでは16本のケーブルを製作しましたが、
チェックをせずに全てセットして、動作チェックをして音が出ない...
なんてことになると、どのケーブルがちゃんと繋がっていないのか、
はたまたケーブルのではなく他が原因なのか...?
...と、原因究明にかなりの時間を必要としてしまいます
エフェクターの組み換えを良く行われる方はぜひテスターも持っておきたいですね!
「初心者がわざわざテスターなんて...」と思っている方にもオススメなのが、
One Controlの"Cable Tester"!→詳細はコチラで紹介中♪

簡易的ではございますが、税込¥1,080とお買い得!
実際に作ったケーブルがちゃんと通電しているか、
コレで簡単にチェックが出来るのでトラブル回避が出来ますよ!
自作に興味のある方はぜひコチラもチェックしてみて下さい!

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BOSSの弱点を克服!エフェクターボトムプレート!

そして、今回はBOSSのエフェクターを6種類使用しました。
日本が世界に誇るエフェクターブランドBOSSの弱点の1つ、
ボードの底面がデコボコのラバーであること!!
(...であると、私千原は思っております...。)
一般的にエフェクターの固定には、裏側にマジックテープを貼り付けます。
(他にも結束バンドで留めたり、通称"豆カン"と呼ばれるもので固定したりする事もあります。)
しかし、BOSS製品には裏側にラバーが貼り付けられており、
マジックテープなどの粘着質なものを貼り付けると劣化する事が多いです。
その為、BOSSの中古品にはマジックテープが張り付いたままになっていたり、
マジックテープの粘着成分だけが残ってたり、なんてしばしばあります。
きっとエフェクターボードにロマンを感じてこのページを見ている方は、
「日本の誇り、BOSSのエフェクターを綺麗にボードに固定したい・・・!」
と本当は思っているのではないでしょうか!!
そんなエフェクターラブな方にオススメなのが、コチラ↓↓

◆Providence LE-EBP

メーカー 品番 販売価格(税込)
Providence LE-EBP ¥906

こちらは一見ただのプレートですが、あるとめっちゃ便利です・・・!
使い方は簡単、下の写真のように取り付けて下さい♪

注意しなければいけないのは、片面に緑のフィルムテープが貼っています。
このテープは絶縁用のテープで、絶対にはがさないで下さい!!!!

・・・絶対にはがさないで下さい!!!!
「絶縁ってなんやねん」って話になると、電気を通さなくする事です。
大事な事は、この緑の面を内側にして取り付ける事です。
外側(エフェクターのマジックテープを貼る面)が銀色になるようにしてください。

こうするだけで、マジックテープが綺麗につけられるようになったり、
使わなくなって保管する際には完全に元通りにする事が出来ます。
エフェクターをコレクションする方にはもってこいなアイテムです!

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完成!

紆余曲折を経て、ついに完成しました!
(エフェクター同士の結線とかは、今回は省略してます...!すみません!)
便利アイテムや、100円ショップ等で販売しているものも駆使しております。
サウンドチェックも問題なく、お客様からの評価も◎!
「今更ややこしいスイッチングシステムは嫌だな・・・」というご要望に応えて、
極力シンプルに扱いやすく、セッティングも簡単に出来るエフェクターボードを目指して製作しました。
ややケーブル類が窮屈ですが、実際にサウンドテストしたところ、
大きくノイズが乗ることもなく、使用感もご満足頂く事が出来ました♪
ただ純粋にサウンド面だけでエフェクターを選ぶなら、BOSS以外の選択肢もありましたが、
若い頃に使っていたエフェクターと新しく導入したエフェクター。
なにかこう・・・ロマンを感じるチョイスです!
今後もバージョンアップもフォローしていくお約束をしておりますので、
今回ご紹介したボードに動きがあった際は改めてご紹介しますね♪

今回はエフェクターボードの製作について書いてみました。
実際に学生さんや、初心者層の方、意外と大人の方も、
「エフェクターって取っ付きにくくて、分からない。ましてやボードなんて・・・」
という感じで、我流で適当に繋いでいる方も多く見られます。
せっかく買うなら好みに合うエフェクターを見つけて頂きたいですし、
せっかく買ったならカッコよく、故障などのトラブルを極力避けて使って頂きたいと思っているので、
分からない!って事でしたら、お任せ頂ければ良い感じにしますので、ぜひご相談して下さい!
島村楽器梅田ロフト店ではエフェクターボード製作のご相談も承ります!
あくまでもボード製作代行というわけではありませんが、
お客様が理想のエフェクターボードを製作出来るようにフォローさせて頂きますので、ぜひ一度ご相談下さい!

実は今回のボード製作の手引きページ、実際に公開するかはめっちゃ迷いました...。
やっぱり音の事なので、「こうするのが100%良い」っていう正解は無い為、
WEBで公開するというのは結構ハードルが高いと個人的には思っております。
(商品紹介とかはレビューなので、「個人の感想です。」で済むのですが。)
勇気を出して公開してみたからには、読んで下さった方へ何かヒントにでもなればいいなと思っております。
何か「こうした方がいいよ!」とか、「僕はこうしてる!」とかあれば、
ぜひ、私にも教えて下さい!(笑) 率先して検証してみるので、情報お待ちしております!!
次はどんなエフェクターボードが出来るのか・・・次回乞うご期待!!

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編集後記

1月30日に"住吉大社"という大阪では有名な神社に遅ればせながら初詣に行ってきました。

出生地が住吉大社の近くなので、初詣と言えばココ!って感じなんです。
いつもは元旦とか三が日に行く事が多いので、大勢いらっしゃるのですが、
さすがに1月の終わりともなると参拝客の方はほとんどいませんでした。
せっかくなので、おみくじを引いてみたところ・・・。

中吉でした。
-このみくじにあう人、さわやかな優しさを心がけて-
...精進していこうと思います2018年。

この記事を書いているのはこんな人!

島村楽器梅田ロフト店 千原 拓 (ちはら たく)
島村楽器梅田ロフト店コンパクトエフェクター担当。
大阪を拠点にベーシストとして時々活動中‼
好きなベーシストは海外ではStuart Zender (ex.Jamiroquai),
国内では、日向秀和さん(Nothing's carved in stone,ストレイテナー...etc)
ベース用・ギター用問わずエフェクターが大好きで、
歪みはもちろん、オートワウなどの飛び道具も大好きです♪
エフェクターのことなら、ギタリスト・ベーシスト・キーボーディスト問わずお任せください!

島村楽器梅田ロフト店のツイッターではいろいろな商品やイベントの情報を配信中です
フォローお待ちしております


梅田ロフト店では常時500アイテム以上のエフェクターを展示しています。

こちらの記事で梅田店の展示アイテムがご覧いただけます!あなたの欲しいメーカーや機種があるかも知れません!

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