ピアノ販売のプロが教える!自分に合った電子ピアノの選び方!

名古屋パルコ店

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2016年11月14日

電子ピアノを30台以上展示している名古屋市栄の楽器店です。ピアノをお探しなら島村楽器名古屋パルコ店へ!   ***ご案内 -[https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya/piano-keyboard/20180929/5651::title=電子ピアノ総合ページ] […]

電子ピアノを30台以上展示している名古屋市栄の楽器店です。ピアノをお探しなら島村楽器名古屋パルコ店へ!

 

ご案内

もくじ

1.アコースティックピアノと電子ピアノ

2.ここが違う!自分に合った電子ピアノの選び方

3.ここにも注目してみよう!

4.アフターフォローがあると安心!

1.アコースティックピアノと電子ピアノ

電子ピアノはグランドピアノを目指して作られたものです。電子ピアノを知るにはまずはアコースティックピアノ(=グランドピアノ、アップライトピアノ等)のことを知りましょう!

そもそもアコースティックピアノと電子ピアノの違いとは?

アップライトピアノやグランドピアノが「鍵盤が重い」とよく言われますよね。それはなぜかというと一つの鍵盤を押したときにおよそ70個もの部品が使われている複雑な機構が連動しハンマーが弦を叩いているからなのです!鍵盤を押す力にもよってハンマーが弦を叩く力も変わるので、大きな音、小さな音、なめらかに演奏するのも、軽やかに演奏するのも演奏者の力加減がそのまま反映されます。また、ハンマーが弦を叩いたあとその振動が駒から響板に広がるので楽器全体が共鳴体となり豊かな響きが生まれます。まさに「生の音」!

   

電子ピアノは鍵盤を押すとその動きをセンサーが感知しデジタルで録音されたグランドピアノの音をアンプで増幅しスピーカーから音を出します。音の強弱、表現といった微妙な動きもすべてセンサーが感知し、デジタル技術によって音の広がり方、余韻を作ります。

電子ピアノで練習しても上達する?

レッスンに通う場合、各メーカーの違いをチェック!先生のピアノはアップライトピアノかグランドピアノが多いと思います。自宅にあるキーボードで練習していたら「そろそろ重い鍵盤で練習しましょうね~」と言われたことはありませんか?でも電子ピアノもそんなに変わらないんじゃないの?

いいえ!最近の電子ピアノは各メーカーの技術も上がって本物のピアノのように弾けます!

ポイントは、上達する電子ピアノを選ぶこと。レッスンで先生に教えてもらったことを自宅で練習するには先生と同じピアノ—アコースティックピアノ—に近いもので練習することが重要です。自宅で練習してきたことをレッスンで発揮し「できた!」「褒められた!」というお子さまの経験はやる気にもつながります。「レッスンと自宅のピアノの差をなくすこと」が、お子さまのピアノ演奏が上達するポイントとなります。ではその「上達する電子ピアノ」とは?このあと詳しくご紹介します!

2.ここが違う!自分に合った電子ピアノの選び方

ピアノの最重要ポイントは「表現力」!元気な曲、しっとりとした曲、それぞれ表現するには音の強弱とそれに伴う音質の変化が自分の思うようについてくれるかどうかが大切です。

価格をチェック!

調べてみると価格もピンキリ。5万円以下のものもあれば80万円するものも。いったい何が違うのでしょうか?

ズバリ、価格が上がれば上がるほどグランドピアノに近づくのです。

電子ピアノはいわゆる「デジタル版グランドピアノ」。高位機種の電子ピアノになるとまるで本物のグランドピアノのように弾くことができるのです。

では、その価格ラインはどうなっているのでしょうか?下の表をチェック!

価格 特徴
~5万円 ほとんどがスタンド別売りの卓上タイプ。持ち運びしたい、置き場所を何度も変えて使いたいという方におすすめ。88鍵盤揃っている電子ピアノとしては最安値の価格帯になります。音・タッチ共にかなり軽めなので手軽さを最重要視する方におすすめ。
10万円 キーボードでは物足りないという方におすすめ。スピーカーは2つ、鍵盤は樹脂製で軽めです。小学生であれば、バイエル半ばくらい(習って半年間くらいが目安)までのピアノになります。強弱変化や表現力といった点では物足りないかも。買い替えを前提とした、幼稚園くらいのお子様用として人気です。
15万円 「レッスンモデル」のエントリーランクがこちら。ピアノらしい表現力がついてきます。メーカーによっては木製鍵盤になったり音源の種類が上位機種同等になります。まだまだ「ピアノ」として満足出来るレベルではないですが、「レッスンには通っている」けど「出来る限り予算を抑えたい」という方におすすめ。
20万円 各メーカーが力を入れている、これからレッスンを始める方に一番売れ筋の価格帯。スピーカーの数が4~6つになり音に立体感が出ます。鍵盤も木製パーツを使用したものになり、アコースティックピアノに近い演奏力になります。レッスン用であれば、「長く続くか分からないし・・・」とお悩みの方でも最低限これくらいがおすすめ。ピアノの先生から推奨される事が多い価格帯です。
25万円 スピーカーの数も6~8つに増え、表現力がかなり増すので本格的な演奏も可能になります。誰が聴いても違いが分かる程、音の響きに迫力と繊細さが増します。もう既にある程度弾けるという方、もうワンステップ上を目指す方には必須のラインがこちら。
30万円以上 限りなくアコースティックピアノに近くなり、「電子ピアノとアコースティックピアノのハーフ」のような存在のピアノが出てきます。「本当はアップライトが欲しいけど、場所や音の問題があるから電子ピアノ」という方におすすめ。

※上記の特徴はスタンダードタイプの目安です。インテリア性や機能性の高いタイプのモデルは含まれていません。

では、何が違ってこんなにも価格が変わるのでしょうか?それは2つのポイント「鍵盤」「スピーカー」です。

鍵盤をチェック!

鍵盤がどのような素材や構造か、鍵盤のセンサーの精度をチェックしてグランドピアノと同じようなタッチ感の電子ピアノを選びましょう!グランドピアノとは違うタッチ感、いわゆる「軽い鍵盤」で練習して悪い癖がついてしまい、一生懸命練習したのにレッスンや発表会で発揮できなかった、ということがないように鍵盤にもこだわって選んでいきましょう。

木製鍵盤か樹脂製鍵盤か

 

鍵盤の素材は側面を見るとすぐにわかります。アコースティックピアノはもちろん木製の鍵盤なので、木製鍵盤が採用されているものがおすすめ。樹脂製鍵盤が悪いわけではありませんが、アコースティックピアノのタッチ感と比べると違和感があると感じる方が多いです。木製鍵盤はメーカーによっては15万円クラスから。20万円クラスになるとどのメーカーも採用しています。程よい重さがあり連打性にも優れているので、悪い癖をつけないためにもおすすめです。上位機種になればなるほど、鍵盤の長さや1鍵1鍵の重さ(本物のピアノは低音と高音で重さが違うんです!)がグランドピアノに近い構造になっています。

ハイブリッドピアノ

アコースティックピアノのハンマーアクションの構造を搭載したピアノです。音はスピーカーから出てくるので電子ピアノですが、鍵盤のタッチ感はまさに本物!電子ピアノとアコースティックピアノのハーフのような存在です。

☆ハイブリッドピアノについてもっと詳しく知りたい方はコチラをクリック!

スピーカーをチェック!

スピーカーの数、配置、大きさをチェックしましょう!ピアノの豊かな響きはスピーカによって作り出されます。自宅の電子ピアノで一生懸命練習して、いざ!発表会でグランドピアノを弾いたら音が大きすぎてびっくりしてしまいいつも通りに弾けなかった・・・というハプニングが起きる事も。練習の成果をしっかり発揮できる電子ピアノを選ぶにはスピーカーも要チェックです。

おすすめは4つ以上

先ほどもご説明したとおり、ピアノは「表現力」が大切!電子ピアノの表現力のクオリティはスピーカーの数と大きさによって決まります。レッスンピアノとしてオススメしている20万円クラスからの電子ピアノは4~6つのスピーカーを搭載しているので、そのぶん表現力の幅も広がり本物のピアノに近づきます。スピーカーの大きさや配置にもよってグランドピアノらしさが変わるので、電子ピアノにおいてスピーカーの重要度は高いです。

「ほとんどヘッドホンを使って弾くので大丈夫」「大きな音で弾かないのでスピーカー台数は少なくてもいい」という方こそ、スピーカーはとても重要です。実は多くの電子ピアノはボリュームを小さくして弾くと音の強弱がつかなくなってしまうのです!ボリュームを小さくしても強弱がつけられるかを要チェックです。

各メーカーの違いをチェック!

どのメーカーが良いんだろう?と考えている方へ・・・どのメーカーもオススメです!メーカーによって特徴は違いますし、同じメーカーでも機種によって特徴は変わります。それぞれのメーカーの個性をチェックしましょう!

メーカー 特徴
YAMAHA(ヤマハ) 言わずと知れた国内最大手楽器メーカー。音源にもヤマハ最高峰グランドピアノの音を収録しています。すっきりとしたクリアな音色が特徴。レッスンモデルの「クラビノーバ」シリーズのほか、本物のピアノと同じ鍵盤アクション構造を搭載した「ハイブリッドピアノ」が人気です。
KAWAI(カワイ) 海外でも人気の高い、大手国内楽器メーカー。カワイグランドの重厚感のある低音とキラキラした高音が特徴です。特に鍵盤にこだわりがあり、白鍵だけでなく黒鍵も木製にしているモデルがあるのはカワイの大きな魅力。タッチもかなり重めにつくられています。
Roland(ローランド) 電子ピアノでは最も長い歴史を持つ、日本が誇る電子楽器専門メーカー。電子ピアノがアコースティックピアノのような振る舞いをする為の最新技術・ノウハウがあります。現在モデリング音源を採用している唯一のメーカーです。伸びやかな音で表現力に定評があります。立体音響も手掛けている会社なので、小さい音やヘッドホンで聴いた時の音の立体感、強弱変化はNo.1です。伴奏やBluetoothなど楽しい機能が充実しています。筐体がコンパクトなモデルが多いことも特徴です。
CASIO(カシオ) キーボードでは物足りないという方に絶大な人気を誇るCASIO。コンパクトなデザインやリーズナブルな価格帯が多いのも魅力。シャープではっきりした音が特徴です。上位機種「Celviano」シリーズは世界屈指のピアノブランドとコラボレーションしており、本格派ピアノをお探しの方にも注目度の高いメーカーです。欧米では楽器メーカーとしてしっかりと地位を築いています。
KORG(コルグ) 日本のメーカーです。昔は京王技研を名乗っていた電子楽器メーカーで、シンセサイザーは世界的にも一目置かれています。現在はリーズナブルな価格の電子ピアノが充実しています。趣味で弾く方にも人気のメーカー。どのモデルもコンパクトですが、明るくて力強い響きです。モダンでお洒落なデザインが多いのも特徴です。以前はハイグレードモデルまで作っていました。アップライトピアノやグランドピアノの後付け消音ユニットも有名です。

3.実際に選ぶとき、ここにも注目しよう!

スピーカーや鍵盤だけじゃない!電子ピアノの注目ポイントをご紹介します。

サイズで選ぶ

横幅を左右する操作ボタンの位置に注目!

   

アコースティックピアノに比べかなりコンパクトといえど、実際に自宅に置いてみるとやはり存在感は大きいです。なるべく場所をとらないコンパクトなものがいい!という方も多いと思います。まずは、幅に注目!同じ88鍵盤ですが操作ボタンが鍵盤の横にあるのか、鍵盤の前にあるのかでピアノ自体の幅が微妙にですが変わります。この数センチの差って意外と大事。お部屋に置ける幅をあらかじめ調べておきましょう。

スタンダード(キャビネット)タイプorコンパクト(スタイリッシュ)タイプ

次の注目ポイントは奥行!スタンダード(キャビネット)タイプの奥行の平均は45㎝、コンパクト(スタイリッシュ)タイプは平均31㎝です。ちなみにアップライトピアノだと60㎝くらい。コンパクトタイプはデザインもスタイリッシュなのですっきりとした見た目になりますが、椅子を収納するスペースがないので実際にはスタンダードタイプと面積はあまり変わらないので要注意!

ちなみに、スタンダードタイプの方がピアノの性能は高くなります。音の響きはスピーカーが大きく影響するので同じような価格、同じようなスペックでも音の響き方が違います。

デザインで選ぶ

先ほどのスタンダードタイプかコンパクトタイプかの話と似ていますが、よりデザインにこだわった電子ピアノもあります!

Roland(ローランド)の「KIYORA KF-10」

大手家具メーカー「カリモク家具」と電子ピアノメーカー「ローランド」がコラボレーションモデル!天然木を使用したインテリア性の高いデザインと木製鍵盤にスピーカー4つ、アコースティックプロジェクションといった電子ピアノとしての高い技術を備えています。

豊富な機能性で選ぶ

アコースティックピアノにはない電子ピアノならではの「機能」も気になるところ。音色を変えることができたり内臓曲を流してみたり・・・以外のさらに電子ピアノが楽しくなる機能を備えたモデルをご紹介します!

YAMAHA(ヤマハ)の「CSPシリーズ」

2017年10月に発売されたばかりの新モデルCSPシリーズはなんとスマートフォンやタブレットを電子ピアノと接続して使います!操作ボタンは極力少なくしすっきりとしたデザイン。操作のほとんどはスマホ、タブレット向けの専用アプリ「スマートピアニスト」で行います。オーディオ音源からその曲のコード進行を読み取って、ピアノ用の譜面(伴奏譜)を自動作成する世界初の機能「オーディオ トゥー スコア機能」や、楽譜が読めない方でもピアノが弾けるようになる「ガイドランプ機能」など、多彩で実用的な機能ももりだくさん。大人の趣味にぴったりの現代型電子ピアノです。

4.アフターフォローがあると安心!

電子ピアノを安心して長く使っていけるように、お手入れ方法、アフターフォローをご紹介します。

電子ピアノのお手入れ方法

いつまでもピカピカのピアノを使っていたい・・・でも電子ピアノのお手入れってどうすればいいの?という方に!お手入れグッズ&方法をご紹介しますね♪ ご自宅で簡単にできるのでぜひ試してみて下さい♪
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ご自宅の電子ピアノもカンタンお手入れ♪電子ピアノのお手入れ用品&方法ご紹介します!

もしもの安心保証

島村楽器で購入していただいた電子ピアノを長く使っていただきたい!という思いから「もしもの安心保証」ができました。音が鳴らなくなった!雑音が入る!お子様が鍵盤の上にジュースをこぼしてしまった!などの突然のハプニングもこれで安心!

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店舗名 名古屋パルコ店
営業時間 10:00~21:00
電話番号 052-264-8316
担当 栗林

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