vol.25 意外と知らないバイオリン
≪奏法編Part.1≫
こんにちは!バイオリンインストラクターの石川です!
先月の弦楽器フェスタでは、多くの会員様にご来場いただき、ありがとうございました!嬉しいお言葉をたくさん頂戴し、これからより練習に励まねばと改めて思いました!
さて、今年も残すところ僅かとなりました。感染症が再拡大していることもあり、なかなか例年通りの賑やかな年末とはいきませんが、心まで廃れないよう前向きにいきましょう♪
さて、今回のvol.25は、「意外と知らないバイオリン」≪奏法編≫Part.1 と題して、技術的難易度の高い奏法から少し変わった奏法まで、今月から3パートくらいに分かれてお送りしていきます!それではどうぞ!
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ピッツィカート
写真のように、弓を持っている右手人差し指で弦をはじく奏法をピッツィカート(pizzicato、略pizz.)と言います。先月の弦楽器フェスタのコンサートで私が演奏させていただいた「死の舞踏」でも出てくる奏法です。
ピッツィカートのみで演奏される、私の大好きな曲がありますので、参考に冒頭の部分を演奏してみましたのでご覧ください♪
左手ピッツィカート
作曲家でありバイオリニストとしても有名なパガニーニが考案したとされるこの左手ピッツィカート。この奏法が生まれたことで、右手では弓を弾き、同時に左手で弦をはじく、というような高度な奏法が誕生しました。通常の右手ではじくピッツィカートよりもはじく場所がペグに近く、弦と指板との距離がより狭いため、音質は硬く、「ペチペチ」とした音が鳴りやすいです。
こちらも動画がありますのでご覧ください♪
バルトークピッツィカート
作曲家バルトークの名前が用いられているこのピッツィカートは、通常のピッツィカートと同じく右手で弦をはじきます。通常と違う所は、弦をさらに強く引っ張り、弦の下の指板にわざと「バシン!」と当てることです。バイオリンでこのバルトークピッツィカートが用いられる楽曲はあまり見ませんが、コントラバスやチェロには、たまに見られます。(流行りの「鬼●の刃」で敵側の鬼が出てくるときのBGMで使用されていた三味線の「ベベン!」という音に通じるものがある気がするのは私だけでしょうか…?笑)
さいごに
さて、今回は意外と知らないバイオリン ≪奏法編≫と題しましてピッツィカート関連のご紹介をさせていただきました。私自身ピッツィカートがすごく好きなのですが、左手ピッツィカートは苦手で、よく左指に水膨れのような気泡ができて痛い思いをしながら以前練習していたので、すごく思い出深い奏法の一つです。
さて、前回のvol.24で告知をした「ミニ発表会」の参加申込締切が先日末に終了し、いよいよ本腰をいれて演奏曲を練習する時期に差し掛かってきました。来年月初には演奏順を含めたプログラムを完成させる予定です!(間に合うかな…?汗)
それでは皆さん良いお年を!
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