![*リアンプとは? 島村楽器アミュプラザ博多店デジタル担当の山内です!今回はリアンプについてご説明します! さて突然ですが、ギタリストの方は普段どうやってギター録音されていますか? -ギターアンプからマイクで録る -マルチエフェクター(アンプシミュレーター)でライン録り -DAWでエフェクトプラグイン […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/hakata/wp-content/uploads/sites/143/2021/08/20210815-reamp-nama-500x362-1.png)
リアンプとは?
島村楽器アミュプラザ博多店デジタル担当の山内です!今回はリアンプについてご説明します!
さて突然ですが、ギタリストの方は普段どうやってギター録音されていますか?
- ギターアンプからマイクで録る
- マルチエフェクター(アンプシミュレーター)でライン録り
- DAWでエフェクトプラグインをかけて録る
これらが主な録音方法だと思いますが、今回はどなたにもオススメできる「リアンプ」という手法をご紹介したいと思います。
録音時には「いい音だ!バッチリ!」と思ったけど、プレイバックしてみると「あれ?アンプやエフェクターの質感がなんか違うなぁ」や「ここのフレーズのニュアンスが惜しいな...」など納得いかない場合があると思います。
その場合、再度録音し直さなければなりません。けれど時間も限られてくる...。そんな時に有効な手段が「リアンプ」です!
リアンプとは?
クリーンな状態の音をあらかじめ録音しておき、後から細かい音作りをするというスタイルがリアンプです。「生のアンプの空気感を活かしたい!」「マイキングでいろいろ試してみたい!」いうこだわりや「DAWのアンプシミュレーターソフトでじっくり作りこみたい!」というさまざまなスタイルの制作に可能性を広げる事ができます。
※なお「あくまでギターアンプを使用するのがリアンプだ」という方もいらっしゃると思いますが、本記事ではそれ以外の手法もあえてリアンプと呼んでいます。なにとぞご了承ください。
どんな手順か?
ギターからオーディオ・インターフェースを経由し、DAW(またはレコーダー)に録音して、「後で」音作りをするという概念です。「再度アンプを通す」という意味で「Re」Ampと呼ばれています。
※オーディオ・インターフェースへの直録りは、インターフェース側がHi-Z入力に対応していることが前提条件です。
- 録音→後でアンプから音を出す→マイクで拾う
リアンプの種類
上記のような「後から音を作りこみたい」という方々に打ってつけの手法、リアンプは2つの種類があります。
- 生のギターアンプで音を作りこむタイプ=生録り派
- DAWのアンプシミュレーターで音を作りこむタイプ=プラグイン派
生録り派
マンションなどの、いわゆる自宅録音ではギターアンプからの録音や、夜に大音量での音出しはやっぱり難しいですよね。そこで、リアンプをし、後からスタジオなどでギターアンプを通して音作りをする。という方法があります。 「リアンプボックス」と呼ばれるインターフェースが必要になります。リアンプボックスというのは「ライン出力をギターアンプで鳴らすための装置」と考えてください。
ここで「おや?」と思われる鋭い方もいらっしゃるかもしれません。そうです!オーディオ・インターフェースのライン出力と、ギターアンプの入力とではインピーダンスが違うんです。インピーダンスを合わせないとノイズを拾ったり、音質に支障が出てしまうなどの弊害を伴います。ここは注意しましょう。
ライン出力をアンプに接続するために、インピーダンスを整えてくれるインターフェース、それが「リアンプボックス」なのです。
「D.I」という言葉を良く耳にする事が多いかと思います。D.Iというのは、ミキサーに入力する際に、インピーダンスを適切に整えてくれる装置です。リアンプボックスは「逆D.I」とも呼ばれています。
そしていよいよ音作りです。アンプを調整し、スピーカーにマイクを立て、ポイントを探って好みの音をDAWに録音します。クリーンな音はあらかじめ用意してありますので、さまざまなアンプの設定、マイキングが試せます。
プラグイン派
DAWでアンプシミュレーターのプラグインが登場するようになってからの、新しいリアンプのスタイルです。
DAW上の音作りでは「リアンプボックス」は必要なく、オーディオ・インターフェースとDAW、プラグインのアンプシミュレーターさえあれば音作りは可能になります。
アンプシミュレーターのプラグインは膨大な数のアンプ、スピーカー、エフェクターが用意されています。それらを組み合わせて緻密な音作りをしていきます。
画像はIK Multimedia AmpliTube 3
録音した音を、
- 生のアンプに通して作りこむか
- DAW内で作りこむか
この部分はクリエイターの音作りのスタイルによって変わってきますので、総称して「リアンプ」と呼ばれる場合があるようです。
録音時のモニターについて
録音をする際にはクリーンな音を録音しますので、通常であればクリーントーンを聞きながらの録音になります。しかし「ペラペラした音でニュアンスをつかむのは難しい!歪んだかっこいい音を聞いて、ジャンジャン演奏しながら録りたい!」というのが普通ですね。
その際には、マルチエフェクターからの「ダイレクトアウト」や「ドライアウト」、DAWまたはアンプシミュレーターの設定で「クリーンな音を録音する」設定が必要になります。
最後に...。
一口にレコーディングと言えど「気合いでギター1発録り!」という男らしい録り方もあれば、「じっくり音作りを探求していきたい」という考え方もあります。皆様のスタイルに合わせた音作りの幅のひとつに「リアンプ」という手法を取り入れてみると、さらに表現力が広がるものと思います。ぜひお試し下さい。
デジタル担当スタッフ
デジタル担当 山内(やまうち) |
デジタル担当山内ってどんな人??
福岡県福岡市出身。高校生よりギターを始め某音楽学校高等課程へ進学。
ベースやドラム、シンセサイザー等も弾けます!
福岡を拠点にバンド活動(Gt.Vo)や作詞作曲、アレンジなど幅広く音楽活動をしております。
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お問合せ
店舗名 | 島村楽器アミュプラザ博多店 |
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電話番号 | 092-413-5415 |
担当 | 山内 |
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