皆さまこんにちは！

今回はフルート吹きの皆様にお手入れについてのお話です。
フルートのお手入れはもう知ってる！という方も、是非一度お手入れを見直して、
ご自身の楽器を末長ーーーーーくご愛用頂きたいと思います！

その⓵ジョイント部分にグリスを使用する

その⓶シルバークロスを毎日使用する

その⓷クリーニングペーパー使い方　

その⓸パウダーペーパーを頻繁に使用する

その⓹お掃除棒は片付ける時だけ　

落とし穴その⓵ジョイント部分にグリスを使用する

ときどき『フルートのグリスはどれですか。』というお問合せがあります。ですが、

フルートにグリスは必要ありません。

フルートのジョイント部分は金属同士のかんごうで、ミクロン単位の非常に小さな隙間に調整され、程よい硬さで止まるよう設計されています。そこにグリスを塗ると、ゴミやホコリが付着し、キズがついたり、ジョイントが抜けなくなったりします。

もしジョイントがきつくなってきたと感じたら

まずジョイント部をきれいにクロスでふき、ゴミやホコリを取ってください。このとき、注意することは管体の外側だけでなく、主管の頭部管側ジョイントの内側、足部管のジョイント部の内側もふいて下さい。それでもきつい時は、グリスではなくろうそくのロウを塗ってから綺麗に拭き取ってみましょう！

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落とし穴その⓶シルバークロスを毎日使用する

ヤマハのお手入れセットの中にも入っているシルバークロス。
楽器がピカピカになる優れものですが、研磨剤が含まれているため、
毎日使用していると磨きすぎて逆に銀メッキが削れてしまう恐れがあります。
汚れが酷いと感じた時やコンクールなど人前で発表する前に使用することをおすすめします！
普段のお手入れには細かい目のポリッシングクロスを使って汚れを拭き取りましょう！
また、楽器を触る前には手を洗うようすると変色しにくくなります。
是非試してみて下さい！

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落とし穴その⓷クリーニングペーパー使い方

フルートのお手入れで一番大切なことは水分をしっかりとる事です！
そこで欠かせないのがクリーニングペーパー。
タンポ（パッド）についた水分をとるためのものです。
ペーパーを挟んでキイを優しくパタパタさせて水分をとります。
ここで、注意することがあります。
それは、クリーニングペーパーをキイが閉まった状態でを引き抜かないことです！！
閉まった状態で抜いていしまうと、タンポが傷む原因になります。
タンポが傷んでしまうと隙間ができ、音が鳴りにくかったり演奏にも支障をきたします。
必ずキイは開けた状態でペーパーを引き抜きましょう。

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落とし穴その⓸パウダーペーパーを頻繁に使用する

ヤマハのお手入れセットの中にも入っているパウダーペーパー。
タンポがベタついていて雑音がどうしても気になるときに緊急で使用するものです。
頻繁に使いすぎると逆にパウダーがベタつきの原因になってしまいます。
あくまで応急処置で使う物と考えましょう！
また、使う前に水分をよく取り除いて、
ペーパーのパウダーのついている側（印刷されている面）が音孔側（穴側）になるようにはさみましょう。

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落とし穴その⓹お掃除棒は片付ける時だけ

お掃除棒、こまめに通しているでしょうか・・・
フルート吹きは意外と片づけるとき以外は通さないっていう人多いのです！
通さないまま放置してしまうとタンポが水分を吸って、膨らみます。
掃除棒を通さず休憩に入り、その後吹くと何故か音の出が悪い・・・そんなことも起こりうるのです。
掃除棒をこまめに通すことによって、タンポへの負担が軽減され、楽器を長持ちさせることに繋がります。
タンポに水滴がつく前に通すよう心がけましょう！

『フルートの落とし穴』ご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。
メンテナンスのやり方に気を配ってあげることで楽器の持ちがかなり変わります。
正しいお手入れをすることによって調整の頻度も減らすことが出来るので、ぜひ実践してみて下さい！

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