【ピアノのココ気になる!】ピアノインストラクターが教えるダンパーペダル(右側のペダル)の正しい踏み方

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2021年12月21日

皆様こんにちは。[https://www.shimamura.co.jp/shop/kasai/instructor/20170511/2:title=ピアノインストラクターの北島です。]私は普段島村楽器のミュージックサロンにて、高校生以上の大人の方にピアノレッスンをさせて頂いています。]][htt […]

皆様こんにちは。ピアノインストラクターの北島です。私は普段島村楽器のミュージックサロンにて、高校生以上の大人の方にピアノレッスンをさせて頂いています。
前回の【ピアノのココ気になる!】記事では実際のレッスン現場でよく生徒さんより質問される3本のペダルの違いを簡単にご説明させていただきました。今回は続編として、3本のペダルの中でも多用する右側のダンパーペダルの正しい使い方をご説明いたします。よくある誤ったペダルの踏み方例もご紹介いたしますので、是非今後のピアノ演奏のご参考になりますと嬉しいです。

目次

①ダンパーペダルの表記の説明へ

②ダンパーペダルの正しい踏み方の説明へ

③ダンパーペダルの誤った踏み方の説明へ

①ダンパーペダルの表記

ピアノの楽譜には主にこのようなペダルのマークが記譜されています。ペダルマークの位置は編集者の解釈により様々な位置に記譜されています。そのため同じクラシック原曲の楽譜でも、出版会社によって違う位置にペダルマークが記譜されています。
またペダルマークが記譜されていない楽譜も多く出版されておりますが、この場合はご自身の判断でペダルの踏み変え位置を考慮する必要があります。基本的にはコード(ハーモニー)が変わるタイミングでペダルの踏みかえをして頂くのがよろしいと思いますが、同じコード内でも右手のメロディーにコード外の音が入っていると濁って聞こえますので、その場合はペダルを早めに踏み変えたり、一時的にペダルを使用しない方が良い部分も出てくると思います。最終的にはご自身の耳が頼りとなりますので、日頃よりご自身のピアノの音に耳を傾けながら演奏をすることを心掛けるのも、ペダル上達の第一歩となります。

②ダンパーペダルの正しい踏み方

ダンパーペダルを踏む際は、右足のかかとを地面につけて頂き、足の裏の指の根本を意識ししながら踏むとスムーズにペダルの踏み変えができます。またピアノ演奏をする際の正しい姿勢を意識することで、右足がよりスムーズに動くようになります。その正しい姿勢とは、ペダルを踏んでいない左足がしっかりと地面に付いている状態の事をいいます。

次にペダルの踏み変えをする際の足を動かすタイミングをご説明します。こちらの画像の楽譜のようにペダルを踏むマークが連続している場合、1番初めの音はピアノの打鍵と同時にペダルを踏み、次の音からは次の音が鳴った瞬間にペダルを離し、またすぐに踏み始めます。そうする事で音と音が途切れず、なめらかにつながった演奏ができるようになります。

上記の楽譜を演奏した際の正しいペダルの踏み方の参考動画です。

③ダンパーペダルの誤った踏み方

普段ピアノを教えている中で、よくある誤ったダンパーペダルの踏み方があります。今回は3つのパターンを紹介させていただきますので、こちらの点に気を付けて頂くと綺麗なペダル演奏にも近づくのではないかと思います。

「①ペダルの踏み変えを全くしないパターン」

このようにペダルを最初から最後までずっと踏み続けてしまうと、全ての音が混ざってしまい汚い演奏となってしまいます。適切な箇所でペダルを踏み変えられるように、ご自身の演奏にもよく耳を傾けながら演奏してみましょう。

「②ペダルを離すタイミングが早いパターン」

このように踏み変えのペダルのタイミングが早く離しすぎてしまうと、曲と曲の合間に無音の瞬間が生まれるため、ブチブチと途切れた演奏になってしまいます。ペダルマークが連続して出てくる際は、次の音が鳴った瞬間にペダルを離してすぐに踏むという足の動きに慣れてみて下さい。

「③かかとを浮かせたままペダルを踏んでしまうパターン」

かかとを浮かせながらペダルを踏み続けると、演奏の途中でペダルから足が滑るように落ちてしまったり、バランスが取りにくい事で身体に余計な力をかけてしまいます。そのためペダルを踏む際には必ずかかとを地面につけて演奏しましょう。

大人のためのピアノレッスンも開講しております

いかがでしたでしょうか?今回は具体的なダンパーペダルの踏み方についてご説明させて頂きました。今後も随時更新をしてピアノ演奏に役立つ記事をアップしていきたいと思っていますので、またお読みいただけると幸いです♪

またレッスンではご自身の欠点や悩みをすぐに解決することができますので、早く上達したい方は是非レッスンに通ってみませんか?

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