こんにちは!弦担当の德永です!
だいぶ暖かくなってきて外でのんびりアコギで弾き語り!なんてのも気持ちいい季節になってきましたね
さて今回はアコースティックギターの弦選びについてご紹介いたします!!
今回はエレキギター・エレキベースよりもボリューミーなので頑張って行きましょう!!
パッケージに書かれたゲージの見方!
ベース弦たちもエレキギターやアコギたちの弦と同じでパッケージに弦の太さが記載されていますが、どこを確認したらいいか、まずは確認しましょう!
エレキギターとエレキベースはパッケージ柄が同じですが、アコギからはパッケージが変わります!
同じD’Addarioでもこの通り!!
エレキギター用
アコギ用
こんなに違います!
確かにD’Addarioとメーカー名は書いてありますが、パッと見わかりませんよね
なのでここも要注意です!!
ゲージの太さによる違い
大きくわけて太さによる違いはこんな感じです!
とても内容はシンプルです!
あとは弦の種類・メーカーによって変わります!
今回は太め・細めではなく1番一般的なゲージ(12-53)でご紹介していきますので、お気をつけください!
パッケージにある「80/20BRONZE」「PHOSPHOR BRONZE」の違い
アコギ弦を買いにいらした方がまずゲージ以外に気になられるのがこの2種類のブロンズの違い
各ブランド両方の種類を出していますので、弦を選ぶ前にここも押さえておきましょう!!
まずは見分け方!!
見分け方は簡単で各メーカーごとにパッケージに記載されています!
Martin
D’Addario
ELIXIR
お気付きになりましたか?意識しないと少しわかり辛いですよね
まずはここをしっかりと確認しましょう!!
80/20BRONZE
名前の通りブロンズを使っていることは明白!
ですが80/20ってなんのことやら書いてあってもさっぱりですよね
80/20というのは主原料の銅とスズを8:2の割合で混ぜてありますよ!という意味なんです!
音の特徴としては音の輪郭はハッキリせず太く、それでいてとても落ち着いたサウンドになります。
ここで!よくある勘違いなのですが!
この「80/20BRONZE」と「PHOSPHOR BRONZE」は6弦~1弦全てが違うのではなく!3弦~6弦の芯線に巻かれている巻弦が違うだけで巻弦の下の芯線と1弦~2弦は同じ弦を使用しています!
そしてPHOSPHOR BRONZEの方が値段的に高くはなりますが、ここは節約などは関係なくサウンドや手触りで決めましょう!!
PHOSPHOR BRONZE(フォスパーブロンズ)
主原料である銅に少量のリンを加えられた素材でできており、これによってサビ等への耐性が少し高くなり、通常の80/20 ブロンズ弦に比べ総合的に耐久性が少し上がるというものになります。 色も若干赤みがかった色味になっています。
音の特徴は高音がハッキリとキレイに出て、ブライトかつ煌びやかな印象です! 先程もお伝え致しましたが高いからと言って100%良いという訳ではありませんので、必ず両方試して見て自分にあった弦で演奏しましょう!!
メーカーごとにあったゲージ(太さ) 今回はメーカーごとに工場出荷時に張られている弦をご紹介致します!なぜ今回は出荷弦にするかと言いますと、エレキギターやエレキベースの多くはD’Addario(09-42~10-46)を使用しますが、アコギに関しては各ブランドで弦(メーカー)が違う場合が多くなります
なので今回は各アコースティックメーカーが推奨または出荷時に張っている弦を代表モデルを交えながらご紹介致します!!
アコギの王道!!Martinが推奨する弦!!
おじいちゃん・お父さんならたまらないMartin!
定番どころと言えばD-28やD-45、OOO-48などですよね!
さてそんなアコギの王道であるMartin推奨弦のパッケージをご紹介するのですが、Martin弦だけでも種類がこんなに!
簡単に各パッケージごとに特徴などをご紹介致します!
スタンダードシリーズのM100番台
「M100番シリーズ?」「何処が?」っとなった方が多いかなと思います。
それは何処で見るのか?それはパッケージのオモテ面に答えがあります!
中央のパッケージカラー!!
右上に記載された文字!!
種類を確認する際はここまず確認しましょう!!
実はスタンダードシリーズとは名ばかりで何処にも書いてありません!
つまり無印シリーズということで、Martin弦の中では1番安価で初心者でも扱い易い弦です!
音の感触としては暴れるような感じで、ダーティーなサウンドを演出するのには最適です!
Marquisシリーズ!M1000番台・M2000番台
先ほどのスタンダードと違いボールエンド部分にシルクを巻きつけることによって巻き弦が安定しチューニングがより安定するようになりました!
若干スタンダードシリーズに比べると弦の張力が上がるため少し張りたてでも硬くなりますので少し力が入ります
80/20のブロンズがM1000番台
フォスパーブロンズがM2000番台
っとなりますのでお気をつけください!!
Martinスペシャルシリーズ!MSP3000番台・MSP4000番台
スペシャルシリーズ最大の特徴は他の弦とは違い巻弦からプレーン弦まで金メッキが施されています!
一目瞭然ですね!!
そしてその見た目から想像できる通り音質的にも大人しく繊細な印象です、なんかセレブ感?高級感?があるかもしれません!
音を暴れさせたい人には向きませんが、音をしっかりと聴かせたい方にはとても向いています!
しかも、金メッキのおかげで少し錆びにくい!
まさにスペシャル!!
80/20のブロンズがMSP3000番台
フォスパーブロンズがMSP4000番台
っとなりますのでお気をつけください!!
LIFE SPAN SPシリーズ!MSP6000番台・MSP7000番台
LIFE SPAN SPシリーズは弦にコーティングを施し長寿命化を目指したシリーズになります!
数あるコーティング弦の中でもとても触り心地が自然で、コーティングでない弦で出るようなキュキュッ!!っとなるフィンガーノイズも出るほど自然な触り心地になってます!
おそらく今のコーティング界では最も自然な手触りに近いかと思います!!
多少音がこもってしまいますが、エリクサー弦などと比べると良い意味で普通の弦に近い音がするので、「コーティング弦使って見たいけど触り心地と音が…」って方ほどとてもオススメの弦です!!
国産の最高峰!エレアコ日本一!takamine !!
大原櫻子さん・長渕剛さん・冷やし中華でお馴染みAMEMIYAさんなど有名なギタリストが使用しここ数年で着々とファンを増やし続けています!
そんなTakamineさんが推奨する弦はこちら!
D’Addario(ダダリオ)・EXP16
基本的にTakamineのアコギ弦はライトゲージ(12-53)で張られていますが、特に推奨しているのがD’Addario・EXP16になります!
こちらはダダリオさんのアコギ版のコーティング弦になります!
抜群の耐久性を誇るコーティングを施した弦で、従来の弦よりも更に50%も薄くしたとか!?
そのおかげで煌びやかなサウンドはそのままに深みのあるサウンドまで出てくれる弦!
しかもコーティングなので長寿命!!
「初めてでコーティング弦なんて高い!」っと思いがちですが、コーティング弦は通常の弦よりも寿命が3倍~5倍と言われており、逆に安上がりになることもあります!
なので是非使ってみましょう!!
みんな知ってる!!YAMAHA!!
初心者の方がスタート時に買われることが多いアコギメーカーですね
カラーが豊富で形も様々!しかもエレアコもあると言う充実したラインナップ!!
こちらも型番が多くなりますので、各型番ごとにご紹介致します!
FG・FS・APX・CPXシリーズ
YAMAHAのスタートモデルとして大人気のFG・FSモデル!
そんなアコギに張られてる弦はこちら!
YAMAHA・FS-50BT
この弦は3~6弦の巻き弦に、とても薄いコーティングを施してあり、それのおかげで錆びにくくなっています!!
音色と演奏性がとても自然であるのが特長です!
なので、コーティング弦が苦手な方にはオススメです!!
昔ながらの構造を生かす!「L」シリーズ!!
こちらもYAMAHAのアコギの中では大人気のシリーズになります!
トラディショナルで良くなる!普通に良いアコギ!といった印象で初めての方から玄人まで愛されるモデルです!!
そんな「L」シリーズに張られている弦はこちら!
ELIXIR・PHOSPHOR BRONZE NANOWEB
この「初めての弦選び」シリーズを読んでくださっている皆さんならもうご存知だとは思いますが!
ここでもう一度ご紹介いたします!
コーティング弦の定番!ELIXIRの弦です!!
ハイエンド系ギターなどの出荷弦としても採用されており、またユーザーも多く存在します
音の特徴としては硬くハリがある印象で、ELIXIRらしい少しギラッ!っとしたような音ですね
手触りもコーティングらしく滑らかでスムーズに動きます!ストレスを感じませんね
寿命もコーティングしていない弦に比べて2~3倍となっています!
寿命・サウンド・感触のどれをとっても素晴らしい弦です!!
初心者に人気!カラー豊富!James!!
YAMAHAと同じくらい初めての方に人気なアコギのメーカーになります!
こちらもモデルが多く存在します!
人気なのはJ-300AやJ-300D!!
またはナチュラルカラーが美しいJ-500AやJ-500D!!
そんなアコギたちにオススメの弦はこちら!!
D’Addario EJ16
こちらはアコギ弦の中では定番!
それどころか弦の中では超定番の弦メーカーD’Addarioから出ている弦になります!!
フォスファーブロンズを使用し、深みがありキレの良いサウンドと耐久性を兼ね備えたアコギ弦!!
良い意味で主張が強くないので色んなギターに合う弦なので、james以外のアコギ達にも張ってみてもGOOD!!
さらに数多くの高級ギターメーカーが長年この弦を工場出荷時に使用していると言うこともあって、プレイヤー・メーカー問わず信頼されている弦になります!!
まとめ
いかがでしたか?
アコギ用の弦もたくさん存在して各メーカーごとに推奨している弦が存在しています。
ですが、あくまでメーカーのオススメなので、自分にしっくりこなければ他の弦を使ってみて確かめるのも大切です!!
どんな弦楽器も同じですが、まずは失敗を恐れず、試してみたい弦があれば張って弾いてみましょう!!
お問い合わせ
店舗名 | 島村楽器横浜ビブレ店 |
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電話番号 | 045-314-5255 |
担当 | 德永 |
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初めての弦選びシリーズ記事一覧
1・初めての弦選び〜記事一覧〜
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2・初めての弦選び〜あると便利なアイテムたち〜
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3・初めての弦選び〜エレキギター編〜
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4・初めての弦選び〜エレキベース編〜
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