こんにちは、イオンモール成田店 鴇田(トキタ)です。
現在イオンモール成田店では、エフェクター担当:鴇田厳選の良質なエフェクターを大量入荷しております。
先日ご紹介させていただきました、"MAR/Leqtique""3×2,REV/Zahnrad"に引き続き本日も新入荷のエフェクターをドンドンご紹介させていただきたいと思います!
さて、それでは第三弾いってみよう!(そろそろまえがきのネタ切れです。(笑))
本日ご紹介させていただくのは、こちら!
2018年1月にカリフォルニアにて開催された「The NAMM Show 2018」において一際大注目を集めました「JHS Pedals」の"The Bonsai"です!
この"The Bonsai"は、エフェクターという「楽器」の歴史を紐解いていくにあたって、これ抜きでは語れないペダル、「Tube Screamer」系ペダル達へのトリビュートとして製作されたモデルなのです!
「Tube Screamer」とは、The Edge、Trey Anastasio、Buddy Guy、Kark Hammett、John Mayer、SRV、Carlos Santana…etc名だたるギタリストがこぞって愛用している、まさに"King of Overdrive"なのです!!
単体の歪みとしてスウィーティなオーバードライブサウンドを奏でてくれるかと思えば、近年ではハイゲインアンプのブースターとして過剰な低域、高域をほどよく抑制し、ほどよいコンプ感と中域の密度を与えてくれる優秀なブースターとして再注目を浴びています。
私もTS愛好家の一人なのですが、単体の歪みとして使用しても、ブースターとして使用してみ非常に使いやすく、わかりやすい"良い音"にしてくれるペダルで、超オススメです!
先日ご紹介させていただいた"Maestro Antique Revised VptP/Leqtique"もビルダーのShun Nokina氏自ら「TS-10/Ibanez(Tube Screamer CLASSIC)」から多大なインスパイアを受けたペダルだと公言しています。
Maestro Antique Revised VptP/Leqtique
ギタリストはもちろん、エフェクタービルダー達からも多大なリスペクトを受けるTube Screamer。
そんな世界的名機なだけあって歴史も深く、TS-808,TS-9,TS-10,TS-5,TS-7…などベースは同じ物ながら、それぞれの世代にハッキリとしたキャラクター、特徴があり、オペアンプ、スイッチの色、生産国(製造年)によっては発売当初の価格の何倍ものプレミア価格が付いているものも複数あり、各世代のオリジナルTube Screamerを全部そろえようと思ったらいくらお金があっても足りないのです。(涙目)
だがしかし!!!
今回ご紹介させていただくこの"The Bonsai"。
なんと、Vintage TSとして特に人気のある"TS-808""TS-9""TS-10"の3機種を含む9種類ものTSサウンドがこの一つの筐体に納められているのです!!
再現されたサウンド一覧は以下の通りです。(以下メーカーHPより引用)
・ OD1: 1977年にリリースされた BOSS OD-1 をベースにしたサウンドです。
・ 808: 1979年にリリースされた TS-808 をベースにしたサウンドです。
・ TS9: 1982年にリリースされた TS-9 をベースにしたサウンドです。
・ MSL: TS系回路をベースとし、よりメタル的なサウンドにしたモード。
・ TS10: 80年代後半にリリースされた TS-10 をベースにしています。
・ XR: Exar(エクサー) OD-1 をベースにしたサウンドです。
・ TS7: TS-7 の Hotモード時のサウンドをベースにしています。
・ K: Keeley モディファイの Ibanez TS-9 Mod をベースにしています。
・ JHS: JHS からリリースしている Ibanez TS-9 Strong Mod モードです。
うーん、これだけのTSサウンドがこれ一台で出せるならとても面白いですよね。
でも、実際に音を聴いてみないことには…ということで、聞いてみました!!
まずは、みんなの憧れ"TS-808"モード。
あー、なるほど確かにTS-808と言われてイメージするのはこんな感じの音色ですね。
ほんのり甘く歪む上品なオーバードライブです。
ブースターとしてもほどよくコンプ感があり、"THE TS"というサウンド。
実は私これに関しては恥ずかしながら実機を弾いたことがありませんので「良質なTS」という印象です。
次に、"TS-9"モード。
こちらも実機を弾いたことがないのですが、先程の"808"モードと比べると中高域あたりが持ち上がり、ベースは似通ったトーンながら、若干重心が高くなりました。
なるほど確かにTS-9っぽい。
そして、TS-10モード。これは唯一弾いたことがるので安心して弾けます。(笑)
聴いてびっくり確かにTS-10です。
TS-9的な突き抜け感とTS-808的なウォームさがミックスされたような中性的なサウンドです。
私の記憶しているオリジナルのTS-10よりも若干クリアで雑味が少ないような印象ですが、個体差と言われればそれまでというくらい気もしてきます。
さすがJHS。この3台をこの筐体一台にまとめて切り替え可能にするなんて…すごいブランドです。
ちなみに個人的に面白いなと感じたのは、"JHS"モードでした。
TS系にしてはコンプレッションが少なく、オープンかつ伸びやかなサウンドで、単体のドライブとして使ってみたいモードです!
メーカー名 | 品番 | 価格(税込) |
JHS Pedals | The Bonsai | ¥33,264 |
いかがでしたでしょうか?
これだけのサウンドが一台で楽しめる"The Bonsai"。
TSマニアならずともギタリストであれば心くすぐられるはずです!
話題の機種の為在庫僅少、次回入荷未定となっております。
少しでも気になられた方、今がチャンスです!ぜひ店頭にてお試し下さい!
お電話での試奏のご予約、ご注文も承っております。
詳細なご説明をご希望のお客様は店頭、もしくはお電話にて担当スタッフ:鴇田(トキタ)までご相談くださいませ!
この記事を書いた人
ギターアドバイザー 鴇田 和弘 (トキタ カズヒロ)
学生時代突如音楽に目覚め、ギタリストとしての道を志す。数々のバンドを渡り歩き22歳の頃プロとしてのキャリアをスタート。
バンドのサポート活動の他、TBS系「ライブB」に出演する等キャリアを重ねる。
自身の所属するバンド「polyfony」で精力的に活動を行なう。
腕ありきの音作りをモットーとする。
また、趣味でエフェクター製作も行なっており"単なるプレイヤー"の枠に留まらない解説で目からウロコのリピーター続出中。
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担当 | 鴇田 和弘(トキタ カズヒロ) |
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