【初心者向け】はじめてのシンセサイザー/キーボード購入ガイド(2019年10月版)

川崎ルフロン店

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2016年09月15日

*川崎ルフロン店シンセサイザー担当によるはじめてのシンセ・キーボード購入ガイド【2019年6月版】 こんにちは。デジタル楽器担当の澤です。正直な話、私も始める前は難しい・・・と思っていたシンセサイザー。シンセサイザーというと、難しそう、何を基準に選んで良いか分からない?という方が多いと思います。]] […]

川崎ルフロン店シンセサイザー担当によるはじめてのシンセ・キーボード購入ガイド【2019年6月版】

こんにちは。デジタル楽器担当の澤です。正直な話、私も始める前は難しい・・・と思っていたシンセサイザー。シンセサイザーというと、難しそう、何を基準に選んで良いか分からない?という方が多いと思います。
私自身もまだまだ初心者の域を出ないかもしれませんが、そういった目線も踏まえて、ここでは初心者の方に向けて、シンセサイザー購入時のポイントを出来る限り、分かりやすく解説したいと思います。

キーボード購入時にこだわりたい4つのポイント

(以下、シンセサイザーとキーボードの違いは下の項目で説明します。)

1)用途(何をやりたいのか?)
2)どんな音楽をやりたいのか?どんな音を出したいのか?
3)身のまわりの環境は?
4)予算

先に記載しますが、シンセサイザーもほかの楽器と同様、お店で体感しないと分からないことが多いです。川崎まで、足を運べる方はお気軽に当店までご相談にいらしてください。
さて店頭では多くの方が、まず「予算」を最重視して、シンセサイザー選びをされるように思いますが、あえて、それを4つめにしました。理由は、ギターなどと違いシンセサイザーは一般的にせいぜい持って2,3台といったところです。それならまずは予算は置いておいて、個性を最大限に発揮できるシンセサイザーを選んで欲しいと思い、それを4つめにしました。特に、バンドをやってみると、ギターなど他の楽器に音が埋もれる、コピーしたい音色が出せない、そんな悩みを持つことが多いです。ここではそうならないためのコツを一部、紹介します。

個性を最大限に発揮する!シンセサイザー選び4つのポイントを解説

1)用途(何をやりたいのか?)

今では、多くのシンセサイザーがライヴ・バンド向きのものですが、中には、作曲まで一台で完結できるようなものもあります。ライヴで使うなら、シンプルで使いやすいことがまず第一。曲作りなども行いたいのなら、シーケンサーというレコーディング機能の有無、同時発音数と呼ばれる同時に出せる音の数、音源構成(何音色同時にならせるか?)なども確認しておくと良いでしょう。

2)どんな音楽をやりたいのか?どんな音を出したいのか?

一般的なバンドサウンドの場合は、ピアノ、オルガン、ストリングスといったベーシックな音色中心になると思います。そこで、注意したいのは鍵盤です。一般的には61鍵盤がオーソドックスですが、スプリット(複数の音を同時に使う)を多用する、バラードなどピアノ中心の演奏という場合は、鍵盤数が多めのものを検討した方が良いかもしれません。
また、最近では、例えるならサカナクションなどのようにバンドのなかにピコピコ音やエレクトロサウンドを取り入れたいという方も多くいます。そのような場合は、思い切ってファーストシンセでアナログ系のシンセを選んでしまうのもありですが、そこまでいかなくても、操作ノブやアルペジエーターという機能などを確認しておくと良いでしょう。

3)身のまわりの環境は?

バンドで使う場合は、車で移動するのか?それとも電車で移動するのか?長い鍵盤を検討している場合は、そもそも家に置く場所はあるのか?(以前、原付で25Kgの88鍵盤を持ち運ぼうとしていた人がいたので、止めました。)「家でしか使わないよ」という人は基本的に重量などはあまり気にしなくて良いですが、バンドで使う場合、重量は重要な要素になります。基本的に長い鍵盤ほど重いことと、重量は鍵盤と筐体の強度によって変わります。

4)予算

こればっかりは・・・人それぞれだと思いますが、予算オーバーの場合は分割払いなどもご相談いただけます。(ご利用は計画的に!)

シンセサイザー・キーボード検討のための知識

そもそもシンセサイザーとキーボードの違いは?

こういうと、ベテランの方に怒られそうですが、今では、ほぼ同じ意味で使われると考えて良いと思います。しいて言うと、キーボードはピアノなどを含む鍵盤楽器の総称。シンセサイザーは音を作るという要素を持った鍵盤楽器のことぐらいで良いでしょう。

低価格のポータブルキーボードでライヴ演奏できるか?

音が出る出ないで言えば出ます。しかし、ライヴは戦場であり、劇場です。そもそもシンセサイザーとポータブルキーボードはエンジンが異なるので馬力が違います。ギターやドラムの音色に負けない存在感を放つ、あるいは、人を感動させる情緒あふれる演奏をしたいということであれば、間違いなくシンセサイザーを使うべきです。

シンセサイザー・キーボードの種類

1)シンセサイザー&ワークステーション

一般的なシンセサイザーでピアノなどアコースティック音色からエレクトリックなシンセサウンドまで多数の音色が即演奏できるようにプリセットされているのが特徴。ワークステーションでは、レコーダー、シーケンサー、サンプラーなど多彩な機能を持ち、作曲までを完結します。そこはパソコンでという方も多いですが、最近ではパソコンとの連携まで考えた今ならではのワークステーションシンセサイザーも登場し、人気です。

【当店展示機種】Roland JUNO-DS61/88、Roland FA-06/07/08、KORG KROSS2-61SC、KRONOS2、YAMAHA Montage6

Roland【当店人気機種】

FA-06

FA06

豊富な引き出しを持つ万能シンセサイザー。自身の成長に合わせて長く使える一台です。

Live演奏に加え、作曲(DTM)でも大活躍するFAシリーズ。Live時での直感的な音色切り替えを含む制御がとにかくし易く、同時に音色のふり幅が広い事で、周りとの楽器との音色に関する相性を含む音作りがし易い、また可能な範囲が広いのが特徴です。作曲(DTM)ではコントローラとしても利用でき、同時に今の世の中で流れている音楽においても使える音色がとにかく多いです。ハード音源としての存在価値を未だに維持してくれているのがRolad音源といってもいいかもしれませんね。

メーカー 型名 税込販売価格 展示状況
ローランド FA-06 ¥129,800

YAMAHA【当店人気機種】

MODX7

YAMAHA MODX展示販売中

YAMAHAフラッグシップシンセサイザー、Montageシリーズを継承するMODXシリーズ。これもRoland社のFAシリーズ同様、Liveでも作曲(DTM)でも使えるシンセサイザーです。音色の好みは人それぞれですが、YAMAHAが作る音色はこれまた絶品です。優しくもあり鋭さもある。同時にこのMODXの機能として、SUPER KNOBが特徴的であり、Motion SequenceはMODXの膨大なパラメーターひとつひとつに割り当てる事ができるコントローラー機能で、あらかじめ作成したシーケンスによって各パラメーターを操作し、音色を変化させることができます。これにより、より創造的な音楽を生み出すことができる唯一無二のシンセサイザーです。

メーカー 型名 税込販売価格 展示状況
ヤマハ MODX-7 ¥163,350

KORG【当店人気機種】

KROME EX 73

KORG KROME展示販売中

こちらもLive演奏、作曲(DTM)において大活躍するシンセサイザーの一つですが、今回、新しく【EX】としてKROMEは生まれ変わりました。それは、FUTURE BASICSを追求、進化しこれからの定番シンセとしての決意が見られます。それはどういうことかというと、『今、使える音』を追求したということであります。いつの時代も色褪せる事のないKORGの歴史ある定番シンセ音色に加え、EDMを中心とする現在のミュージックシーンにも対応した【KROME EX】これからのトップランナーになり得るワークステーションシンセサイザーです。

メーカー 型名 税込販売価格 展示状況
コルグ KROME EX-61 ¥116,640
コルグ KROME EX-73 ¥118,800

2)バーチャルアナログ&ピュアアナログシンセサイザー

シンセサイザーの本来の目的である。“音を作る”ことに主眼を置いたシンセサイザー。クラブ・ダンスミュージックで必須のピコピコ音や攻撃的なシンセサウンドはこれでないと出ない音が多いです。KORGのVolcaシリーズ、RolandのAIRAシリーズなど、近年のEDM(エレクトロニックダンスミュージック)ブームも影響し、ガジェット系(鍵盤を持たないおもちゃ感覚のシンセサイザー)アイテムを中心に注目度が高まっております。

【当店展示機種】Roland GAIA SH-01、Roland SYSTEM-1、Roland JD-Xi、Roland JD-XA、Roland AIRAシリーズ、Roland Boutiqueシリーズ、Teenage Engineering POシリーズ、

Roland【当店人気機種】

GAIA

GAIA

初心者向けの当ページのコンセプトからいえば、音作りを最初に体験するには今も最適な一台。当店で定期的に音作り講座を開催しています。

3)ステージピアノ

その名の通り、ステージに持ち出せるボックスになっていないピアノです。全機種ハンマーアクションのピアノ鍵盤を採用しています。ピアノのほか、エレピなど、ジャズなどのセッションで重宝する音色が充実しています。最近注目を集めるpia-no-jacも使用しているRDシリーズがプロの定番モデルです。

【当店展示機種】Roland RDシリーズ、Roland FPシリーズ、Roland FA-08、Studiologic 

Roland【当店人気機種】

RD-2000

Roland RD2000展示販売中

鍵盤には木製ハイブリッド鍵盤、音源にはRoland最高峰のモデリング音源と非常に豪華な仕様となっております。

注目ポイント

内蔵音色

単純にたくさんの音色を使いたいということなら、満遍なく音色がプリセットされている上記1)番を選ぶのが無難です。1)では基本的にPCMと呼ばれる録音サンプルをもとに音色が出来ていますが、上位機種ほど元の楽器の音を忠実に再現できる。波形容量(録音サンプル)が多いと考えて良いです。(JUPITERシリーズのように違う技術を搭載したモデルもあります。)また、音作りの自由度も注目ポイントです。1)の低価格帯は選んで演奏するというところがメインですが、上位グレードほど、コピー楽曲に近い音で演奏したいというときに音作りがしやすいということが多いです。

2)はシンセ音つまり、クラブ・ダンスミュージックで存在感を放つ音色をリアルタイムで変化させていくことに優れます。セッションプレイに憧れる方やピアノ中心という方は4)や5)をファーストシンセとしても良いかもしれません。

鍵盤数・タッチ

鍵盤は大まかに、ハンマーアクション(ピアノタッチ)の鍵盤、おもり付き鍵盤、一般的なシンセ鍵盤の3種類に分かれ、前者ほど、弾き応えのある鍵盤です。鍵盤の種類が重量と鍵盤タッチに大きく影響し、弾き応えのある鍵盤ほど重量は重くなります。必ずしも重ければ良いかというとそういうわけでもなく、そこはスタイルによって分かれます。ピアノの繊細な表現力を再現するならハンマーアクションが当然良いですが、オルガンなどでのグリッサンド奏法などのように、ハンマーアクションではないほうが弾きやすいこともあります。同じタイプの鍵盤でも、機種ごとにタッチに差がありますので、そこは店頭でご確認することをオススメします。

機能性

いわゆるシーケンサーやレコーダーを搭載したワークステーションシンセサイザーでは、それ一台で楽曲制作をすることも可能ですし、バックトラックを流しながら演奏するなど様々な楽しみ方ができると言えます。ただし、製品によっては難易度が高かったり、起動に時間がかかる機種もあります。ライヴで使う場合は、音色呼び出しがスピーディーな機種であることが一番重要な要素になるでしょう。それ以外にも、リアルタイムで音色を変化させたい場合は、どういった操作子がついているのか?パソコンと組み合わせて作曲などに使いたいという場合は、音源構成や同時発音数がどうなっているか?といった点も確認すると良いです。(このあたりは難しいので、是非、お店で質問してください。)

メーカー 型名 税込販売価格 展示状況
ローランド RD-2000 ¥253,000

YAMAHA【当店人気機種】

CP88

YAMAHA CP88展示販売中

メーカー 型名 税込販売価格 展示状況
ヤマハ CP88 ¥267,300

KORG【当店人気機種】

GrandStage GS1-88

KORG GrandStageGS1-88 展示販売中

メーカー 型名 税込販売価格 展示状況
コルグ GS1-88 ¥253,000 ×

川崎ルフロン店なら必ず、お気に入りの機種が見つかります!

シンセサイザーを選ぶ際に、注目すべきポイントをまとめてきましたが、残念ながら、全ての機種の違いをこちらで説明することは出来ません。あなたにあったピッタリなシンセサイザーを見つけるには・・・「川崎ルフロン店に来ること!」と言えるようにスタッフ一同、日々精進しております。はじめてのシンセ選びでお悩みの方は、お気軽に当店まで、ご相談にいらしてください!

関連情報

県内最大級の品揃え!当店のシンセサイザー・キーボードの展示ラインナップに関する情報

synthdisplay

川崎ルフロン店の特徴

川崎ルフロン店シンセコーナーのモットーは「楽しい」「学べる」「情熱ある対応」

川崎ルフロン店では、初心者の方も親しみやすく、楽しめる売り場を目指しています!音作りや楽曲制作に精通した専門スタッフが、皆様の質問や悩みに対し、情熱を持って対応させていただきます。質問、疑問がある方は下記担当スタッフまでお気軽にお問い合わせください。

川崎ルフロン店シンセサイザー・キーボードコーナーの特徴

1.県内髄一の在庫展示量!いろいろなメーカーが比較できる!

神奈川県随一!シンセサイザー選ぶなら島村楽器川崎ルフロン店へ

神奈川県随一!シンセサイザー選ぶなら島村楽器川崎ルフロン店へステージピアノも各社取り揃えております!島村楽器川崎ルフロン店

島村楽器川崎ルフロン店では、ヤマハ・ローランド・コルグといった、シンセサイザーの主要モデルを各種取り揃ております。各ジャンルをメーカーごとに比較していただけるように、全機種お試しいただけます。

2.Rolandが直接運営するPlanetを併設!ローランド社員スタッフによる万全のサポート!

3.音作りセミナーをはじめ、イベント・企画を多数ご用意!

Rorand FAシリーズマンツーマンセミナー毎月開催!島村楽器川崎ルフロン店

島村楽器川崎ルフロン店では、ご購入いただいた方へのサポートを兼ねて、セミナーやイベントを多数実施しております。

専門スタッフによる万全のサポート!全国16店舗で展開するRoland Planet併設店です!

Planet

当店は全国16店舗で展開するRolandが直接運営するオフィシャルショップRoland Planet併設店です。
店内では全てのRoland商品を常時、音を出してお試しいただくことができます。
また、開発者から直接トレーニングを受けたメーカースタッフが常駐しており、豊富な知識と経験でお客様の音楽ライフをサポートしております。
単に商品をご案内するだけではなく、「演奏」「楽曲制作」「趣味」などお客様ひとりひとりの目的に向かい、音楽を楽しんでいただくまでをサポートすることをRoland Planetはお約束いたします。

この記事の問い合わせ先

商品に関して、ご不明点などございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

お客様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております!

店名 TEL 営業時間 担当
川崎ルフロン店 044-221-5261 10:00〜21:00 澤、野口(Rolandスタッフ)

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