楽器の練習に欠かせないものと言えば、テンポを合わせる道具『メトロノーム』。どれを選んでもそれほど変わりはないように見えるかもしれませんが、楽器の上達のために、メトロノーム選びは大切です。昔ながらの振り子式・電子メトロノーム・音合わせとセットになったチューナーメトロノームなど数種類販売されています。
◼どれがどの楽器に向いているのか?
◼昔からある振り子式がいいのか?
など、この機会にとことん比較してみたいと思います!
《メトロノームの種類》
振り子式メトロノーム | 電子メトロノーム | イヤホン型メトロノーム |
振り子式メトロノーム
皆さまが『メトロノーム』を想像したときに1番最初に浮かぶのがこのタイプだと思います。わたしの家のピアノの上にも置いてあります。メモリで速さを調整し、振り子を弾くことで一定のリズムを刻みます。
◎メリット
目でリズムやテンポを把握することが可能。
ピアノの演奏に負けないような音
△デメリット
水平なところに置かないと使えない。
音量調節が不可能。
長きにわたって使用するとテンポが狂う可能性がある
電子メトロノーム
先日KORGから新商品が出たのも記憶に新しい電子メトロノーム(KORGの新商品についてはコチラ)。 テンポや拍数を入力することによってリズムを刻みます。最近では振り子表示があるものも発売され、振り子式に負けない人気となっています。
◎メリット
長く使ってもリズム・テンポが狂わない。
イヤホンなどを繋ぐことができ、夜でも使用可能。
△デメリット
振り子の表示がないものだと耳で捉えるしかない。
電子機器になるので衝撃に弱い。
イヤホン型メトロノーム
名の通り、 イヤホンのように耳にはめて使う超小型のメトロノームです。ワイヤレスで使え同期機能がついているものもあり、複数人で練習するときに便利なものもあります。 メトロノームを1台鳴らして共有するのが難しい場合も、これなら耳元で正確なテンポを適正な音量で聞くことができます。
◎メリット
複数人でも使用可能。
リズムを耳元で直接聴いて楽器の練習が可能。
△デメリット
片耳に装着するので両耳から演奏時の音を聞くことが出来ない。
担当:石本のちょこっと小話①
メトロノームの歴史は約200年前に、誰しもが知っている音楽家のベートーベンが初めて使用したといい伝えられています。耳が聞こえにくくなったときにリズムをキープするためにメトロノームを使用し、目でリズムを捉えていました。
上達するコツはメトロノームにあり!
なぜプロのミュージシャンや演奏家は上手に演奏できるのでしょうか?
それは、一定のテンポをキープしながらの演奏が可能だからです。
よく、録音して聞いてみると音がずれていたりリズムが正しくないということが分かります。 演奏者のテンポが先走ってしまったり遅れたりしてグルーブ感を出せていないことが原因です。ですので、一体感のある音楽をしたいのであれば、メトロノームを使ってテンポを身体に染み込ませる練習が必須になります。
今日、メトロノームは大きく3つの種類が発売されています。エキスポシティ店には振り子式・電子タイプの2種を展示販売しています。ぜひ店頭でカチカチッと鳴らして耳に合うもの・気に入ったものを選んでください。
楽器別ランキング
エキスポシティ店での使用楽器別の売上げランキングです。ピアノは視覚的にもテンポがとりやすい振り子式が圧倒的でした。ほかの楽器に関しては持ち運びが便利ということで電子タイプが人気となっています。
ピアノ | 振り子式メトロノーム |
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ギター・ベース | 電子メトロノーム |
ドラム | 電子メトロノーム |
管・弦楽器 | チューナーメトロノーム |
お問い合わせ
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店舗名 | 島村楽器エキスポシティ店 |
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営業時間 | 10:00~21:00 |
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