G線上のアリアを弾いてみよう!

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2019年11月06日

*あこがれの曲をバイオリンで弾いてみてはいかが? TBS系ドラマ「G線上のあなたと私」のヒロインが、ヴァイオリンを始めるきっかけとなったJ.S.バッハ作曲「G線上のアリア」。個人的には映画「セブン」に使われていたシーンが印象に残っていますが、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 ** […]

あこがれの曲をバイオリンで弾いてみてはいかが?

TBS系ドラマ「G線上のあなたと私」のヒロインが、ヴァイオリンを始めるきっかけとなったJ.S.バッハ作曲「G線上のアリア」。個人的には映画「セブン」に使われていたシーンが印象に残っていますが、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

そもそも誰の書いた曲?

G線上のアリアは、音楽の父と呼ばれるヨハン・セバスティアン・バッハによって、17世紀に作曲されました。「管弦楽組曲第3番」と呼ばれる組曲の中の1曲であり、もともとはヴァイオリン独奏のものではなく、様々な楽器による合奏曲でした。
その曲を後世のヴァイオリニスト アウグスト・ヴェルヘルミが独奏ヴァイオリンとピアノのために編曲したものが、現在私たちが「G線上のアリア」と呼んでいる楽曲です。

ちょこっと楽曲解説!

この曲は非常にゆったりとしたAdagio(アダージョ)のテンポで演奏されます。
緊張感たっぷりにヴァイオリンのEの音から始まり、バックではピアノが下降音階でベースラインを奏でます。
少し不安定な、寂しさを喚起させる突然の不協和音が絶妙な具合で各所に使用されており、私たちを悲しいような、切ないような感情にします。現在でも、「あえて不協和音を使用する」という手法は様々な楽曲で使われており、その手法を300年も前に確立したバッハはやはり偉大です!
そして不安定な旋律から一転、後半に向けて、穏やかで温かみのあるメロディに曲が進行し、落ち着いたCの和音で曲は終わりを告げます。

G線上ってどんな意味?

G線とは、ヴァイオリンの最低音域の弦のこと。アウグスト・ヴェルヘルミはこの曲を編曲した際、最初から最後まで、G線だけで演奏できるように編曲をしました。「Sul G」と呼ばれるこの演奏方法は、D線やA線で弾ける音域を、あえてG線のハイポジションで弾く演奏方法です。G線はほかの音域の弦と比べ太いため、そのハイポジションを使用することで、独特の重厚な音色を創り出します。

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