Roland大阪オフィスでJupiter Xm・FANTOMの研究をしてきました。

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2019年11月30日

***「Roland with 島村楽器 ディーラーミーティング」に参加してきました! これはRolandから我々に、シンセの良さを直接脳内に流し込んでもらえる最高のイベントであります。 今回研究してきたのはこちらの2機種。 **Jupiter Xm ||販売価格(税込)| |Jupiter Xm| […]
「Roland with 島村楽器 ディーラーミーティング」に参加してきました!

これはRolandから我々に、シンセの良さを直接脳内に流し込んでもらえる最高のイベントであります。

今回研究してきたのはこちらの2機種。

Jupiter Xm

販売価格(税込)
Jupiter Xm ¥165,000

FANTOM-6・FANTOM-7・FANTOM-8

※写真はFANTOM-6

販売価格(税込)
FANTOM-6 ¥368,500
FANTOM-7 ¥401,500
FANTOM-8 ¥434,500

ここからは各新製品の内容を見ていきましょう!

Jupiter Xm

Jupiter Xmは、フラッグシップモデル「JUPITER-X」に搭載されている、ビンテージからデジタルまで様々なシンセをモデリングした"MODEL BANK"を搭載しており、Rolandの最新技術でモデリングされたシンセをボタン一つで即座に呼び出し演奏することが可能です。

名機「JUPITER-8」「JUNO-106」「SH-101」などのビンテージシンセに、「XV-5080」「RD-700」など現役人気機種を加えた計6モデルを搭載、さらに「TR-808」「TR-909」「CR-78」などの名ドラムマシンもあるうえ、今後のアップデートでも追加される予定です。

さらにそれらビンテージシンセを4パート組み合わせることができ、例えばJUPITER-8とJUNO-106をレイヤーさせたり、スプリットして左手にSH-101のシンセベースをアサインしたり、JUPITER-8を4台レイヤーすることも可能です。

またAI技術を使った「I-ARPEGGIO」が追加され、押鍵間隔(テンポ)やボイシングなどの演奏情報に応じて最適化されたフレーズを生成します。楽曲作成ツールとして非常に有用な機能です。

JUPITER-Xとデータ互換性がありMIDI端子もあるので、制作やライブ時に外部音源モジュールとしてマスターキーボードから鳴らす使い方も想定して開発されています。

アナログシンセの電源を入れた直後温まるまでピッチの安定しない要素や、ビンテージシンセに起こるパーツの経年劣化によるサウンドの変化もモデリングされており、お好みでブレンドすることができます。

フィルターのカットオフは0〜1027(通常は0〜127)という高解像度をもち、アナログと変わらない滑らかな音の変化を感じることができます。

またRolandのフィルター、moogのフィルター、sequentialのフィルターの3つのフィルターモデルがあり、それぞれR.M.Sのツマミでそれぞれのフィルターのかかり方の違いを再現することができます。

Jupiter Xm専用に開発されたミニ鍵盤により、コンパクトながらかなり演奏性も高く、鍵盤の奥を押した際も不快感なく軽やかに反応してくれました。

また本体にスピーカーをステレオで備えているので、場所を選ばずリビングや出先でサウンドメイク、フレーズメイクをして自宅やスタジオでDAWを連携した作業が可能です。

FANTOM-6.FANTOM-7.FANTOM-8

FANTOMは、ライブと制作の使いやすさを極めて高いクオリティとバランスで実現した新世代のシンセです。サウンドメイク時の煩雑なモード切り替えを排除し、思った時にどこへでもアクセスできる「SCENE」と呼ばれるスペースが用意されました。SCENEは16パートの楽器を持ち、音色、パターン、シーケンス、アサイン、レイヤー、外部コントロール設定などのレイアウトは全てSCENEごとに一括管理され、曲のアイデアが湧いている時やライブ中には、SCENEを呼び出すだけで他に煩雑な操作は必要ありません。弾くことに集中できます。

ピアノのためだけの音源「V-Pianoテクノロジー音源」を搭載、このアコースティックピアノの自然さは他に類を見ません。Roland最新のサウンドエンジンをピアノのためだけに贅沢に使用することで、一切妥協ないピアノ演奏をプレイヤーに提供しています。(本当に生々しくリアルでした)

シンセは新開発の音源エンジン「ZEN-Core」を搭載し、アナログのような応答速度と高解像度を実現。バーチャルアナログに加えPCM音源も融合されており、波形の調合だけでは限界のある早いアタック音の表現も、クリアに鳴らすことができます。

音色は本体トップパネル右側のシンセサイザーセクションからいつでも操作可能です。フィルターやADSRなどのパラメーターもタッチパネルで感覚的に、滑らかに操作することができます。こちらも1024段階の高解像度コントロールができ、アナログのような滑らかな音色変化を感じることができます。

LFOは新たにステップLFOを選択可能になり、35種のカーブから16ステップで組むことができます。複雑な動きのあるサウンドを、タッチディスプレイから波形を直接触ることによって直感的に実現させることができます。

FANTOM-8は88鍵モデルで定評のあるPHA-50ハイブリッド鍵盤を、FANTOM-6、FANTOM-7では新規開発のセミウェイテッド鍵盤を搭載しており、各モデルでRoland最高品質の鍵盤を体感できます。シャーシ部分から堅牢な構造を持ち、正確な表現を受け止めてくれます。全モデルでアフタータッチにも対応しています。

FANTOMは外部機器との接続でも威力を発揮します。まずCV/GATEアウトを備えており、アナログシンセやリズムマシンをコントロールすることができます。そして注目はDAWやソフト音源との連携です。Appleの「Logic Pro X」や「Mainstage」と接続すると、FANTOMのタッチスクリーンで直接音色の切り替えやパラメーター操作をすることが可能になり、その際にPC画面を確認する必要はありません。

またFANTOM本体に16ステレオイン・3ステレオアウトのオーディオI/Oが内蔵されているので、ソフト音源とFANTOMの内蔵音源をレイヤーしたり、FANTOMに新たに追加されたアナログフィルターをかけることができます。

いかがでしたでしょうか。店頭に実機はないのですが、気になる方は新庄までお問合せいただければ、詳しくお話しできます!

滋賀のシンセマニアに会いたい!!!

最後までお読みいただきありがとうございました!

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。