【DTM DAW】トラックメイキングは、音楽理論、楽器演奏経験が不要って本当。。。!?老若男女トラックメイキング時代到来か。

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2021年09月23日
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![トラック(ビート)メイキングってあのパソコンで曲作るプログラミングみたいなやつでしょ。。。? 理論も分からないし楽器も弾いたことないし、敷居が高すぎる。。 そんな方へ。 ***トラック(ビート)メイキングを始めるのに、いかなる楽器経験も知識もいりません。 本来、音楽の原始時代にそんなものは無かったは […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/kawaramachi/wp-content/uploads/sites/191/2021/09/20210923-creation-space-top-down-5.jpg)
トラック(ビート)メイキングってあのパソコンで曲作るプログラミングみたいなやつでしょ。。。?
理論も分からないし楽器も弾いたことないし、敷居が高すぎる。。
そんな方へ。
トラック(ビート)メイキングを始めるのに、いかなる楽器経験も知識もいりません。
本来、音楽の原始時代にそんなものは無かったはずです。ただ感じるままに音を出していたんです。
トラック(ビート)メイキングは視覚的にかなりややこしそうなことをやっているように見えますが、実はノリで音を選んで再生するだけで曲作りを楽しみながら、音を感じながら始めることが可能なのです。
それに、料理を作る感覚で、自分の部屋をデコる(死語でしょうか)感覚で、ガーデニングの感覚で音楽を作ってもいいんじゃないかと、私は思うのです。
そこで、トラック(ビート)メイキングを布教すべく、記事を書いて行きます。
目次
トラック(ビート)メイキングとは
トラック(ビート)メイキングの定義は人によって違うのですが、今回は僕主観で見たトラック(ビート)メイキングについて話します。
言うなればパソコンで音楽を作る事なのですが、作曲とはまた違った見方です。
作曲よりももっと簡単です。
基本的に現代の楽曲はいくつもの楽器、音が重なってできています。
それぞれの楽器を演奏するにはそれぞれの知識が必要で、ある程度理解しなければ難しいのですが、作曲はそれを一からやるのでかなり習得できるまでの過程が長いです。
一方、トラック(ビート)メイキングはもうすでに演奏されているもの(素材と呼んだりします)を用いて曲を構成していくので、楽器を演奏する必要はありません。
なので、パソコンの操作方法さえ覚えてしまえば理論や演奏法に対する予備知識などがほぼない状態でも音楽を作ることが出来ます。
既存の素材を用いて音楽を作る方法はサンプリングと呼ばれる手法なのですが、ドラムのサンプリングを以下のリンクにて説明しているのでそちらもよければご参照ください。
記事↓
【Ableton】ビートメイカー、トラックメイカーのためのサンプリングドラムの心得
さて、つづいては具体的な楽曲構成の内容について解説していきます。
トラック(ビート)メイキングで何をするか
さて、ここからはトラック(ビート)メイキングの具体的な内容にはいっていきます。
先程予備知識はほぼなしでいいといいましたが、大まかな構成だけ先に説明させてください。
楽曲は基本的に大きく分けて三つの要素から構成されてます。
「ドラム」「ベース」「ウワモノ」
ドラムは、リズムを刻むパートです。
ベースは、一番低い音です。
ウワモノは、ドラムとベース以外の楽器っていう認識で大丈夫です。ギターでもピアノでもリュートでも。
ドラムでリズムを揺らし、ベースによりコードとリズムの安定感を決め、ウワモノの和音、旋律で楽曲の雰囲気を作る、というかんじでしょうか。
いささかざっくり過ぎる気もしますが、こんな感じでいいでしょう。
要はこれらの素材を自由に組み合わせれば簡単な曲が出来てしまうのです。
既存素材を用いることに対して、それを用いた楽曲をオリジナルと呼ぶのはのやや抵抗があるかもなのですが、下ごしらえの仕方(料理でいう千切り、みじん切りみたいな感じ)や組み合わせ方でいくらでもぶっ飛んだものは作れますし、十分に個性が出ます。
また、調理方法なども発想次第で無限にあるので根詰まり状態になる心配もありません。
下ごしらえ方法は、刻んだり、エフェクトをかけたり、歪ませたり、逆再生にしたり、などもっといろいろあるのですがそちらはまた別の記事でお話させていただきます。
要するに、トラック(ビート)メイキングでは、既存の三大要素に手を加えて新たなオリジナルの三大要素を再構築し、それらを組み合わせることによって既存のものとは完全に異なる楽曲を構成することが出来るのです。
トラック(ビート)メイキングを手助けする機械たち
さて、かなりざっくりトラック(ビート)メイキングについて話しましたが、正直これは説明するよりも実際店頭で触って頂くのが最も手っ取り早い方法ですのでこれから紹介する機材で少しでも惹かれるものがあれば是非当店島村楽器河原町オーパ店までお越しください。
①Maschine
まず一つ目にご紹介するのは、ネイティブインストゥルメンツが誇る、MASCHINE MK3。
先程紹介したサンプリングの手法をこよなく愛すヒップホップのプロデューサーが最近こぞって使っている、トラックメイキングのためのガジェットです。
基本的にDTM(パソコンによる作編曲)は「DAW」と呼ばれるソフトで行うのですが、「DAW」はアイデアを形にするというトラックメイキング面以外でも機能が充実している反面、最初に何をすればいいかが分かりにくくやや操作も複雑です。
対してMaschine に所属しているソフトMaschineはトラックメイキングに特化したソフトで、余計な機能がついていない分Maschineの操作を覚えればまるで楽器を演奏するかのようにでアイデアをカタチに出来ます。
なので、音楽経験が無くても始めたい方や、フィーリングやトラックメイキング時の流動性を求めたい方におススメできます。
②MPC live
続いては、サンプリングと共に育っていったAKAIが誇る最新のMPC。
なんと、先ほどのMaschineと違い、ソフトすら使いません。
内蔵されてる画面内で曲を組み立て、パッドをたたきながらするするトラックメイキングすることが出来るのです。
パソコンがとにかく苦手。。という方や、ポータブル性を重視する方には(充電式かつ内蔵スピーカー付きなので、出先でもトラックメイキング出来てしまうんです。。!)特にオススメしたい一機です。
また、軽いミックス作業をMPC内でできたり、サンプリの波形を編集することもできるので、あらかたのビートの枠組みを作ることが可能です。
Maschineと同じ16パッドですが、叩き心地が全然違うので是非叩いて違いを実感してほしいです。
③PUSH2
こちらはややトラックメイキングに傾倒したDAWの一つであるAbletonの専用機器。
AbletonはDAWなのでできることは多いですが、かなりトラックメイキングの事を考えて作られてますので感覚的な操作も可能です。
ただ、あくまでDAWなので単体では限界があります。
そこでこのPUSH2です。ソフト内の操作を完全に賄えてしまえるうえに良質な小型パッドが64個もついており、単体で楽器演奏もできてしまうのです。
AbletonとPUSH2を掛け合わせれば、先ほどのDAWのわずらわしさという壁を優に超えてきます。
出来ることが多いうえに、操作も物理的に、感覚的に行うことが出来るのです。
頭で鳴っている音はもちろん、全く予期しなかった音の組み合わせをも形にしてしまうので恐ろしすぎます。
PUSH2に関してはここで語るには狭すぎるので、以前書いた記事を合わせて是非ご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。さわりの部分だけをざっと紹介しましたが、トラックメイキングに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
序章でも触れましたが、トラックメイキングは誰でも楽しむことが出来る上、表現する喜びを感じることが出来る唯一無二の行為だと信じております。
敷居など一切ございませんので、もし心が動いたのならば、もうあなたはれっきとしたトラックメイカーです。
共にトラックメイキングをいつくしんでいきましょう。
この記事を書いたスタッフ
今村 亘佑
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ご覧いただきありがとうございます。今村です。
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