【奈良/弦楽器】これから始める方必見!~バイオリン(ヴァイオリン)の選び方徹底解説致します!~

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2021年08月06日

|*[!弦楽器上級アドバイザー!]|山﨑 雄平]](やまさき ゆうへい)| 皆様、こんにちは。弦楽器上級アドバイザーの山﨑です。]]このページでは、これからバイオリンを始めようとされている方に向けて、バイオリンの選び方のご案内をさせていただいております。]]私の個人的な考え方の部分も入りますが、少し […]

弦楽器上級アドバイザー 山﨑 雄平
(やまさき ゆうへい)

皆様、こんにちは。弦楽器上級アドバイザーの山﨑です。
このページでは、これからバイオリンを始めようとされている方に向けて、バイオリンの選び方のご案内をさせていただいております。
私の個人的な考え方の部分も入りますが、少しでもご参考にしていただければ幸いです。

目次-Menu-

・価格の違いについて

・選ぶポイント

・弓の重要性

・まとめ お問合せ先

価格の違いについて

バイオリンといえども、価格帯は様々でお求めやすい物から目が飛び出るくらいの金額の物までございます。違いは何なのでしょうか?

違いは、シンプルですが「作りの丁寧さ」と「木材の質(グレード)」の違いです。

作りの丁寧さの違いとは・・


作りの丁寧さの違いとは、価格の高い物程、より腕の立つ熟練の技術をもった職人さんが製作を担当されます。

木材の質(グレード)の違いとは・・


木材の質(グレード)の違いとは、価格の高い物程、より良い木材を使って作られる訳ですが、良い木材とはシーズニング(寝かしつけられている期間)がより長い木材のことをいいます。
シーズニングとは、楽器を製作する前に木材の中にある水分を抜くために寝かして乾かす作業の事をいいます。この寝かしつけの期間が長い物ほど、中の水分が抜け、目が詰まり、音の伝達もより良くなります。また、経年変化も起こしにくくなり、より丈夫な物になります。

「作りがより丁寧」で「より良い木材で作られている」物であればあるほど、音が良い。弾きやすい。丈夫です。
つまりそれは、上達の速さに影響してきます。
良い物を選ぶ=時間を買う、のと同じということですね。

選ぶポイント

価格帯(ご予算)で選ぶ

下記に価格帯による違いを簡単にまとめました。ご参考ください。

~5万円 エントリーモデルといわれるクラスです。主に半手工品(半分機械で製作されている物)が多いです
6万円~10万円 単板削り出し製法で作られる物もありますが、主に中国製が多いです
11万円~20万円程度 バイオリンの本場ヨーロッパ製の物はこの価格帯からになります。殆どの物がハンドメイド。個人的にはこの価格帯から選んでいただきたいものです
30万円以上~ バイオリンの本場ヨーロッパ製の物は勿論、ドイツ製やベルギー製の物も出てきます。長くお使いいただけるしっかりとした手工品の物が多いです
完全手工品について
弦楽器には完全手工品といわれる物があります。量産楽器(メーカー物)は、職人が数名で役割分担し、分業制で製作されますが、完全手工品とは、職人が最初から最後まで1人の手で製作された物になります。一種の作品のような楽器です。そのため完全手工品の価格帯は製作された職人の評価によって変動します。だいたい50万円~高い物だと数百万円の物もございますが、完全手工品を製作出来るレベルの職人が作る物ですので、品質は確かな物に違いありません。

音で選ぶ

音の好みは人それぞれ違います。「明るい音」「落ち着いた音」「太い音」「柔らかい音」等、お好みの音の物を選びましょう。
実は、生産国によって音の傾向があります。面白いですね。下記にまとめました。

イタリア製 明るくて華やかな音色が特徴。
ドイツ製 芯のしっかりとした太めの音色が特徴。
フランス製 上品かつ気品ある音色が特徴。

※あくまで目安、傾向ですので必ずしもその音とは限りません。

見た目で選ぶ

見た目も大事です。
ツヤツヤの物やアンティークフィニッシュといわれるわざと古めかしい見た目にされている物もございます。
見た目も気に入った物を選びましょう。

弓も大事です

バイオリンの付属品と思われがちな「弓」ですが、弓もバイオリン本体同様に大事な物です。セットバイオリンを選ぶなら付属している弓にも注目してみましょう。

弓の棹の部分の木材は「フェルナンブーコ材」がオススメ

フェルナンブーコは、バイオリンの演奏(ボーイング)に関わってくる弓のしなりや重心のバランス、また耐久性も含め最適な木材とされています。
良質な弓の殆どはフェルナンブーコ材で作られています。
そのフェルナンブーコ材も、近年ではこのフェルナンブーコの木が激減し、絶滅が危惧されているのが実状で、2007年にはワシントン条約での国際取引規制の種としても認定され、木材としては大変希少価値が高くなっています。
安価な弓は、ブラジルウッドと呼ばれるフェルナンブーコの代替え材のような木で作られている物が多く、フェルナンブーコと比べて耐久性は弱く、経年変化も起こしやすいので、品質的にも長くはお使いいただけない物が多いです。
弓が経年変化で曲がってしまっては、真っすぐボーイングすることが物理的に出来なくなりますね・・。
弓はフェルナンブーコ材の物を選びましょう。

弓を選ぶ際の価格帯の目安について

弓はフェルナンブーコ材の物がオススメですが、フェルナンブーコ材の弓にもシーズニングの長さや作りの丁寧さの違いにより、グレードがあります。

弓の価格帯目安 本体楽器の価格の1/3以上

上記が目安ですが、弓は弾きやすさに直結する物ですので、良い弓に越したことはありません。これこそ時間を買うのと同じです。

まとめ

弦楽器上級アドバイザー 山﨑 雄平
(やまさき ゆうへい)

いかがでしたでしょうか。選び方が分かったところで、早速バイオリンを始めてみませんか?
当店では、あなたのバイオリンライフを全力でサポート致します!ぜひご来店お待ちしております。

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