【防音室】知っておきたい!防音室の選び方①|島村楽器立川店

2020年09月26日

===z=== *防音室の選び方~組立式防音室編~ 防音室担当の橘です。新設丁寧なご対応を心がけておりますので、防音でお悩みの方はお気軽にご相談ください。私自身ピアノとクラリネットを演奏しますので、鍵盤の方や管楽器の方のお気持ちに寄り添った接客をさせていただきます。最近はギターも練習中です!どうぞよ […]

防音室の選び方~組立式防音室編~

防音室のご案内

防音室担当の橘です。新設丁寧なご対応を心がけておりますので、防音でお悩みの方はお気軽にご相談ください。私自身ピアノとクラリネットを演奏しますので、鍵盤の方や管楽器の方のお気持ちに寄り添った接客をさせていただきます。最近はギターも練習中です!どうぞよろしくお願いいたします。

島村楽器立川店は立川市の方はもちろん、日野市、国立市、国分寺市、武蔵村山市、東大和市、昭島市、福生市、羽村市、青梅市の方を中心に様々なエリアよりお越し頂いております。多摩地区の皆様の音楽生活をより豊かなものにするご協力をさせていただきたいと考えております。

今、大人気!いつでも気軽に音だし出来る組立式防音室

島村楽器立川店

昨今の事情により、いろいろな「欲しい」が寄せられています!

  • 楽器練習に防音室に!
  • レコーディング用に!
  • DTM用に!
  • リモートワーク用に!
  • 騒音をシャットアウト!

組立式防音室ならそんなご要望にお応え出来ます。

組立式防音室の4つの利点

部屋ごと丸ごと防音施工することもできますが、どうしても高額になることが多くなります。その分部屋の中に「部屋」を設置する組み立て式の防音室だとコストを抑えて防音が出来るので多くの方に選ばれています。

①アパート・マンションでも手軽に設置可能

当店に展示しております組み立て式の防音室は、サイズに合わせたスペースを確保していただければ、どこでも設置が可能です。
床や天井に穴を開けるようなことはありませんので、賃貸マンションでも多数の設置歴がございます。
また、組立て式なので、お引越しなどの時には移動も簡単に行えます。また、半日から1日で設置できるのでお忙しい方でも安心です!

※設置については事前に管理会社の了承を得てください。 また状況によってエアコンがつけられない場合があります。

※弊社川崎ルフロン店での設置工程をタイムラプスでご覧ください!

②管弦歌なんでもOK!ピアノなら、アップライトからグランドまで可能

展示中のヤマハ「アビテックス・セフィーネNS3畳タイプ」ならヤマハのグランドピアノC3クラスのピアノまで入れられます。
浮き床構造なので、ピアノの低音もしっかり防音してくれます。アップライトピアノですと、1.7畳が最小サイズです。
※防音の効果については住環境によっても変化いたします。まずはご自身で効果をご確認下さい。

③防音だけでなく、自然に楽器を響かせてくれます

ヤマハ・カワイがご提案する防音室は、外への配慮だけでなく中で演奏する方にも配慮した設計になっています。
残響を抑える「音場パネル」を取り付けることにより、響きすぎを抑え、より快適な練習空間を実現しました。

④引っ越しも対応可能!不要になったら中古として売ることも可能!

組立式で何度も解体・組立ができるため、中古品もございます。ヤマハ・カワイ両メーカーを取り扱っておりますので、予算をなるべく抑えたい!という方はこちら→をご覧ください!気になる防音室があれば当店までお問い合わせください。※島村楽器の中古防音室紹介ページが開きます

大きさ・防音室の部屋のサイズを決める

先ずは大きさを決めましょう!
使用目的と設置するお部屋のサイズによって選ぶものが変わります。下記を目安にしてみましょう。

サイズ 主な用途 設置部屋
0.8畳 クラリネット
ボーカル
4.0畳
1.2畳 サックス
フルート
ギター
4.0畳
1.5畳 トロンボーン
バイオリン
チェロ
5.0畳
2.0畳 アップライトピアノ・管楽器 6.0畳
2.5畳 アップライトピアノでレッスンOK 6.0畳
3.0畳 グランドピアノ
C3Xサイズまで
6.0畳
3.5畳 グランドピアノ
C3Xサイズがゆったり
8.0畳
3.7畳 グランドピアノ
C3XサイズでレッスンOK
8.0畳
4.3畳 グランドピアノ
C5XサイズでレッスンOK
8.0畳
5.0畳~ アンサンブル
シアタールーム等
5.5畳~

※設置に必要な部屋の大きさについてはあくまで参考サイズです。お部屋の形によって異なりますのでお問い合わせください。

広さの下限~上限【組立式防音室】
メーカー サイズ下限 サイズ上限
YAMAHA 0.8畳 4.3畳
KAWAI 0.8畳 10.0畳
(カスタムタイプ)

※設置に必要な部屋の大きさについてはあくまで参考サイズです。
お部屋の形によって異なりますのでお問い合わせください。

高さも選べます
  • 一例:YAMAHAの場合
サイズ 標準高さ(内寸) ハイタイプ(内寸)
0.8畳 1,923mm -
1.2畳~
 4.3畳
1,964mm 2,164mm

※Dr-35/40に関わらず

ピアノや管楽器を演奏される方はぜひ背の高いハイタイプの方をおススメいたします。背が高い防音室の方が音が自然に響いてくれるので、演奏感に違いが出ます。またKAWAIのカスタムタイプを選ぶと高さが3種類ございます!

遮音性能を選ぶ

防音室で一番大事なのがこの遮音性能「Dr**」。Drのあとにくる数字は防音室の壁1枚でどれだけ音をカットできるかを示す数値です。そのため、数字が大きければ大きいほど音を小さくすることができます。また、お隣さんに聞こえなくしたい!という目的であれば家の外壁と防音室の遮音性能を合わせた数値で考えると良いです。

遮音性能比較表(500Hz基準)

種類 性能
防音室 Dr30~50 -30~50dB
外壁 戸建(一般)) -30~35dB
外壁 戸建(高気密・高断熱 -40~45dB
外壁 マンション(壁厚180mm鉄筋コンクリート) -45~50dB
一般サッシ -15dB
断熱防音サッシ
(ペアガラス)
-25dB
断熱防音二重サッシ
(一般サッシ+ペアガラス)
-40dB

組立式の防音室はDrが30・35・40と3タイプのご用意がございます。※YAMAHAはDr35・40のみ

どの楽器を演奏するかでご提案するDrは変わりますが、音を可能な限り小さくしたい方は間違いなくDr40です。当店では人気のDr35とDr40をお試し・比較が可能となっております。

dB(デシベル)

音の大きさを表す単位のことを、dB(デシベル)を表記します。数字が大きくなればなるほど音が大きくなります。
一般的に人は50dBで静かに感じ65dBで「うるさい!」と感じるそうです。
dB(デシベル)の目安については以下をご覧ください。
また、聴感上は音が10dB減るとほぼ半減して聞こえるようです。

■dBの目安 ~理想の空間~

お部屋の種類 理想的なdB等級
書斎、勉強部屋 35dB
寝室、リビング 40dB
ダイニング 45dB
キッチン 50dB

繁華街や住宅地など、お住まいの地域の環境によって変わります。最近はスマートフォンのアプリでもdBの計測ができますので、目安として測ってみても面白いかもしれません。

■dBの目安 ~人とdB~

騒音レベル dB等級 音源の例
聴力機能に障害 105~130dB ジェット機、コンクリート工事、オーケストラ
とてもうるさい 85~105dB 地下鉄、滝の近く
うるさい 65~85dB パチンコ店、ボーリング場、新幹線車内、蝉の鳴き声
ふつう 45~65dB テレビ、水洗トイレ、都心の住宅地
しずか 25~45dB 郊外の住宅地、囁き声、衣服が擦れる音、鉛筆の音
とてもしずか 10~25dB 小さな寝息、雪の降る音

■dBの目安 ~楽器別~

楽器 dB等級の目安
ドラム 子供:80~100
大人:100~
プロ:120
ピアノ 子供:70~90
大人:90~100
プロ:110
金管楽器 100~110
木管楽器 70~95
声楽・ボーカル 90~110
音の伝わり方にも2種類
  • 固体音とは...

床や壁など固体が振動して伝わる音のことです。グランドピアノなら3本の足に、ドラムならスタンドに...といったように、振動が床に伝わります。チェロも同様です。ですので、振動を吸収するマットなどを敷くことが必要です。

  • 空気音とは...

空気を伝わる音のことです。固体音とちがい、比較的音をシャットアウトすることが可能です。

防音においてはこの二つの音をシャットアウトする必要があります。

ではDr30?35?40?どれを選べばいいの??

Dr等級

遮音性能を表す日本工業規格(JIS)の単位。数字が大きくなればなるほど遮音性能が高くなります。
例えば、子供がピアノを練習している部屋(90dB)を防音室にしたところ、隣の部屋ではうるさくない程度の50dBまで下げられたとしましょう。この場合、
 90dB-50dB=40
となるため、この防音室の防音性能は「Dr-40」ということになります。

遮音性能 聞こえ方の目安
Dr-30 壁を隔ててピアノの音が「小声」くらいに聞こえる。
Dr-40 壁を隔ててピアノの音が「ひそひそ声」くらいに聞こえる。
Dr-50 壁を隔ててピアノの音がほぼ聞こえない。

立川店設機種案内

当店設置機種のご案内です。是非ともご覧ください!

島村楽器新品・中古防音室専門サイト

全国の島村楽器で展示・販売中の中古防音室の全てが見れるホームページができました。ぜひチェックしてみてください。

https://info.shimamura.co.jp/soundproof/

今回はここまで!こちらの記事に追記してまいりますので、どうぞご期待ください!

また、導入を考えているけど文字だけでは実感が沸かない!という方は是非お店まで体験しに来てくださいね!

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。