【Floatia Designs編】今、推したいエフェクターがある【Part.4】

名古屋パルコ店

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2021年03月11日

*スタッフがオススメエフェクターブランドをご紹介します 皆さん、こんにちは!]]名古屋パルコ店 スタッフSです。]] 実はただ今名古屋パルコ店のエフェクターコーナーには面白いエフェクターや名古屋では当店のみでの取り扱いとなるブランドが多数存在してるんです! そんな[!!今、推したいエフェクター!!] […]

スタッフがオススメエフェクターブランドをご紹介します

皆さん、こんにちは!
名古屋パルコ店 スタッフSです。

実はただ今名古屋パルコ店のエフェクターコーナーには面白いエフェクターや名古屋では当店のみでの取り扱いとなるブランドが多数存在してるんです!

そんな今、推したいエフェクターを不定期にご紹介するブログをスタート!

第4弾はレコーディングミュージシャンに始まり、ネットベーシスト界隈からジワジワとその名が知られ始めている東京発の音響機器メーカーFloatia Designsをピックアップ!

①エフェクターのラインナップ

②特徴

③オススメポイント

などをご紹介します!

Floatia Designsを掘り下げます!

Product

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Floatia Designsとは!?

Floatia Designs(フローティア・デザインズ)は2014年12月、東京都調布市に設立された音響機器メーカー。

当初はビルダー自身がレコーディングで使うための機材を自作したことがきっかけとなり。

オールドNeveのノックダウンからスタートし、次第に修理やカスタムなどにも着手されるようになりました

名機と言われるヴィンテージ機材からマスプロダクトまで、様々なオーディオ機材を修理&分解していくうちに、その魅力的なサウンドの秘密や構造的な問題点を熟知。

後にそれらの経験を活かしてミュージシャン/エンジニアのニーズを満たすべく、順次ハンドメイドでオリジナル機材の製作を開始されたそうです。

現在は主にICを使わないオリジナルのディスクリートアンプ・モジュールなどを製作し、そのサウンドの良さで定評を得ています。

近年はプロオーディオだけに留まることなくコンシューマー向けのアンプ設計も開始し、フォノイコライザーやオールドMark Levinson用のモジュールも開発。また、オールディスクリート・サウンドの普及や理解を浸透させるべく回路の公開&DIYキットの頒布も積極的に行っています。

基本理念として一過性なヴィンテージ機材や高価な部品の礼賛ではなく、今あるもので確実に良い音で録れる・聴けることを最優先にして設計・製作を行っています。

大事なのはオーディオ機器は飽くまでも良い音楽を生み出すきっかけであり、音楽体験をより面白いものへと昇華するためにあるということです。

~メーカーHPより抜粋~

メーカーHP


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機材のラインナップ

TFDI-02 All Discrete Transformer D.I

品番 定価 販売価格 デジマートページ
TFDI-02 All Discrete Transformer D.I ¥46,750(税込) ¥46,750(税込) ご注文はこちらから

特徴

~メーカーHPより~

TFDI-02は2017年の発表以来、多くのエンジニア、スタジオ、楽器プレーヤーに評価をされ続けてきたFloatia Designsの看板商品のひとつです。

D.I/プリアンプと銘打っているのはプロ用ダイレクト・インジェクションとしてだけではなく、良質な楽器用プリアンプとしても使用可能になっているからです。

TFDI-02の心臓部は専用に開発された2つのディスクリート・オペアンプです。

ここでいうディスクリートとはIC(集積回路)を使わない古典的な回路(=ヴィンテージの名器達と同じ)ということですが、一般的な楽器用ギアーにみられるようなシングルアンプ回路ではなく、完全な差動回路…つまりはディスクリートで緻密に組まれたディスクリート・オペアンプ(DOA)です。

2基のディスクリートオペアンプは入力ソースの持つ周波数特性をフルに再生可能な増幅器であり、音楽的かつ非常にローノイズです。

また高感度なFETバッファーを採用していますので、エレキギター/ベースのようなマグネットPU出力からアコースティックギターなどのピエゾPU出力まで幅広くバッファードできます。

XLR出力は専用のライン・トランスフォーマーを採用した、600Ωのトランスバランス出力という伝統的なスタジオ・アウトボードと全く同じフォーマットを踏襲しています。

トランスをドライブすることで音像を大きく、より音楽的な歪み成分を付与することが可能です。

また併せてTSアンラバンス出力も備えており、プリアンプ部分だけを通過したプリアンプ・アウトプットになっています。

こちらはそのまま別のハイ・インピーダンス機器やアンプに接続することができます。

つまり、TFDI-02を通過した音を2系統にスプリットして個別もしくは単体で使用可能です。

TFDI-02はまさにスタジオクラスの高級アウトボードをそのままコンパクトにしたものです。

様々な努力でアフォーダブルな価格で提供できるようにしました。是非、お試しください。Floatia Designsが自信をもってお薦めできるギアーです。

サウンドインプレッション

バッファー・プリアンプ/DIという正に良音を追及したいベーシスト向けな1台です。

PreOutからの試奏でしたが、ノイズ耐性への強さを感じます。

Gainを下げ目に設定し、Out上げていくと原音を変えない(というよりはそのいい部分を引き出す)クリアなトーン

明らかに雑味が減り、余計な音の成分がカットされたハリのあるサウンドになりました。その分若干コンプ感を感じるかもしれません。

アンプがクリーンかつクリアなセッティングの場合、大きな音の変化を感じるのが難しいかもしれませんが、メーカーのいう”スタジオクラスの高級アウトボードをそのままコンパクトにした”という表現そのものな上品な出音です。

歪みにのせると使用/未使用の違いが大きくわかりました。

音の輪郭がぼやけバンドアンサンブルになじむようになるのがベースを歪ませる利点です。

このDIを通すことでそこの雑味(余計な散らばりすぎた歪み成分)を減らし、音にまとまりをつくってくれるのでアンサンブルでの抜け感/聴感上の音の太さ双方が気持ちよく聞こえます。

レコーディングでのサウンドの明瞭さはもちろん、ヘッドやキャビが場所によって異なるライブハウスではPA卓にベース信号を送るDIがかなりキャラの重要な部分になります。

オケ内でのベースの立ち位置に悩んでいる方はぜひ一度お試しください。

FETD-02L Sapphire Bass Preamp

品番 定価 販売価格 デジマートページ
FETD-02L Sapphire Bass Preamp ¥42,900(税込) ¥42,900(税込) ご注文はこちらから

特徴

~メーカーHPより~

プロプレイヤーやバンドマンをはじめ耳利きのベース・プレイヤーの間で大きな支持を受けてきたベースプリアンプFETD-02 SapphireがFETD-02Lとしてリニューアルしました。シンプルな操作感と最高のサウンドという今まで通りの使い勝手を継承しつつ、新たなるステージへサウンドをステップアップさせました。


■ベースのために設計されたFETヘッドアンプ

ハイ・インピーダンス楽器であるエレクトリックベースの音色を大きく決めるのが初段のバッファ&増幅素子です。

Sapphireはクラシックなベースアンプ・サウンドをテーマにしており、音響用にはあまり使われない高精度の産業用J-FETを採用。リニューアルしたSapphireでは更に音のリアリティ(=生々しさ)・タッチレスポンスを向上させます。しなやなか音の柔らかさと反応の速さを両立した、「弾き心地の良い」音色が特徴です。

3バンドEQはミドルコントロールがパラメトリックEQになっており、絶妙なニュアンスでカット/ブーストが可能です。

■+24V電源による広いヘッドルーム

専用DCアダプターから供給されるDC+24V電源は一般的なペダルタイプのプリアンプよりはるかに広いヘッドルームを持ちます。フラット・ゲインではアクティブベースなどの大出力でもまったく歪まないクリアー・サウンドです。

また専用電源化することで汎用DC+9V電源と電源ラインを分離。DC成分(直流)の並列接続による巻き込みノイズを解消しています。(+24Vの専用パワーサプライも今後製作予定)


■NFBゲインコントロール

広いヘッドルームを持つSapphireはクリーンサウンドだけではなく、ゲイン・コントロールによって様々なサウンドを作ることができます。ドライブ段のアンプゲインはNFB(負帰還)を可変させることで音量だけでなく倍音と歪み感をコントロールできます。ストレートでクリアーなサウンドから荒々しくドライブしたオーバードライブまで様々なサウンドメイクが可能です。Sapphireの内蔵回路ではダイオードなどのクリップ素子は一切使っていません。昔ながらの純粋なアンプによるドライブサウンドです。


■ULZドライバー(Ultra Low-Z Driver)

Sapphireはバッファ以外のすべての回路が徹底的にローインピーダンス化されたプロ機仕様設計になっています。ローインピーダンス化することで外来ノイズが乗りにくくなるだけではなく、トラッドな図太いベースサウンドになります。特に出力段は600Ωの負荷にも耐えられる専用回路『Ulutra Low-Z Driver(ULZドライバー)』を採用。次に繋ぐ機材のインピーダンスに影響を最小に抑えてパワフルなサウンドを伝送します。また、ULZドライバーによって出力されたローインピーダンス信号は直接パワーアンプやプロ用機器のライン入力に接続可。ベースアンプのリターンに接続すれば強力なベースアンプセットが完成します。

・・・

Sapphireがあれば、ギグに巨大なアンプヘッドを持ち込む労力は不要になるかもしれません。ライブ、レコーディング、リハーサル……その全てでプレイヤーの心強いサポーターとなるでしょう。

音にセンシティブなベースプレイヤーは次々にSapphireをゲットしています!


サウンドインプレッション

スタジオミュージシャンの中で話題となっていたベース用プリアンプです。

私自身その話は聞いていたものの、実際に試すのは初めてでした。

EQ類をすべて12時。Gainを抑えめにして音出しをしてみて最初に驚いたのがレスポンスの速さ

ON/OFFで明らかに音の立ち上がりと反応が異なり、”いいベースを弾いている”時に似たニュアンスになります。

またそれと併せて音のハリ感がグッと前に出てきました。

EQに結構クセがあります。

Bass/Mid/Trebleすべてが相互作用しているので帯域の足し引きが音作りでかなり重要です。

Midは帯域を動かすFreqツマミ付きですが調整範囲はそこまで広くとられていない印象。若干腰高(高域より)で普通に使用していると位置がわかりにくいかもしれません。

他を12時、Midをフルに上げた状態でFreqを動かすと帯域が動くのがわかるので。好みの中域を見つけるとセッティングもしやすいと思います。

”もちつもたれつ3バンドがお互いを補い合うEQ”といった感じでしょうか。

Gainを上げていくと15時以降で急激に歪み始めます。

そこまでは音圧とクリップによる少しのサチュレーション(飽和)感が足される印象。

音量ごと上がっていきます。なので基本Gainほぼ0の状態から好みを探ると良いかもしれません。

これがまた絶妙な歪みでEQセッティング次第で存在感がガラッと変わります。

僕はピック弾きベーシストのため、個人的には低域/高域は若干ブーストし中域を削るセッティングだと音の存在感がかなりマシマシになり好きでした。

Gainは抑えめが好みでした。

逆にアンプの歪みや別の歪みエフェクターと合わせたり、ブースターとして使う場合はGainを上げめにすると良いかもしれません。

歪みの粒立ちが細かく、音像がくっきりします。

プリアンプはEQと歪みで原音がかなりキャラ付けされる”加工感”のあるものもあります。

Sapphire Bass Preampもプリアンプとしてはキャラが強いかもしれませんが、”加工感”というより原音そのままにベースサウンドの”存在感”を最大限引き出してくれるプリアンプ

竿や他エフェクターとの相性はあまり考えずでも直感的に使えるのもよいです。

録音やリハ、ライブ問わずベースを弾くのが楽しくなる1台だと思います。


FETD-05 Ruby Bass Driver

品番 定価 販売価格 デジマートページ
FETD-05 Ruby Bass Driver ¥41,800(税込) ¥41,800(税込) ご注文はこちらから

特徴

~メーカーHPより~


新開発されたヘッドアンプ回路はFETD-02L Sapphireで採用されたJ-FETアンプをベースに、ドライブ回路を導入。

ゲインの可変幅は広く、最小ポジションではクリーンに近いアンプサウンドになり、ゲインを上げたポジションではディストーションに近いドライブサウンドを得ることができます。

歪みの要となるクリップ素子は低ノイズかつ、太い歪みが得られるLEDを採用。

低域から深く歪みつつも音の太さやタッチの反応は良好、音痩せは皆無なのでブレンド回路は要りません。大出力アンプに接続したときのようなスケールの大きな音色は、バンドアンサンブルで適度に馴染みます。

またボディ・トップに配された赤色LEDでクリッピング(歪みの量)を視認できます。

・Sapphireから引き継がれたハイクォリティーな仕様

RubyではSapphireから継承された高品位な3バンドEQも標準で装備。シチュエーションに合わせた音質の補正や、ドライブエフェクトの音質を十分にコントロールできます。

また3バンドのイコライザーポイントはRubyに合わせて最適化されており、ミッドコントロールはSapphire同様パラメトリック仕様です。

Rubyはドライブペダルという枠を超えたプリアンプとしても、プレイヤーのニーズに応えるポテンシャルを持っています。


もちろん音声経路はすべて最短のワイヤー配線(コネクタ接点も無し)で行われ、PCB(プリント基板)は最適なパターンでデザインされています。

抵抗、コンデンサや半導体に至るまですべて選別された音響用パーツのみで組み上げられています。


・ワンランク上のドライブペダルが欲しい方

・ローの質感を失わずに太い歪みが欲しい方

・プリアンプとしても常時オンにできるドライバーを探している方


そのすべての人達へおすすめできるドライブ・ペダルがFETD-05 Rubyです。

ログタイプのエフェクターでは不可能だった新感覚のトーン/コントロールを実現しています。

サウンドインプレッション

個人的には試奏した3台の中で最も好みのペダルでした。

EQ部分は上記Sapphire Bass Preamp同様ですが、大きく異なるのがGainの幅

Gain抑えめでも十分に存在感ある歪みですが、決して歪み過ぎず、太さと芯のあるドライブサウンドです。

ツマミを回すときれいなカーブで歪みが増していきます。

ベースを歪ませる際、芯の太さを確保するためによくDRY(原音)/WET(エフェクト音)のブレンド機能を搭載したベース用エフェクターが多い中こちらはブレンドを非搭載でも十二分な太さを確保しています。

また低域をブーストすることで音の太さを確保すると、音のモコつきから抜けてこなかったり、高域をブーストすると低域が薄くなりペラペラの音になるというデメリットもないのでとても扱いやすいです。

単体かけっぱなしでの使用はもちろんですが、別エフェクターのゲインブースターに用いると最高のドライブペダルになります。

ノイズ耐性の強さと音のパンチ感が抜群で、ピッキングのニュアンスがダイレクトかつ上品に増幅されるまさにワンランク上のドライブペダル

良い歪みをお探しのかたはぜひ一度お試しください。



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インプレッション

噂には聞いていましたが、どの製品もFloatia Designsの品質の高さ、音へのこだわりを感じるものでした。

生音はもちろんですがやはりライン録りでもっとも真価を発揮しそうな気がします。

音源の中でベースラインをみせるスタジオミュージシャン/エンジニアがこぞって愛用するのがとてもよくわかりました。

名古屋で試奏可能なのは現状当店のみとの事なので気になる方はぜひ店頭で試奏してみてください。

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大音量での試奏も可能です!!

事前にご相談頂ければ防音設備のしっかりしたリハスタジオでの試奏も可能!

試奏用ギターだけでなくもちろんご自身のアンプやギターもお持ち込み頂けます!

ライブや実際に演奏する環境に限りなく近づけてエフェクターをお試し下さい!

※店内の混雑状況や音楽教室、スタジオの予約、イベント等と重なった場合はお断りさせていただく場合もございます。

ご利用の際は必ず事前にご連絡ください。

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ベースのリペアやメンテナンスも当店で!

専属リペアマン瀧口

当店専属リペアマンがベースのリペア・メンテナンスをサポート

当店では、ベースに関する、あらゆる修理やメンテナンスまたは改修などのご相談を承ります!

ベースの修理をお考えの方は名古屋パルコ店 専属リペアマンの紹介ページをご覧下さい。

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この記事の投稿スタッフ

投稿者 シモザト
プロフィール WEB、デジマート担当
趣味はビンテージや珍しいエフェクターの収集
好きなエフェクターはBOSSコン全般
好きな音楽はHipHop/J-Pop・CityPop(80~90's) 

お問い合わせ

店舗名 島村楽器 名古屋パルコ店
電話番号 052-264-8316
担当 青木 敬太郎
ご相談やお問合せなど、お電話でも承りますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

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