解決!サックス「あるある」~リードミス編①~

2021年11月15日

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ピーッとかキーッとかイヤな音が鳴る現象

吹いているときにピーッとかキーッとかヒーッとか、高くてイヤな音が鳴ることありませんか?
この現象を「リードミス」と言って、リードが正しく振動していない時に起こります。
初心者はもちろん、ある程度経歴が長い人ですらやってしまう、サックスあるあるの一つだと思います。

この「リードミス」の原因と、その対策について紹介していきます!

マウスピースを深く咥えすぎている

かなり高確率で原因になっているのが、マウスピースを深く咥えすぎていることです。

マウスピースを深く咥えると、口の脇から息が漏れにくくなり、音も大きくなるので、ついそうしてしまいがちになります。
しかしそのように咥えると、リードの薄い部分だけでなく厚みがある部分まで振動させてしまい、結果的にリードが正しく振動してくれなくなります。

これは経歴の長い方でも十分起こりうることで、例えば曲の前半はいいんだけど、後半になると途端にリードミスが増える、というのもあるあるだと思います。
この場合は疲れていることが原因で、疲れた→口が緩み肩に力が入る→口の脇から息が漏れないように深く咥えて解決しようとする、という悪循環に陥ってしまいます。

解決策:浅めに咥えることを心掛け、力尽くで吹かない

解決策はシンプルで、原因の逆を行う、つまり浅めに咥えることを心掛けることです!
とはいえ、もちろん浅すぎてはいけません。
効果的なのは、浅めに咥えるというよりは「顎を引く」というイメージを持つと良いでしょう。
吹いているうちにちょっとずつ前に滑っていっている可能性もあるので、マウスピースパッチを購入し装着することも、安定したアンブシュアの固定の助けになります。
このようなちょっとしたことでも、解決すればむしろ儲けものです!

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また、力んで吹かないことも重要です!集中しすぎたり疲れてくると、無意識のうちに肩や肘が上がって、力尽くで無理矢理に楽器を鳴らそうとしてしまいます。
マラソン選手って、走ってる途中でたまに手や腕をぷらぷらして力を抜こうとしますよね!
あれと同じように、ちょっとした休符の間に腕の力を抜くようにしたり、使い切れずに余った息を一度全部吐いてしまうと良いでしょう。

最後に

サックスを演奏するとき、いろんなことを同時に気をつけなければいけないので、ついのめり込んで没頭してしまったり、ムキになってしまったりします。
みなさん一生懸命息を吸いはするんですが、意外に吐くことを忘れてしまうことが多いです。
余った息を溜め込まずにしっかり吐き出すと、深呼吸と同じ要領で力が抜けるので、肩にせよ腕にさせよ口にせよ、力まないクセをつけましょう!

レッスンではこれらの問題を解決するために必要な練習方法についても指導しています。サックス「あるある」でお悩みの方はぜひレッスンを受けてみてください!

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