RolandのBoutiqueシリーズの中でも最も人気のリズムマシン、TR-08を速攻レビュー!!

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2018年10月07日

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RolandのBoutiqueシリーズの中でも最も人気のリズムマシン、TR-08を速攻レビュー!!

メーカー 品番 本体販売価格(税抜) ご購入URL
Roland TR-08 46,000!円 こちら

こんにちは!

島村楽器名古屋パルコ店の立浦です!

本日は8月8日に発表以来、大変な大きな話題を呼んでいるRoland BoutiqueのNEWモデル『TR-08』についてご紹介!

本機種は、現代の音楽の歴史に名を残すローランドのレジェンド・リズム・マシンTR-808を独自のACBという最新モデリング技術を用い、コンパクトにダウンサイジングされた期待のマシン!!

担当者も早速実機をチェック!

早速写真や所感を交え、ご解説していきます!

TR-808とは?

Rolandが1980年に発売したリズムマシン。

邦楽、洋楽問わず使用されており、楽器にお詳しくない方もTR-808の音を聞けば「あ~この音だったのね!」と必ずわかるくらい市民権を得た伝説的名器。

「808 =ヤオヤ」の愛称で親しまれ、TR-808 は、ジャンルを問わず様々な音楽のサウンドに大きな変革をもたらし、世界中のミュージシャンやプロデューサーに高く評価された、今も愛されている電子楽器の一つです。

あまりに愛されすぎて海外ではTR-808をテーマとしたドキュメンタリー映画(タイトルはそのまま『808』とのこと)まで製作されるほど。


同社のDR-3のような実際に録音された生ドラムの音を組み立てるリズムマシンに対し、TR-808はアナログの電子回路からそのまま生み出されるサウンドであるため当時としては斬新な電子的な音色で、その音が新しいものを求めるトラックメイカーたちに幅広く取り入れられました。

実際のTR-808の音色


野太く重低音の響くバス、キレの良いスネア、カンッ!という特徴あるカウベルやハンドクラップの音は、知ってる人なら聞けば「あ!808だ!」と分かるサウンドです。

最近だとやはり、大ヒットを記録したピコ太郎さんの「PPAP」のサウンドがわかりやすいですね!

カウベルの音でお気づきの方も多いのではないかと思います。

時代を超えてずっと愛されるTR-808。

中古で手に入れようとしてもプレミアムがついて〇十万というような当時の販売価格よりもはるかに高額な条件で取引されている状態なくらいの人気っぷりです。


Roland Boutique 『TR-08』

2014年に同社の名機JUPITER-8、JUNO-106、JX-3Pの3機種を、デジタル回路でありながら当時のアナログの回路の挙動を忠実に再現できる独自のモデリング技術Analog Circuit Behaviorを使用しコンパクトサイズの筐体に収めたJP-08、JU-06,JX-03をリリース、また翌々年に今尚音楽シーンで使用されるドラムマシンTR-909やベースシンセサイザーTB-303を再現したTR-09、TB-03、伝説のボコーダーVP-330を再現したVP-03をリリースし、いずれも市場から高い評価を得ております。

これらの同社のヴィンテージ名機をコンパクトに再現したものたちはRoland Boutique シリーズと呼ばれており、今回のTR-08もその独自技術を使用し開発された珠玉の1台。

もちろん、ただの復刻ではなくこの新世代の808にはオリジナルにはない、いくつかの新機軸を搭載しています。シーケンサーには、各ステップごとにサブステップを装備。裏拍を用いた細かな作り込みができるようになったことで、スネアやハイハットのロールのバリエーションや表現が広がります。新搭載のトラック選択可能なトリガー出力は、TB-03やSH-01A、モジュラーシンセとのシンクを実現。7セグLEDにより、テンポ、シャッフルの細かい設定も可能です。さらに、モードの変更なくリアルタイムにステップをプログラムできます。もちろん、すべてのパラメーターはMIDIで送受信することができ、内蔵しているUSBオーディオ/MIDIインターフェース機能により、現代の様々なプロダクションへ容易に統合することが可能です。


外観チェック

メーカー 品番 本体販売価格(税抜) ご購入URL
Roland TR-08 46,000!円 こちら

いやぁ、発表からずっと触りたかったぁぁ!!

Roland Boutique TR-08!!

メーカーさんのご好意で数時間だけですが、発売前の実機をお借りできちゃいました♪

担当はこの仕事に就いて本当に良かったなぁと改めて思いました。

筐体のサイズは今までのBoutiqueたち同様コンパクトです!

昨年発売され大人気のドッグ付きモデルTB-03、TR-09本体の重量自体がそれぞれ940g/980gですが、今回のTR-08は1300gとややガッシリ!

とは言っても運搬は楽々。


しっかりとした筐体とカラーリングやボタン配置含めレトロな808の風合いは余すとこなく再現されております。

もちろんBoutiqueの売りの1つである電池駆動も可能!!

本体スピーカーも付いております♪


もはや美しくすらあります…。

はぁぁ、素敵。


MIDI in/outに加え、正面にTrigger OUTを装備。

トリガーパルスが出力、しかもステップやトラックを選択可能で外部機器と連動できます!

これは元機にはなかった新機能ですね!

USB端子も新たに搭載、ここから電源供給をしたり、PC/Macと接続してオーディオ/MIDI信号やファームアップデータをやりとり可能です。

さらにUSBとDAWを連動させた時に、各トラックのパラアウトが可能です!

これもトラックメイカーの方には嬉しい機能ですね!

反面、元機にあったアナログのパラアウト端子は無くなっております。

が、実はL/Rのみのシンプルなパラアウト出力は可能なのです!

その方法は後ほどご紹介したいと思います!

サウンドチェック

公式の動画がコチラ!

もうこのサウンドのまんまの音が出ます!!

まさにTR-808の“あの”サウンドです!すごいぞACB技術!!

動画よりも是非生で聴いて頂きたい!惚れること間違いなしですよ…

そして電池でもサウンド劣化無し!!

電池でこの音はほんと凄い。やばい。


各セクション解説

各セクションをざっくり解説するとこんな感じ。

元機をご存知の方には、かなり分かりやすいレイアウトになっております。

なんだこれ!元機知らないし、全然わかんないぞ!

という方、ご安心ください。

TR-808がなぜ大ヒットを記録したか、それはその独創的なサウンドと革新的な機能はもちろんですが、なにより「誰でも簡単に扱える」という要因もあるのです!

早速、TR-08の実機を使った簡易的な打ち込みの手順をご紹介していきます♪

打ち込み

打ち込みを始める為に、まずバンクを選択しましょう。

事前にパターンが入っている場合はモードスイッチを“PATTERN CLEAR”に合わせ、次にその下にある赤色のスイッチを一度押し、パターンを消去しておきましょう。(BANKの9以降は工場出荷時は空っぽなので、そこを選択して一から作っても良いと思います。)

次にモード・スイッチを1st PARTに合わせ、セレクト・スイッチで楽器を選択し再生ボタンを押します。

シーケンサーがスタートしたら下の1~16のいずれかを押し、ビートを製作していきます。(ステップ・レコーディング)

再生中に右下のTAPボタンを押せば、選択した楽器をリアルタイムに入力していくこともできます。(タップ・ライト)

セレクト・スイッチを「AC」に合わせて打ち込めば、そのステップにアクセント(音の強調)を入れることが出来ます。

新機能サブステップ(裏打ち)

元機には無かった魅力的な機能の一つがこの各ステップごとに設けられたサブステップ機能(裏打ち)。

“MENU/SUB STEP”ボタンを押しながら1~16のボタンを押すことでサブステップを入れることができます。

ハイハットの“ッチッチ”と言ったような裏打ちフレーズはもちろん、動画のような特定のステップのみ音が連続したフレーズも作成可能。

トラップ系のビートメイクも簡単にクリエイト出来ちゃいそうです!!

パラメーター変更でリズムに色を付けよう!

こんな感じで、各インストパートのピッチやパンなども変更が可能です。

MENUボタンを押す→FINE/VALUEつまみで変更したいパラメーターを選択→1~16のボタンで変更したいインストを選択→FINE/VALUEつまみで数値を変更

といった手順です。

コンプレッサー、ゲイン、ピッチ、ディケイ、パンの調節、はたまたバスドラのタイプを2種類から切り替えるなど、様々なパラメーターを変更できるのですが、コンプはBD,SDのみ、ピッチはBD,RS,CP,CB,.OH,CHの6つ、と言った具合に選択したパラメーターによって変更できるインストは違うとのこと。

ここも色々駆使することで、人とは違うビートメイキングが可能になりますね!

余談ですがピコ太郎さんは、音楽番組「関ジャム 完全燃SHOW」でカウベルの音のピッチを少し上げていると仰ってましたね~。

2nd Partの入力でより変化のある演奏を!

1stパートで16ステップの入力が出来たら、次は2nd Partでステップ数を拡張してみましょう!

モード・スイッチを2nd PARTに合わせます。

合わせた時点では2nd PARTは0小節(つまり打ち込めない)の状態に設定されているので、次にスイッチしたの赤色のボタンを押しながら1~16のいずれかを押して2nd PARTの入力したいステップ数を決めましょう。

この動画では16を押したので、2nd PARTも1st PART同様16ステップ打ち込んでおります。(計32ステップ)

あとは1st PART同様、セレクト・スイッチでインストを選択、打ち込みを繰り返していけばOKです。

BASIC VARIATIONで演奏パターンを切り替え

BASIC VARIATIONスイッチでA/Bを切り替え可能。

スイッチの位置がAのときにはAのパターンが、BのときにはBのパターンが、真ん中のABのときにはAとBが交互に演奏されます。

Aで1st,2nd PARTのパターンを作り込めば32ステップ、Bでも同様にシーケンスを制作すればさらに32ステップ、合わせて64ステップのリズムシーケンスを鳴らすことが出来ます。

Pre Scaleスイッチでステップ音の長さを変更

Pre Scaleスイッチでステップの音の長さを4種類から切り替え可能です。

1~4各スイッチの音の長さは下記の通り。

1:8分3連符 2:16分音符 3:16分3連符 4:32分音符

任意の位置にスイッチを合わせモード・スイッチしたの赤色のボタンを長押しすると反映されます。

フィルの活用

メジャー・セレクターの設定位置で、2,4,8,16の任意の小節に自動でフィルを入れることが出来ます。

また、MANUALモードに合わせておけば自動でフィルは入りません。

フィルとはあまり関係ありませんが、この動画の後半にある通り特定のボタンを押しながら別のボタンを押せば(例えば1を押しながら4を押す等)、その間のパターンを順繰りに鳴らしてくれますヨ。

フィルのパターンは13-16の4つから選択可能です。

ステレオ端子からパラアウトが出来るんです!

元機のTR-808には各インストのパラレル出力が搭載されておりました。

残念ながらこのTR-08にはその出力は搭載されておりませんが、簡易的なパラレルアウトなら可能となっております。


ピッチなどを変えた手順でMENUボタンから

という項目にカーソルを合わせたのち、2~12のボタン(各インスト)を押して設定するとL/Rに分けて出力することが出来ます。

ボタンを“点滅”させたインストのサウンドが右チャンネルから

ボタンを“点灯”させたインストのサウンドが左チャンネルから

それぞれパラ・アウトされます。

(事前に各インストにパンを振っていても、このパラアウトモードを使用すると無効になります)

スネアだけにリバーブを掛けたい!

という方にはこの手法で対応出来そうです。

また、今回はドライバが用意されていなかったので確認できませんでしたが、USBで接続すればDAW上では各インストのパラ・アウトが可能のようです。

これはAIRAシリーズのTR-8やBoutiqueシリーズの兄弟機種TR-09と同様ですね!



っと、まだまだ色々な機能がありますが今日は一旦ここまで。

続きはぜひお店で!お客様の目と耳と手でご体感ください!

現在当店にて在庫、展示ともご用意しております☆

気にして頂いている方は是非、当店もしくは私・立浦(たてうら)までご連絡下さい―♪

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この記事の投稿スタッフ

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投稿者 立浦
プロフィール 高校1年からエレキギターをはじめ、大学卒業まで月のアルバイト代の殆どをバンド活動、それに伴う機材に費やしてきた人柱。これまでに買ったギターやベースなどの竿ものは15本以上、エフェクターに関しては30台を超えてからは数えていません…その他にもシンセ、アンプ、DTMソフトetc...一体いくら使ったのか、分かりません。でも、でもね!自分で買ってきたからこそ、商品の使い方はもちろん、良いところも悪いところもなんでもご提案出来る自信がありますよ!当店ではそんな経験を生かしてアンプ、エフェクター、シンセサイザー、PA、DTM、DJなど、幅広く担当しております。貴方にピッタリな楽器、是非一緒に探させてください!

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