クラシックな私が弾いてみましたシリーズ①~ジャズ「Take Five」~

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2016年03月01日

皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの吉武です。]]簡単に自己紹介をさせていただくと…]]小さい頃からピアノをやっていて、ピアノが好き。中でもクラシックが好き。]]一言で表すと、「クラシックが大好きなピアノインストラクター」です。]]詳しくはこちらをご覧ください。]][http://www.sh […]

皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの吉武です。
簡単に自己紹介をさせていただくと…
小さい頃からピアノをやっていて、ピアノが好き。中でもクラシックが好き。
一言で表すと、「クラシックが大好きなピアノインストラクター」です。
詳しくはこちらをご覧ください。
ピアノインストラクター吉武栄里子

そんな吉武ですが、最近は様々なジャンルの曲にも耳を傾けるようになり、他のジャンルにも魅力を感じ始めたので、その魅力をクラシックの視点を混ぜながらお届けしていきたいと思います。

さて、1回目の今回は、「ジャズ」!
今回はジャズの名曲である「Take Five」を演奏してみました。

クラシックにはないジャズの魅力3つ

まずは私が感じるクラシックにはないジャズの魅力を3つご紹介します!

①スウィングのリズム

楽譜のスウィングの指示を無視してそのままのリズムで演奏すると、全然ジャズらしさが出ません…。
試しに「Take Five」の冒頭の部分を弾き比べてみました。

スウィングなし

スウィングあり

いかがでしょうか。スウィングありの方がノリの良さが伝わりますよね?違いを感じていただけましたでしょうか?

②アドリブ

クラシックは楽譜や作曲者の想いに忠実に演奏するのが良いとされていますが、ジャズの場合必ずしもそうではありません。もちろん、作曲者の意図を完全に無視してしまうのはNGかと思いますが、メロディーやコード進行を使って自由にアレンジを入れるのはジャズの世界ではよくあることです。それがジャスのよさでもありますね!

③演奏者の個性が光るアレンジ

ジャズは②でも紹介したように「アドリブ」があります。演奏者が10人いればアレンジも10通りとなるわけで、10通りのメロディーが生まれます!演奏者の個性を音にして表現できる世界ですね。

さて、今回は「Take Five」を取り上げ、この曲に関してお伝えしたい事を「おすすめポイント」、「難しいポイント→克服の方法」の2点に絞って紹介させていただきます。

Take Fiveのおすすめポイント

①同じコード進行が73回登場

E♭m→B♭m7というコード進行が73回も登場します(※吉武調べ、回数は曲のアドリブ部分の長さによっても異なります)。これだけ同じコード進行なのに飽きないってすごいことですよね。「メロディーが印象的」なことと、「アドリブアレンジが魅力的」ということが飽きさせない魅力だと思います。

②左手のリズムが一曲通してずっと同じ

リズム

左手はずっとこのリズム(タータッタタッタッタッ)が刻まれています。リズムに注目して動画をもう一度ご覧下さい!

③アドリブ部分がかっこいい!!

タイや符点など少し難しいリズムが登場しますが、それをマスターできればあなたもジャズピアニストに一歩近づけます!

Take Fiveの難しいポイント

①5拍子のカウント

この曲は4分の5拍子で、1小節間に四分音符が5個入るという、少しイレギュラーな拍子になっています。
→1小節間の5拍を(3+2)拍に分けてカウントすると分かりやすいです!

リズム

②リズムの崩し方

クラシックばかりやっていた吉武は、これが少し苦戦しました。楽譜に忠実になりすぎない方がかっこいいジャズでは、多少リズムが楽譜と異なっていても全然OKです。それよりもノリを楽しむことが何より最優先なのではないかと思います。
→あまりメトロノームのテンポにとらわれず、楽しく弾きましょう!

③同じリズム・コード進行の中での変化

おすすめポイント①にも書きましたが、同じリズム・コードが続きますが、それを同じ表情で同じように弾いてしまってはお客さんは飽きてしまいます。それを防ぐために、どのように変化をつけていくのか、ここがポイントとなってきます。
→強弱・アクセントの位置、スラーなどを工夫すると変化がつき、楽しく飽きない演奏になります!

検証結果

今まであまりジャズに馴染みが持てなかった吉武ですが、一度弾いてみるとジャズの魅力に気付きました。皆様も是非ジャズにチャレンジしませんか?私と一緒に音楽を楽しみましょう♪

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今回お届けした「クラシックな私が弾いてみましたシリーズ」、第2回もお届けです。お楽しみに!!

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電話番号 06-6292-7905
担当 吉武(ヨシタケ)

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