ジャンベをもっと楽しもう
ようやく雪も消え、北国札幌にも遅い春がようやく訪れました。晴れた日などは外で過ごすのにもよい季節となり、楽器をもって屋外に出て行きたくなる季節でもあります。
そんなときに手軽に楽しめるのが今回紹介するジャンベです。当店でもたいへん人気のあるパーカッションですが、今回はそのジャンベに関してお問合せが多い、皮の張りを調整する方法をご紹介します。
ジャンベとは
ジャンベ(ジンベ、ジェンベ)は、アフリカ起源の打楽器です。
木製の胴に動物の皮が紐で締める構造で張っているものが伝統的な構造ですが、近年ではファイバー胴にプラスティックヘッドのものも扱いやすさから普及しています。
伝統的な演奏はもちろんですが、自由な発想でジャズ、ロックやクラブミュージックでも取り入れられています。
皮の張りの調整
ジャンベの皮の張りは、伝統的な方法では、非常にきつく張って高い音が出るように調整します。そのため、皮の跳ね返りも硬くて強くなります。
本皮を使ったジャンベの場合、高い湿度や経年変化で皮が伸び、音が低くなっていきます。そのような時は以下に紹介する方法で音を高くすることができます。
(乾燥する時期や長期間使用しないときは逆の方法で緩めておいた方がよいでしょう)
紐を締めます
余っている紐をほどく
胴に巻き付けてある余っている紐をほどきます。
縦ひもが交差している箇所を確認。この交差している箇所を作ることで、紐の張りがきつくなります。
くぐらせる
横ひもを縦ひも二本にくぐらせます。
拡大図
戻す
縦ひも二本くぐらせた横ひもを、2本目の縦ひもを巻くようにして戻します。
そして、1本目の縦ひもに再度くぐらせます。
横ひもを締め上げる
1本目の縦ひもをくぐらせたら、二本目の縦ひもの方向に締めていきます。
矢印の方向にさらに強く引っ張ります。指を挟んだりしないよう十分注意してください。
縦ひもが交差します
さらに力を入れて引っ張ると、縦ひもの1本目と2本目が交差します。これで結び目ができました。音の高さを確かめて、張り方が足りないならば繰り返します。
たるみがないように十分引っ張ったら、余った紐を胴に巻いておきます。これで終了です。
緩める場合は逆の作業をします。
- 紹介した写真は、当店取り扱い「TOCA」社のものを使用しています。他ブランド等では紐の締め方が違う事もあります。
- 雑貨店等で取り扱っているジャンベ風の楽器のなかには、今回紹介した方法が当てはまらない場合もあります。
- 紐に手をはさむ等の危険もあります。作業を行う際には十分ご注意の上、ご自身の責任に於いて作業をお願い致します。いかなる事故の責任は負いかねます。
- 締めすぎた場合、湿度の変化等により皮の破れが発生する場合もあります。また緩めすぎて紐を外してしまう等すると戻す作業には困難が伴います。作業を行う際には十分ご注意の上、ご自身の責任に於いて作業をお願い致します。いかなる事故、破損等の責任は負いかねます。
- 皮の張替えの作業はお預かりの上、専門の業者に依頼する形で承ります。費用、納期はご相談下さい。
ジャンベのご紹介
ロープジャンベ
メーカー | 品番 | 販売価格(税込) | コメント |
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TOCA | TODJ-12CK | お取り扱い終了 |
メーカー | 品番 | 販売価格(税込) | コメント |
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TOCA | TODJ-12TM | お取り扱い終了 |
ファイバー胴のジャンベ
軽量なファイバー胴、プラスティックヘッドを使用しているため、扱いが簡単で、大音量のバンド等でも音が通りやすい「REMO」のジャンベも人気です。チューニングは付属のレンチで簡単に調整できます。
12インチ
メーカー | 品番 | 定価(税込) | 販売価格(税込) | コメント |
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REMO | LREMDJ001224 | ¥46,440 | ¥27,800 |
14インチ
メーカー | 品番 | 定価(税込) | 販売価格(税込) | コメント |
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REMO | DJ0014 | ¥52,920 | ¥33,900 |
ご注文、お問合せは
店舗 | 島村楽器 札幌パルコ店 |
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お問合せ電話番号 | 011-214-2391 |
担当 | 鳥塚(トリヅカ) |
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