Klaus Grünke, Germany – Bubenreuth, Gold Mounted Violin Bow Model; “Francois Xavier Tourte” クラウス・グリュンケ ヴァイオリン弓 金黒檀 「F.X.トルテモデル」

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2018年06月09日

*Klaus Grünke, Germany - Bubenreuth, Gold Mounted Violin Bow Model; "Francois Xavier Tourte" ドイツ弦楽器製作の中心地:ブーベンロイト。南部バイエルン州の小さな町ではありますが、街の紋章には街のシンボル「レッ […]

Klaus Grünke, Germany - Bubenreuth, Gold Mounted Violin Bow Model; "Francois Xavier Tourte"

ドイツ弦楽器製作の中心地:ブーベンロイト。南部バイエルン州の小さな町ではありますが、街の紋章には街のシンボル「レッドバイオリン」が。ブーベンロイトは古くからバイオリン製作の町として世界的にその名が知られています。
さて、本日ご紹介致しますのはドイツを代表する世界的な弓製作家:Klaus Grunke(クラウス・グリュンケ)氏の特別モデル、名弓Francois Xavier Tourteをコピーした名品「金黒檀」をご覧頂きたいと思います。
同氏の作品は著名なアーティストの使用も多く、もっと日本で注目されていても良いと思うのですが、そんな国内ではまだまだフランスやベルギーの勢力に押され気味のようです。シマムラストリングス秋葉原では、この贅沢極まりないジャーマン・ボウを心からお薦め致します。ご興味を持って頂きましたら幸いです。是非お気軽にお問い合わせ下さい!

Klaus Grunke 使用アーティスト一覧

Sol Gabetta(ソル・ガベッタ)

David Geringas(ダーヴィド・ゲリンガス)

Frans Helmerson(フランス・ヘルメルソン)

Jing Zhao(趙 静)

Gidon Kremer(ギドン・クレーメル)

Mischa Maisky(ミッシャ・マイスキー)

Johannes Moser(ヨハネス・モーザー)

Ivan Monighetti(イヴァン・モニゲッティ)

Julian Rachlin(ジュリアン・ラクリン)

Vadim Repin(ワディム・レーピン)

Thomas Zehetmair(トマス・ツェートマイアー)

Frank Peter Zimmermann(フランク・ペーター・ツィンマーマン)

輸入元の了承のもと、Grunke&SonsメーカーHPより抜粋しております。

Klaus Grünke, Germany - Bubenreuth, Gold Mounted Violin Bow Model; "Francois Xavier Tourte"

普段、同氏のモデルにはD.PeccatteやF.N. Voirinが多いのですが、このトルテモデルの弾き味は秀逸かつ絶品。オールド弓の研究から世界的な共著を2冊出版されている同氏は、その豊富な知識をこの1本の弓に注ぎ込み、緻密に計算されて完成されております。
秀逸な弓の吸い付きには、当社バイヤーも唸るばかり。単に硬くて強いだけでなく、倍音が豊かに広がる良弓だと思います。
また、このトルテモデルには「アンダースライド」がしっかり装着されておりますので、耐久面でも安心して、末永くご愛用頂けるよう細かな配慮も行き届いているところも本当に◎(二重丸)です。
現在、シマムラストリングス秋葉原にて展示中でございますので、是非お試し下さいませ!

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Klaus Grünke Germany/Bubenreuth 2017年 SoldOut メールフォーム

Klaus Grünkeプロフィール

1975年-1978年 父Richard Grünke(リチャード・グリュンケ)の下で弓製作をスタートさせる。
1980年-1982年 L.A.の名工Hans Weisshaar(ハンス・ヴァイスハール)の工房で研鑽を積む。このアメリカでの下積み経験こそが、彼のオールドボウ修復の技術、知識の蓄積に大きな影響を与えた。その後ブーベンロイトへ戻り、自身名義のブランドで弓製作を行っている。1990年・2000年には、VSA(ヴァイオリン・ソサエティ・オブ・アメリカ)の弓製作部門で審査員を、2018年にはドイツ・ミッテンヴァルドで行われてた製作コンクールで弓製作部門の審査員長を務めるなど、いくつものコンクールの審査で主導的な役割を果たし、後進の育成にも多大な貢献をしている。
また、彼は弓製作の研究にも専念し、2000年にはC. Hans Karl Schmidt、Wolfgang Zuntererらとドイツの弓製作の膨大な資料をまとめた共著:「German Bow Makers」を出版。そして2011年には、弓製作者:Josef P. Gabriel、そしてYung Chinらと共に共著:The Bows of Nikolai Kittelを出版。豊富な知識に裏打ちされたオールドスタイルの作品は、多くのミュージシャン達を魅了しています。

受賞歴

1980年 Violin Society of America
Eighth Annual Convention and Fourth International Competition, Hempstead(New York)
-ヴィオラ弓部門 金メダル
-チェロ弓部門 金メダル

1983年 Louis Spohr Competition, Kassel(Germany)
-銀メダル

ドイツ国家資格マイスター:茂木顕による厳選買い付けコレクション

茂木顕

当社のヨーロッパ買い付けの弦楽器は、ドイツ国家資格マイスターを所持する茂木顕(もてきけん)が、全品試奏&全品検品を徹底のもと、製作家・鑑定家より直接仕入れております。
その様子は弦楽器コンシェルジュブログにて詳しく、楽しく、オープンに公開しておりますのでどうぞご覧下さい!

茂木顕プロフィール

茂木顕

東京バイオリン製作学校卒業。国内の専門店・製作工房に勤務後、ドイツのバイオリン製作家ステンゲル氏の工房に就職。2001年ドイツ国家資格であるバイオリンマイスター試験に合格。その後、ハンブルグの老舗ヴィンターリンクで工房長として勤務する。2004年から島村楽器の専属マイスターとなり、弦楽器の買付や工房の運営などをこなすスペシャリストとして活躍中。

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