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聞くに聞けない「Fender 国産モデルの違い」

聞くに聞けない「FENDER国産モデルの違い」

皆さんこんにちは!河原町オーパ店のエレキギター担当 久保です。
今回は、ギターをプレイする方ならほとんどの方がご存じのブランド「Fender」。
そんなFender、本家であるUSAラインと国産ラインがございますが、2021年6月現在、Fenderの国産シリーズは合計4種類(限定モデルは除く)ございます。以下の通りですね。

・Made In Japan Heritage
・Made In Japan Traditional
・Made In Japan Hybrid 2
・Made In Japan Modern

ではこの4シリーズ、いったいどのような違いがあるのか?
いざ楽器屋さんへ買いに行く前に下調べするとなっても、意外と分かりにくかったりします。
それぞれのWEBページを行き来する必要があるので面倒なんですよね・・・。

それぞれのスペックの違いに加え、私の主観を含めた「選び方」も用意しているので参考にしてください!
今回はStratocasterで比較しています!

それではどうぞ!

目次

1.違いを理解すれば、欲しいモデルが見えてくる
 ◆Fender国産モデル 4シリーズ別スペック比較表
2.Fender国産モデル比較~ボディの違い~
 ◆ボディ材の違い
 ◆塗装の違い
3.Fender国産モデル比較~ネックの違い~
 ◆ネック仕上げの違い
 ◆指板Rの違い
 ◆ネック形状の違い
4.Fender国産モデル比較~ピックアップ編~
5.国産Fenderシリーズ毎の選び方
 ◆Made In Japan Heritageシリーズ
 ◆Made In Japan Treaditionalシリーズ
 ◆Made In Japan Hybridシリーズ
 ◆Made In Japan Modernシリーズ

違いを理解すれば、欲しいモデルが見えてくる

下に、各シリーズのStratocasterの仕様の違いをまとめてみました。

Stratocaster 4シリーズ別スペック比較表

※全てローズ指板モデル、MODERNシリーズはHHモデルを比較対象として紹介しています。
※以下より各品番を下記の通りに称します。
・Made In Japan Heritage⇒HERITAGE
・Made In Japan Traditional⇒TRAD
・Made In Japan Hybrid 2⇒HYBRID
・Made In Japan Modern]⇒MODERN

HERITAGE
60's ST
TRAD
60's ST
HYBRID
Ⅱ ST
MODERN
ST HH
ボディ材 Alder Basswood Alder Alder
ボディ仕上げ Lacquer Finish Gloss Polyester Gloss Polyurethane Polyester
ネック材 Maple Maple Maple Maple
指板 Rosewood Rosewood Rosewood Selected Rosewood
指板R 7.25R 9.5R 9.5R 9.5R ~ 14R Compound Radius
ネック仕上げ Lacquer Finish Gloss Urethane Satin Urethane Satin Polyurethane
ネック形状 Thick "C" "U" Shape Modern "C" Modern"C" to "D"Compound Shape
スケール 648mm 648mm 648mm 648mm
フレット数 21 21 22 22
フレットサイズ Vintage Vintage Narrow Tall Medium Jumbo
ナット材 Bone Bone Bone Bone
ナット幅 41.02mm 41.02mm 42mm 42.5mm
インレイ Clay Dot White Dot White Dot White Dot
ブリッジ 6-Point Tremolo 6-Point Tremolo 2-Point Tremolo 2-Point Tremolo
ノブ色 Egg Shell Egg Shell Egg Shell Knurled Flat-Top
ハードウェア Nickel Nickel Nickle Nickel
ジョイント 4-Bolt 4-Bolt 4-Bolt 4-Bolt Asymmetrical
ピックガード 3-Ply Mint 3-Ply Mint 3-Ply Mint None
出荷弦ゲージ 10~46 09~42 09~42 09~42
セレクタースイッチ Aged White Egg Shell Egg Shell Black
チューナー Kluson Type Kluson Type Kluson Type Locking tuner
PU配列 SSS SSS SSS HH
フロントピックアップ "Premium Vintage-Style 60s Single-Coil Strat" "Vintage-Style Single-Coil Strat" "Hybrid II Custom Voiced Single Coil Stratocaster" "Modern Modified Humbucking Pickup Type I"
ミドルピックアップ "Premium Vintage-Style 60s Single-Coil Strat" "Vintage-Style Single-Coil Strat" "Hybrid II Custom Voiced Single Coil Stratocaster" "Modern Modified Humbucking Pickup Type I"
リアピックアップ "Premium Vintage-Style 60s Single-Coil Strat" "Vintage-Style Single-Coil Strat" "Hybrid II Custom Voiced Single Coil Stratocaster" "Modern Modified Humbucking Pickup Type I"
コントロール "Master Volume Tone 1. (Neck Pickup) Tone 2. (Middle Pickup)" "Master Volume, Tone 1. (Neck Pickup), Tone 2. (Middle Pickup)" "Master Volume, Tone 1. (Neck Pickup), Tone 2. (Bridge/Middle Pickup)" "Master Volume, Tone 1. (Neck Pickup), Tone 2. (Bridge Pickup)"

Fender国産モデル比較~ボディの違い~

Heritage 60's ST TRAD 60's ST HYBRID ⅡST MODERN ST HH
ボディ材 Alder Basswood Alder Alder
塗装 Lacquer Finish Gloss Polyester Gloss Polyurethane Polyester
トレモロ 6-Point Tremolo 6-Point Tremolo 2-Point Tremolo 2-Point Tremolo

ボディ材と塗装の違いに注目

まずはボディ周りから比較して参りましょう。

ボディ材の違い

ギターを選ぶ際に多くの方がチェックされるのが「ボディ材」です。
4シリーズの内、TRADのみボディ材がバスウッドとなっています。
そのため、より高品質なサウンドで楽しみたい方はAlder材が採用されているモデルがオススメですね。
ただし、TRADでも十分な音質を兼ね備えていますので、店頭で是非お試しいただき、予算に合わせてお選び下さい。

塗装の違い

塗装に関しまして、Heritageのみラッカーフィニッシュ仕上げ(下地ウレタン塗装)となっています。
他の3シリーズに関してはポリ系の塗装が採用されていますね。
ラッカー塗装のギターが欲しい!という方はHeritageを買いましょう!

Fender国産モデル比較~ネックの違い~

画像

Heritage 60's ST TRAD 60's ST HYBRID ⅡST MODERN ST HH
ネック仕上げ Lacquer Finish Gloss Urethane Satin Urethane Satin Polyurethane
指板 Rosewood Rosewood Rosewood Selected Rosewood
指板R 7.25R 9.5R 9.5R 9.5R ~ 14R Compound Radius
ネック形状 Thick "C" "U" Shape Modern "C" "Modern"C" to "D"
Compound Shape"
フレット数 21 21 22 22
フレットサイズ Vintage Vintage Narrow Tall Medium Jumbo
ナット幅 41.02mm 41.02mm 42mm 42.5mm

色々違いがありますね!!

お次はネック周りの違いを比較します。

ネック仕上げ

ネック材は全てメイプル材を採用しているので同じなのですが、仕上げが異なります。
ボディ材と同じく、ラッカー仕上げのギターが欲しい方はHeritageを購入しましょう。
また、HYBRIDとMODERNはサテン仕上げを採用していますので、手汗などでグリップが詰まることも無さそうですね。

指板R

指板の表面は1弦~6弦にかけて弧を描くようにアーチ加工が施されています。
このアーチ具合を指す指標として「指板R(ラディアス)」という言葉が存在します。
今回ご紹介しているFender国産モデル4シリーズですと、7.25Rや9.5Rと表現されていますが、これは”7.25インチ、もしくは9.5インチの半径で描かれる円弧のカーブ"という意味を持っています。

分かりづらいですね・・・、図解すると以下の画像のようなイメージです。

ぎゅっと要約すると、”この数字が小さければ小さいほど指板上のアーチ具合がキツイ”ということです。
これだけ覚えて頂ければ大丈夫です。
最近のギターですと9R以上のものが多く、ヴィンテージを狙ったモデルだと7R代のモデルが多いですね。
以外と弾き心地が変わるので、ここの部分は試奏して確かめることをオススメします。

ネック形状

一般的に、アルファベットの形状でネック裏の形状を表しているのですが、少しわかりづらいので補足します。
Cシェイプのギターが最も一般的で、ネックが細くて握りやすいものが多いです。
Dシェイプは、Cより少しだけ指板サイドに厚みが感じられ、指板サイド⇒ネック裏となぞることでほんの少し直線があるように感じ取れる仕上がりです。
Uシェイプになると、指板サイド⇒ネック裏の間により強く直線が感じられます。すこしゴツめのシェイプですね。

そんな中MODERNのネックシェイプが”Modern"C" to "D" Compound Shape"となっております。これは、ローポジション~ハイポジションにかけて形状がC~Dと変わる仕様を指すのですが、コード弾きを多用することが想定されるローポジションではネックを細くして握りやすく、単音弾きの多様が想定されるハイポジションではネックに厚みを持たせて指板上で指が立ちやすくなる、といった形で恩恵が感じられます。

Fender国産モデル比較~ピックアップ編~

Heritage 60's ST TRAD 60's ST HYBRID ⅡST MODERN ST HH
PU配列 SSS SSS SSS HH
フロントPU "Premium Vintage-Style 60s Single-Coil Strat" "Vintage-Style Single-Coil Strat" "Hybrid II Custom Voiced Single Coil Stratocaster" "Modern Modified Humbucking Pickup Type I"
ミドルPU "Premium Vintage-Style 60s Single-Coil Strat" "Vintage-Style Single-Coil Strat" "Hybrid II Custom Voiced Single Coil Stratocaster" "Modern Modified Humbucking Pickup Type I"
リアPU "Premium Vintage-Style 60s Single-Coil Strat" "Vintage-Style Single-Coil Strat" "Hybrid II Custom Voiced Single Coil Stratocaster" "Modern Modified Humbucking Pickup Type I"

ピックアップに関しては、それぞれのモデルに異なるモデルが搭載されているため、ギターのコンセプトに沿ったチューニングが施された物が用意されています。
例えば、Heritageシリーズ搭載のピックアップであればセッティングやワイヤー素材をヴィンテージに近づけた設計になっていたり、
Modernシリーズ搭載のピックアップであれば出力を高めたモデルが搭載されています。

国産Fenderシリーズ毎の選び方

ここまで少し長くなってしまいましたが、結局のところどうやって選べば良いのか!
モデル毎にオススメポイントをご紹介いたしますので、ご参考までにお読みいただけますと幸いです。

Made In Japan Heritageシリーズ

ヴィンテージらしさを求めて買うならこのモデルです。昔からStratocasterのボディ材として採用されているAlder材が採用されていますし、指板Rも丸みの強い7.25R、6点支持トレモロ、そしてボディとネックともにラッカーフィニッシュということで、古き良きスペックを踏襲したモデルとなっています。
ただし、21フレット仕様のため22フレットが欲しい方はご注意を。

Made In Japan Treaditionalシリーズ

10万円以内で購入したい!という方はこのモデルです。国産Fenderの中で最もスタンダードな仕様のモデル。一番お求めやすい価格設定となっていますので、予算に限りがある方はTraditionalシリーズでも十分楽しんで頂けると思います。ただし、ボディ材がバスウッドですので、Stratocaster本来のサウンドをお求めの方は他のモデルも試してから検討してみてください。

Made In Japan Hybridシリーズ

モダンな音楽をする方はこのモデルです。Hybridシリーズの良い点として、「伝統的な外観を保ちつつ、今の音楽シーンで必要とされる仕様が詰め込まれている」という点が挙げられます。例えば、ネック裏仕上げがサテンでサラサラしていたり、22フレット採用で指板Rも9.5Rと丸過ぎず、2点支持トレモロが搭載されている、しかもトーンがリアピックアップにも効く。そんな「こうだったら良いのにな」という要望を形にしたモデルに仕上がっています。

Made In Japan Modernシリーズ

外観もサウンドもモダンなギターが欲しい!という方はこのモデルです。まず見ての通りとても前衛的な外観に仕上げられていますよね。そこに加えてあえて伝統的な仕様は採用せず。ネック裏はサラサラのサテン仕上げ、指板Rは9.5R~14Rでローポジション~ハイポジションにかけて指板のカーブがまっすぐに近くなる仕上げられており、ネック形状もハイポジションにかけて単音弾きがしやすい形状に変形しています。そして22フレット採用、2点支持トレモロ、2ハムバッカー搭載。他のモデルとしっかり区別された仕様ですので、選び分けしやすいギターだと思います。

購入の際はぜひご相談下さい。

愛機をFenderで見つけたい方へ、このページが参考になれば嬉しいです。

もしお悩みの際は、久保までご連絡頂ければギター探しをお手伝いさせていただきます。
お気軽にご相談下さい。

この記事を書いたスタッフ

久保 涼平 / 副店長、エレキギター、エレキベース、アンプ担当

経歴

好きなギターはストラトキャスター、好きなギタリストはJohn Mayer, Stevie Ray Vaughan, Eric Claptont、TSペダル2個繋ぎが大好きです。
社会人になってからはあまり弾けていませんが、ギター歴は約10年ほど。仕様機材はHelix Floor、Ibanez AZ2402。ブルース、ロック、ポップス、フュージョン、最近ではアンビエントも好きなジャンルの一つです。2017年にポーランドにて開催されたMayones 35th Aniversary Partyに出席し、ギター買付&オーダーを約30本担当。2019年にはアメリカ、Paul Reed Smithの工場に伺い、Private Stock2本とWood Library約20本のオーダーを担当。

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