最終審査会ノミネート

COLD TOMMY / Rewind(イオンレイクタウン店エントリー)

https://soundcloud.com/shimamuramusic/2019-cold-tommy-rewind/s-ahXZF

審審査員アドバイスコメント

シンセ音のスタッカートな刻みから始まり、それが8分音符ウラであったという序盤の仕掛けのスリリングさがまず効果的でした。B♭→B→A♭音のダウンチューニングされたギターの刻みも、低音の突出もなくキレイにミックスされていました。ワイルドさと繊細さが交錯するアレンジのセンスは流石としかいいようがありません。歌詞テーマの内容も、コンセプトに沿ってきっちりまとまっていると思います。

高い次元で構築された作品であることについては異論の余地がありません。以下は激辛ご希望とのことで、あえて言えばということになってしまいますが、

■歌詞の内容が早い言葉のオンパレードということあって聴き取り辛い。歌詞が最も訴えたいことが何なのか、1回目では分かりづらく、このサウンドの展開を聴かせたいのか、歌詞の内容を聴かせたいのか、どちらかに寄せた方が、明解な作品になるかもしれません。

■音像的にかなり広がっているので、ギター・ソロなども定位感が薄く、凄いことをやっていると推測されながらも、聴き手にストレートに伝わってこない。逆に中盤からのカスタネット風の音色などは、非常にクリアに聴こえる。

■ヴォーカルのミックスについては早口の場合は極力エコー感を排除した方が伝わると思います。また立体感を出す時には、声1本にエフェクトをかけるよりも、エフェクトを排除した声を複数本、重層的に加えた方が結果的に明確かつ歌詞もよく分かる

■曲が冒頭のリフで終わりというのも常套的に納得できるものの、序盤で出てきたリリカルなピアノなどで締めると、曲のイメージももう少し幻想的で深みのあるものになるかもしれない。

 上記意見は、あえて別の見方をするとそう考えることができるかも、というところですので、くれぐれも参考程度にお読みください。この曲のような個性的で高品位な作品を今後も創っていって下さい。これからの活躍が非常に楽しみです。(宮脇)

このページのトップへ