【エレキベース】UMEDA BASS ANALYSE!! Vol.9 【Michael Tobias Design 535-24 Fretless】

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2016年11月11日

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UMEDA BASS ANALYSE!! まとめページ


BASS ANALYSEをご覧の皆様こんにちは。土師です。
11月に入り、秋をすっ飛ばしてまるで冬のような気候になってまいりましたが皆様如何お過ごしでしょうか...
この季節、非常に服装のチョイスが難しいですよね。僕は冬服買いに行くタイミングを逃してしまい、今非常にピンチです。寒い...
そして今日11月11日はベースの日。まさにこの記事を上げるのにピッタリな日ではないでしょうか。(紹介するのは5弦ベースですが...)
さてさて、前置きはこれぐらいにして早速今日もベースをAnalyseしていきましょう。今回紹介するのはこちら。]
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Michael Tobias Design 535-24 Fretless

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//SPEC//
Body Top : Flamed Redwood
Body back : Mahogany
Neck : 1-Piece Maple
Fingerboard : Ebony
PU : MTD/Bartolini Dualcoil P.U.s
Control : Master Vol,Blend,Treble,Middle,Bass w/Mid-Freq SW(1K/500/250Hz)
Scale : 35 inch
Fret : 24F

Michael Tobias Design(通称MTD)はアメリカのニューヨーク州のキングストンにあるギターブランドです。
MTDでは4弦は勿論、5,6,7弦等の多弦ベースも製作しています。
最近ではエレキギターの製作も行っているようで、創業から20年以上経った今でも新しいものを作り出そうとしている前衛的なメーカーと言えるでしょう。
MTDは元々創業者であるMichael Tobiasが1970年代に設立したTobiasというメーカーの後継ブランドで、事実Tobias製のベースにはMTDと共通する点が多く、MTDでは基本的にTobiasでの楽器製作の流れを汲みつつも更に上のレベルのベースを製作しています。
Tobias社自体は現在も残っているブランドではありますが、1977年にGibsonに買収されてからは基本的に中国生産のものばかりで以前の面影はありません。
ちなみにですが、MTDでは弦の数とスケール、そしてフレット数で型名が変化します。つまりこのベースは535-24となっていますので、"5"弦の"35"インチスケールで”24”フレットのモデル、ということになります。非常にわかりやすいですね。]
]それではブランドの話はここまでにして、各部を細かく見ていきましょう。

Body

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BodyにはトップにFlamed Redwoodを、バックにMahoganyを使用。見れば分かりますが、どちらの材も最高級グレードのものが採用されています。
まるでキルトのような粗目の杢目は、角度や光の当たり方で様々な顔を見せてくれるので、観ていて飽きませんね。
Redwoodはセコイアとも呼ばれており、平均80m、1番大きいもので115mと樹高が非常に高くまで成長する為、世界最長の木として知られています。音響特性と致しましては、高音域が非常に綺麗に鳴る為、アコースティックギターに使われることが多い木材です。
ベースでRedwoodを使用すると、軽やかなアタックを得ることができ、また、Redwood自体は柔らかめな木材ですので、ベースのトーン自体も甘いメロウなトーンになります。フレットレスにうってつけと言えるでしょう。]
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コントロールはMaster Vol,PU Blend,Treble,Middle,Bass w/Mid-Freq SW(1K/500/250Hz)となっています。
ミニスイッチを操作することでMidの周波数を1kHz、500Hz、250Hzの三種類から選択することが可能です。その為、ジャンルや欲しい音色に合わせてミドルの周波数を選択できるので使い勝手がとても良いです。]
]ではいつもの如くコントロールパネルを...]
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開けました。]
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電池が2つ収納できるようになっていますので、MTDのプリアンプは18V駆動のようですね。]
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電装系。配線も美しく纏められています。]
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PreampモジュールはBartoliniのNTMB+F/918。トリムが付いていますが、弄ってみた感じ恐らくトレブルのフリーケンシもしくはトレブルブーストかと思われます。]
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コントロールパネルもしっかりシールディングが施されています。]そしてMTDの会社情報が記入されているシールが貼ってあり、そこにシリアルナンバーも記入されています。]
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PUはBartoliniです。やはりBartoliniは音が太く、かといってブーミーにならないバランスなのが素晴らしいです。
ブリッジにはHipshotのB style。MTDは基本的にどのモデルもこのブリッジに統一されています。]
]ちなみにネックエンドのパネルですが...

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外すとトラスロッドの調整穴が現れます。]
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Fingerboard

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指板はEbony。エポキシ等のコーティングはされていません。
ポジションマークはありませんが、Mapleのフレットラインが入っており、視認性も高くピッチを合わせやすいので
フレットレスを触ったことが無い方でも演奏しやすいのではないでしょうか。]
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サイドポジションマークにはLuminlayを採用している為、ステージが暗転していても視認性を得られるようになっています。]
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Neck

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Neckには1-Piece Maple。あえて3-Pieceや5-Piece等のラミネートネックにしないことで、レンジの広いオープンなサウンドになっています。
そしてMTD最大の特徴ともいえる左右非対称ネック。低音弦側からネックの中心に向かっては太めのU、ネックの中心から高音弦側に向かってはThin Uのようなシェイプになっていて、形に例えるなら飛行機の翼のような形になっています。]
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Headstockは勿論マッチングヘッド。]
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ヘッド裏にはマイケル・トバイアスのサイン、型名、シリアルナンバーと何故かMTDの所在地が記入されています。]
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インプレッション

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それでは実際に試奏したインプレッションを。
MTDはいつ弾いてもとにかく出音のバランスの良さに感動します。アコースティックな響きを持つトレブル、瑞々しさを持ったミドル、コシがあるタイトなロー...どれをとっても間違いなく一級品。
マホガニーボディのベースはローがぼやつくものが多いですが、トップにRedwoodを張っているからか、Low Bを弾いてもローの輪郭がぼやけずに塊となってアンプからアウトプットされます。
プリアンプのBartoliniもとても良い仕事をしていて、非常によく効いてくれるので音作りの幅も広いですね。Bartoliniでこの音が出せるメーカーはMTD意外には無いでしょう。
そして左右非対称ネック。何といいますか、MTDの左右非対称ネックは何物にも代えがたい魔力を持っているというか、いつまでも弾いていたくなるようなそんな握り心地なんですよね。
ですので、長時間弾いていてもさほど左手に負担を感じないのは、このシェイプのおかげなのでしょう。
総重量は少々重ためではありますが、ボディバランス自体は良く、ヘッド落ちもしません。
左手が楽なのはこのボディバランスの良さも関係しているのかもしれません。
とにかく一度弾いてみて頂ければご納得頂ける、それがMTDです。]
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おわりに

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如何だったでしょうか。MTD、本当に素晴らしいベースですよ。個人的には他にも是非お店に
Saratoga(NORM STOCKTONのシグネイチャーモデル)を入荷したいところですね...
今日ご紹介したMTDに興味が沸いたら是非店頭にてお試し下さい。スタッフ一同お待ちしております。
それではまた次回もよろしくお願い致します。土師弟でした。]
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この記事の投稿スタッフ

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投稿者 土師 尚起
プロフィール 土師(ハジ)と申します。現役のベーシストで、ここ数年ポップスからJAZZ、ラウド系(メタルコア)等、様々なジャンルのバンドをサポートしています。近年は"Djent系"と呼ばれるサウンドに魅了され、ベースやエレキギターの音作り等、色々と試行錯誤をしています。ベース関連の機材は勿論、ギター関連の機材への知識にも自信があります。Axe-Fx2やKemper等のギターマルチプロセッサーのご相談もお気軽にお任せください。

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