【STCセミナー】知らなかった新しいバーナム活用法 セミナーレポート

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2015年11月11日

STCセミナー「バーナムのテクニックをブルクミュラーに活かそう!」が終了しました!

2015年10月15日(木)、島村楽器札幌クラシック店ラウンジにて、木幡律子先生によるセミナー「バーナムのテクニックをブルクミュラーに活かそう!~知らなかった新しいバーナム活用法」講座を開催いたしました!

今では、なんと9割の先生がレッスンに使用しているといわれる「バーナム」シリーズ。日頃から使っていて十分に知っているはずのテキストでしたが、今回の講座では、まさにテーマどおり知らなかった!新しい発見がたくさんあり、受講された先生たちからも「来て良かった!」「レッスンですぐに使えそう」と大変ご好評をいただきました。とても充実した内容だったのでできることなら全てご紹介したいところなのですが、書ききれないので一部だけ紹介させていただきます。

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まず講座のはじめに、バーナムを使用する上で一番多く寄せられる疑問について解説してくださいました。

Q1.「どれくらい仕上がったら◎にして良いのか」
A1.「タイトルのイメージと弾き方が結びついたら」

バーナムは譜読みが簡単で曲も短いので、音を拾うだけならすぐできてしまいますよね。バーナムで大切なのは、タイトルの動作からイメージすることで得られる、いろんな種類の音色やそれを引き出す自然なフォームやを勉強すること。メトロノーム通りにしっかり弾けるようになるよりも、感覚がつかめたら◎をあげてください。

Q2.「ハノンとの併用はどのタイミングから?」
A2.「小学校高学年~中学生からで良いのでは?」

ハノンは指の筋力をつけるためのもの。バーナムで得られるテクニックは、小さいうちにしか身につきません。どちらかを選ばなければいけないなら、筋力は小学校高学年からでもじゅうぶん身につきますので、バーナムを優先させてあげてください。

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セミナー中盤からは、いよいよブルクミュラーの解説に。
「バーナムのテクニックをブルクミュラーに活かそう!」
ということで、ブルクミュラー25の練習曲の中からなんと、たっぷり10曲をじっくり丁寧に解説してくださいました。受講者全員に配られた「レッスンに役立つ!バーナムピアノテクニック活用資料」には、今回解説された全ての曲の解説楽譜が同封されており、この曲のこの部分が弾きにくければバーナム何巻のこの曲を練習すると良い!というアドバイスが細かく記載されていて、レッスンにすぐ活用できそうな内容でした。

バーナムは、ピアノを弾く上で必要なテクニックひとつひとつを取り出してわかりやすく練習できるようにした教材です。ブルクミュラーだけでなく、曲の中で「あら?弾きにくそうにしている?」という箇所が出てきたら、「バーナムのあそこの部分が役立ちそう!」という感じで取り出して、その場でちょっとだけ練習させて感覚をつかませ、また曲にもどって弾かせると、ずっと弾きやすくなった!ということがたくさんあるようなので、ぜひ活用してみて下さい。この方法は、一通りバーナムを終了した学生さんや大人の方にも使えますね♪

また、自分自身もバーナムの楽譜を開くとき、この練習曲はどんなテクニックを勉強するためのものなのか?ということを意識し、実際の曲の中で活用するというイメージを持つことも大切だということがわかりました。

今回のセミナーも新しい発見がたくさんありました!次回は来年の3月頃を予定しております。決まり次第またお知らせさせていただきます。ぜひ皆様のご参加をお待ちいたしております!

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島村楽器フィール旭川店 0166-26-1911 村田

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