管楽器修理スタッフせとっちの『ほのぼの日記』 第16話 サックスを守っているアイツ

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2021年01月28日

こんにちは!せとっちの[!!『ほのぼの日記』!!]第16話です!]]あけましておめでとうございます~!本年もよろしくお願いいたします! タイトルの写真を変更してみたのですが、いかがでしょうか!(笑)]]感想は直接聞かせてください!]] さて、2021年になり早くも1ヶ月が過ぎようとしています。]]大 […]

こんにちは!せとっちの『ほのぼの日記』第16話です!
あけましておめでとうございます~!本年もよろしくお願いいたします!

タイトルの写真を変更してみたのですが、いかがでしょうか!(笑)
感想は直接聞かせてください!

さて、2021年になり早くも1ヶ月が過ぎようとしています。
大変な状況下ではありますが、皆様元気にお過ごしでしょうか??

僕個人の近況報告としては、昨年末から新たな試みとして、『ウクレレ』を始めました。
恥ずかしながら今まで管楽器以外の経験がなく、苦手意識を感じていましたが、実際やってみると音も良く癒し効果でストレス発散にもなっています!
気軽に始められるのでオススメですよ~。

とても気に入っていて、毎日練習に励んでいます!

今回はコレに関するお話し

今回は、ある楽器に取り付けられている、このパーツについて少しお話ししていきます。
平ぺったく、長細い見た目の金属パーツ。その名前を『キイガード』と呼びます。

キイガードって??

キイガードとは、文字通り楽器のキイを守っている(ガードしている)パーツです。
実際に楽器に付いている様子はこんな感じです。↓

場所で説明するとサックスの右手主鍵のキイの足の裏に取り付けられています。(ややこしい)
このキイの足が、サックスのバランス調整をする上でかなり重要な部分である為、その部分を守る為にキイガードがついているんです!
単なる飾りではないんです~!!

大切キイを守っているキイガード
いくつか種類があるのですが、今回は先ほど紹介した細長いキイガードに的を絞って深堀りしていきます!

メーカーによってデザインが違う!?!

キイガードはメーカーによってデザインが全く異なるんです!!
細かいこだわりが感じられるパーツなので、当店で展示しているものを1つ1つ観察してみましょう!
※アルトサックスで観察します。

YAMAHA(ヤマハ)YAS280・YAS380

ヤマハのキイガードは楽器の品番によってデザインが変わります。
初心者向けモデルであるYAS280YAS380は彫刻などのないシンプルなデザイン。
左右非対称で上下に少しカーブした形は、様々な角度からキイを守るためのこだわりが感じられます。

YAMAHA(ヤマハ)YAS480~

YAS480以上のモデルはこのデザイン。
草?花?のような、そして若干左側に長いデザインになっています。
左端が少しカーブした形になっているのは、ヤマハのサックスの特徴です。
ちなみに、ヤマハのキイガード留めネジはプラスネジに統一されています。

H・Selmer(セルマー)

サックス奏者であれば憧れる方の多いセルマーはこのデザイン。
打上花火が最後落ちていくようなデザインになっています。
セルマーはベルの彫刻が特に美しいので、キイガードは少し控えめ。
ですが、こだわりのあるデザインですよね!

YANAGISAWA(ヤナギサワ)

日本の代表的なサックスメーカーであるヤナギサワはこのデザイン。
現行品番は青色の文字でYANAGISAWAの刻印が入っています。
少しセルマーと似ていますが、左右の端がカーブしているのが特徴です。
遠目で見てキイガードに青色が見えたらそれはヤナギサワです(笑)

BuffetCrampon(ビュッフェ・クランポン)

クラリネットで有名なクランポンですが、クオリティの高いサックスも製造しています!
水面に雫が落ちて、水が跳ねたような独特なデザイン。
フランスのメーカーですが、サックスはドイツで製造しています。
ちなみに、品番はSenzo(センゾ)。日本語の『先祖』が由来なんです!

Festi(フェスティ)

島村楽器の独自ブランドであるフェスティ。
髭??のような独特なデザインになっています。
見慣れてくると可愛いかもしれません(笑)
もしかして島村の『S』がモチーフ!?!?!

まとめ

全部で6種類紹介しましたが、いかがでしたでしょうか!
それぞれのメーカーの細かいこだわりが感じられて面白いですよね~!

今回はキイガードだけに絞って比べてみましたが、サックスだけでなくパーツには1つ1つメーカーのこわだりが詰まっているんです。
音の良しあし以外に、細部のデザインまでこだわるって最高にかっこいい事だと思います。

島村楽器では、そんなこだわりを尊重した調整を心がけています。
音とデザインで音楽を楽しむ。素敵な事ですよね。
皆様も自分の楽器にどんなこだわりが詰まっているのか、ゆっくり観察してみると面白いかもしれません。

どんな意味があるパーツなのか気になったら是非ご連絡ください!(そういったお話しも大好きです!)

今回のブログは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます!
次回の更新もお楽しみに!

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