人気機種のスペックを徹底比較!
みなさんこんにちは!ピアノ担当の種橋(たねはし)です。
電子ピアノは見て触って体感して選ぶ事が非常に大切ですが、今回は当店でも常にトップ2を争うRoland「HP605」とヤマハ「CLP-545」の2つの電子ピアノのスペックを比較します!スペックをきちんと理解した上で電子ピアノ選びに臨めば失敗しないこと間違いなし!これから電子ピアノを買いたいと思っている方は必見です!
担当者(種橋)の個人的所感
両機種で弾いてみた感想としましては、ローランドは非常に気持ちよく弾きやすいという印象です。ヤマハはいつも聴く音の安心感やピアノらしい自然な音という印象を受けました。実は私(種橋)の自宅での使用ピアノはヤマハのグランドピアノなので、「好みはヤマハ寄りになるかな~(笑)」と思っていたのですが、ローランドの音も違和感のないピアノの音色で正直驚きました!結局どちらが良いかと聞かれると大変悩むところです・・・]
]「自分は絶対ヤマハが好きだと思う!」、「素人だからどうせ聴いたって音の違いなんて分からないだろう」という方も一度両方を聞き比べる事の出来る当店へお越しください!必ずどんな方でも音の違いが分かります!ピアノが弾けない方でも大丈夫!私が隣で弾かせて頂きますので安心してお越しくださいませ。
随時、電子ピアノ相談会も開催しております。
初めて買う方、自信のない方、じっくりゆっくりと選びたいという方に朗報です!
そんなお客様はこちらまでお問合せください。全力でサポートさせて頂きます!
各メーカーについて
Roland(ローランド)
日本を代表する電子楽器メーカー。シンセサイザーやギター用エフェクター、アンプ等の音響機器、電子ドラムなど、様々な楽器を作っており、その多くが国内外問わず多くのプロミュージシャンに愛用されている世界トップレベルのメーカーです。電子ピアノでは、日本で初めて電子ピアノを製造、さらに今では当たり前となっている、音の強弱を付けられる「タッチセンス」機能を世界で初めて実現しました。
YAMAHA(ヤマハ)
ヤマハの歴史は1887年、創業者の山葉寅楠(やまはとらくす)がオルガンの修理に成功した所から始まります。誰もが知るピアノの老舗メーカー「ヤマハ」のピアノは国内シェアNo.1ともいえます。大成功し続けるアコースティックピアノを作った会社ならではの経験と発想で電子ピアノの「クラビノーバ」シリーズはいつの時代も大人気商品です。
価格
HP605(ローランド) | CLP-545(ヤマハ) |
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通常色¥215,460(税込) 黒鏡面¥269,460(税込) |
通常色¥205,200(税込) 黒鏡面¥237,600(税込) |
肝心の価格!こちらはローランドの方がヤマハに比べて少々お高いようです。少しの価格の差が決め手になる場合もありますよね・・・。
さあ、スペック比較どんどん進んでいきましょう!
発売時期について
HP605(ローランド) | CLP-545(ヤマハ) |
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2015年9月発売 | 2014年5月発売 |
ローランドの方が1年以上新しいモデルになっていますね。やはり電子機器という事ですので、より新しく発売されたモデルを好む方も多いと思います。この発売時期がピアノのスペックに大きく影響しているのかどうかが注目ポイントですね!
カラーバリエーション
HP605(ローランド) | CLP-545(ヤマハ) |
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クラシックローズウッド調仕上げ ナチュラルビーチ調仕上げ 黒塗鏡面艶出し塗装仕上げ |
ブラックウッド調 ニューダークローズウッド調 ウォームマホガニー調 ホワイトアッシュ調 黒色艶出し |
※島村楽器限定色もございます!
HP605GP(ローランド) | SCLP-5450(ヤマハ) |
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ブラックウッド調仕上げ ミルキーウッド調仕上げ |
ダークアルダー調 |
寸法
HP605(ローランド) | CLP-545(ヤマハ) |
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幅1379mm 高さ1122mm 奥行き430mm |
幅1466mm 高さ930mm 奥行き459mm |
ご自宅の限られたスペースに置くとなると大きさは大変重要になってきますよね。特に気になるのは幅と奥行きという方が非常に多いようです。
幅に関しましてはピアノの鍵盤数の88鍵は世界共通となっておりますので、今回比較している2機種に限らず大体1400mm程が平均です。今回比較している2機種だと、左部分に操作パネルがある事から、ほんの少しローランドの方がコンパクトと言えますね。
奥行きに関しましても、どの機種を比較しても一般的に500mm以内に収まっている機種がほとんどだと感じていますが、スペースの点で心配な方はご自宅のスペースを測って頂くと間違いないと思います。
重量
HP605(ローランド) | CLP-545(ヤマハ) |
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54.0kg | 65.0kg |
重量は10kg程差がありますね。ただ両者とも大人2人いれば簡単に持ち上げられる重さなのでお部屋間移動等、お気軽にできちゃうところが電子ピアノの良いところですね♪
音源
HP605(ローランド) | CLP-545(ヤマハ) |
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スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源 | ヤマハ CFXサンプリング、ベーゼンドルファー インペリアルサンプリング |
スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源ってなに?
簡単に言うと、録音したピアノの音ではなく、その場で作り出されている音ということです。ローランドならではの技術でしか体感できないシステムですね。
新開発の「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」は、このアコースティック・ピアノの発音プロセスを先進技術で再現。弦をはじめとするピアノを構成している各要素を仮想的に合成し、ピアノ音を一から再構築することで、あらかじめ録音した音を再現する従来のサンプリング音源では表現し得ない、複雑に干渉しあうピアノ本来の奥深いサウンドを生み出します。
88鍵全ての鍵盤において仮想的に弦を持つため、アコースティック・ピアノと同様に発音数の制限がなく、ダンパー・ペダルを多用しても余裕のある響きや表現を実現します。
ヤマハCFXって有名なの?
CFXは凄いです!(笑)
「CFX」はヤマハのグランドピアノのシリーズでも最高ランクの「CFシリーズ」の中でも最高峰の機種のことです。
私(種橋)が音大在学中に大学のホールで何度か弾いた経験がありますが、やはりCFXは他のピアノとは世界が違い、奏でられる音が繊細かつダイナミックで自由自在に演奏でき、弾き手の全ての要望にこたえてくれるようなピアノだと感じました。
また、2010年10月、ポーランドのワルシャワで開催された世界で最高峰とされる第16回ショパンコンクールにおいて、ヤマハCFXを弾いたロシアの女性ピアニスト、ユリアンナ・アブデーエワさんが見事優勝の栄誉に輝きました。
この当時にちょうど音大生だった私(種橋)はそんなピアノを弾けて非常に贅沢な経験だな~と感じておりました(笑)
内蔵曲
HP605(ローランド) | CLP-545(ヤマハ) |
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375曲 | 371曲 |
こちらは大差ないですね。
それぞれバイエルやブルグミュラー、ハノン、ツェルニー等の練習曲も内蔵してます。
ローランドの方はアナと雪の女王やアンパンマン等のポップスも多く内蔵しており、ヤマハの方はどちらかというとクラシックの名曲が充実して内蔵している印象でした。
ただどちらもUSBを使用すれば曲は増やすことが可能ですのでお好みの曲をマスターしてみてはいかがですか?
スピーカー
HP605(ローランド) | CLP-545(ヤマハ) |
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[12cm + 5cm + 5cm]× 2 | [16cm + 8cm]× 2 |
ローランドの6つのスピーカーシステム構造
HP605は同価格帯最高クラスの6スピーカーを搭載しております。アコースティックピアノの音場を感じられるスピーカーシステムなので、高い音や弦の響きは上から、中音域の音や弾き手が聞こえる弦を叩くコツコツした音は真ん中から、そして音全体を支える重厚のある低い音は下からと、本物ピアノらしい感覚を得ることが出来ます。
ヤマハの4つのスピーカーシステム構造
器全体が最良の状態で響くよう、本体数か所には音の通り道「トーンエスケープ」を設置。スピーカーから出る音がボディ内部にこもる事なく、すっきりと聞こえるのでグランドピアノに近い臨場感溢れる自然な聴き心地です。また、高精度スピーカープロセッサーの搭載に加え、各音域を専用のスピーカーとアンプで響かせ奏者の耳に届く音量や音質、タイミングまでをも徹底的に追求し自然な音を感じる様設定されています。
操作パネル
Roland(ローランド)
誰でも簡単に操作しやすいように前面にボタンが並んでいます。
これなら初心者の方でも簡単に便利で楽しい機能をマスターできちゃいますね。お子様に大変人気のデザインとなっております♪
YAMAHA(ヤマハ)
反対にヤマハは左側にコンパクトに機能が集約されています。これだったら視界の邪魔にもならず、よりピアノらしい見た目で演奏する事が出来ますね。大人の方から大変ご好評頂いております♪
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございます。皆様いかがでしたでしょうか?電子ピアノ選びの参考にして頂ければ幸いです。
もちろんこちらに記載していませんが、もっと他にも比較するポイントは多くありますが、今回は多くの皆様が気にされるポイントに絞って比較しておりますので割愛させて頂きました。電子ピアノについてご不明な点等ございましたらいつでもお気軽にお問合せくださいね。
この記事の投稿者はこんな人!
名前 | 種橋(たねはし) |
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プロフィール | 3歳よりピアノを始め、名古屋芸術大学音楽学部演奏学科ピアノコース卒業。 第24回日本クラシック音楽コンクール、ピアノ部門大学の部全国大会出場。 2012年2月、パリ・エコールノルマル音楽院にてギグラ・カツァラバ、ヴェロニック・ボンカーズの各氏によるレッスンを受講し、同音楽院にて修了演奏会に出演。 大学主催のピアノの夕べ、卒業演奏会等、多数の演奏会に出演。 また名芸大オーケストラと「コンチェルトの夕べ」にてベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番を共演。 在学中にファルヴァイ・シャーンドル、マインハルト・プリンツ、近藤嘉宏の各氏によるレッスンを受講、これまでに谷口龍博氏に師事。 大学卒業後、島村楽器鈴鹿店にてピアノや管楽器を担当。 ピアノに関する事でしたら種橋までご相談ください。 |
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店名 | 島村楽器 イオンモール鈴鹿店 |
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営業時間 | 10:00~22:00 |
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